ナラタージュのレビュー・感想・評価
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切ないラブストーリー…❣️
最初から最後まで、もの静かな語り合いの中で、物語が展開していくのに、泉、葉山先生、小野君のあまりにも切ない感情が、原作以上に伝わってきました。
思っている人には、思われず、その気持ちを昇華させる為に、他の人と付き合い、そして結局、相手を傷つけて、自分も傷つく恋愛…。なんか、切ないですね。
それぞれの思いが、あまりにリアルに自分にも感じ取れたのは、なぜかな…(笑)
映像もセピア色した感じがとても綺麗で、一つ一つの場面に感情移入でき、行定勲監督の映像美に魅了されました。
有村架純さんは、今、ひよっこロスで話題ですが、これまでのイメージから大人の女優としてのステップを確実に上がった作品になったと思います。
役者がいい。
ただの先生を好きになる恋愛映画じゃない
静かに、静かに、心に沁みる映画
好き!
好みが分かれると、色々なレビューを見て感じていながら挑戦してみました。
結果から言うと、わたしは観て良かったです。
潔癖な恋愛が好きな人には、到底理解出来ない人物しか出てないと思います。正しい事は分かっているのに、それが出来ない現実を泣きながら恋してるという。愛ではなく恋だなーとは感じました。好きはあるけど、みんな押し付けがましく、唯一松潤だけはそっと包み込む優しさがありました。
色々なサイトのレビューに飛び交っている、松潤の狡さは、わたしには優しくずるく未練でいっぱいと映りました。
こういう時どうしても松潤を責めがちですが、松潤もかすみちゃんも坂口くんも、現実にはありがち!!あるある!誰も悪くないし、人間の弱さと優しさと未練と未来をさらっと見せて貰えました。
泣きはしませんし、壊れるくらいの好きは伝わりませんでしたが。互いに静かにしっかり好きだったんだなと切なくなり、最後はすっきりしました。
ただ、携帯チェックや変質者から追われるのは、リアル過ぎて要らなかったかな。違和感が凄かったです。
静かに話は進むが、熱がこもっている内容
葉山先生のことが好きだったが、想いを伝えずに卒業した工藤。
久しぶりに先生から連絡を受け再会し、昔の想いがよみがえってきた。
しかし、葉山先生の現状を知り、2人は離れる。
工藤は、小野という共通の趣味で知り合った人と付き合うことになるが、先生の想いが忘れられず、先生のもとに戻る。
そして7、2人はそれぞれの想いを伝えるが、結局離れてしまうという内容だった。
原作を読んでいるので、大体の流れは知っていた。
原作に比べるとだいぶカットしていたが、それでも良い作品だと思った。
離れていてもお互いのことを想い、頭から離れないのは本当のに好きなんだと思いました。
小野君は、自分に自信がないのだと思いました。
だから、自分が愛されているのかをすごく気にしてしまう。
誰でも持っている自信のなさがよく出ている人物なんだと思いました。
原作では、面白い終わり方だったのに映画にはなく残念でした。
行定監督らしい未練タラタラ系映画
この映画は行定監督の俳優選定なのか?既に役者ありきの監督引き受けなのか?
俳優の組み合わせに疑問。
松本潤を使いたければ、もう少し幼い感じの元生徒役を用意すべきだと思うし、有村架純を使いたければもう少し大人の先生を用意したい。
有村架純の方が大人に感じる。
松本潤と有村架純を組み合わせたければ、脚本を若者向けにしたい所。明るい様な。
しかし、この映画にはそれが無い。20代から上のカップルが観る様な大人しめ内容。
2人の新たな魅力を引き出す為のチャレンジと言われればそれまでだが、チャレンジは成功とは言い難い。
また、恋愛映画なのだが長いよね。
ストーリーの方向性が分かってしまうよね。
かなり前から。
行定監督らしいんですけどね。
恋愛表現のベタさ加減も監督らしい未練タラタラ系。
いきなりテーマが難病や死んでしまうとかでは無く純粋に少し大人の恋愛映画を観たい人にはどうぞ。
いい映画だった
昨年劇場へは行けず、今日からレンタル開始になりやっと観た。コミック原作の恋愛映画が続くなか、久しぶりに本格的な恋愛映画だった。
まず有村架純の演技がうまかった。表情と口調ではっきり気持ちが伝わる。松本潤は違う役者に見えた。いい意味で松本潤に見えなかった。小説が原作の映画はやっぱり見ごたえが違う。とても面白かった。作品の中で、初めて葉山先生と話す泉がもうすでに不機嫌で少し挑発的で、そうなると葉山先生は完全に大人で教師で、泉が笑っているときは男の自分を少し出してくる。目があった、私にだけ話してくれた、落ち込んだときに連絡をくれた。好きな人からされるそんなことが、とても大切だったあの頃を強く思い出した作品だった。
人生ワースト3に入る映画。
感情移入できませんでした
すみません、いい歳をして真面目にこの映画を見てしまいました。楽しめた方もいらっしゃるようですので、一参考意見としてお読みください。
行定勲監督の叙情派映像に浸り切ろうと思いまして、長時間フライトの機上で拝見しました。なんなら人目をはばからず泣いてやろうかなと、ハンケチを用意して準備万端、泣く気満々で拝見したですよ。
しかし。
これは一言で言いますと、はっきりしない男女がモジモジした恋愛を繰り返すというだけのお話でした。
原作の小説はすばらしいんでしょうか? 読んでないのでわかりませんが、すみません、ぼくは多分読まないとおもいます。
泣くどころか、映画に何の深さも無いですし、映像も役者の演技も叙情的でもなんでもなく、共感も感情移入もできず。かつ、見終わってスカッともしません。
主人公のマツジュンさん、確かにいい顔してると思うんですが、この男のどこにヒロインの有村架純さんが惚れたのか、結局最後まで分からず仕舞いでした。これはきっとこの人に魅力が無い、ということなのでしょう。
ヒロインも、なんか終始ウジウジしているばかりでした。ちょっとくらいかわいいと思ってウジウジ周りを振り回しやがって。もう一人の男の子(劇中で小野くんと言われてました)がかわいそうじゃん。
唯一、小野君のご実家のシーンがほっこりしててよかったですかね。でも、見所を強いて挙げるとしてもそのくらい。
長い映画でしたね。
長時間フライト中とはいえ、時間の無駄でした。途中で飽きて、機内販売呼んだりしちゃいました。
次回作に期待します。
苦しいラブストーリー
複雑な感情と余韻
今までわかりやすく答えを教えてくれるような映画しか観て来なかった私には、衝撃的な映画でした。全ての登場人物に共感できる部分があり切なくなると同時に、共感できない部分にこそ自分にもそのような一面があるのを認識させられたような気もして、一言では言い表せない複雑な感情に陥りました。余韻がすごいとは聞いていましたが、まさかこれほどとは。溢れ出た感情をゆっくり整理し、自分なりにこの映画から受け取ったものを心の中にしまっておいて、この先ずっとときどき思い返すことになりそうです。
行定勲監督ならではの美しい映像を堪能できるのはもちろん、松本潤、有村架純、坂口健太郎の演技がそれぞれとてもすばらしい。特に、様々なことに苦悩する葉山先生を演じた松本潤には深く引き込まれるものがありました。
こんなことは初めてですが、公開終了までにもう一度観に行けたらと思うほどに、心に刺さった映画です。
恋愛は甘くキラキラしてるものだけではない
派手な音楽や大げさな演出だけが映画の楽しみではないということを、教...
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