ナラタージュのレビュー・感想・評価
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切ないなぁ
彼女の思い出が軸に進む、ゆっくりとした恋愛映画でした。
有村さんの表情がとてもよくて、切ない。
そこにはいり込めて、決して長くは感じませんでした。
でも、見終わって モヤッとしたけど、時計の針のようにみんな進んでくのね。
素敵な映画でした。
少し勿体ない気が…
原作未読で観ました。有村架純さんは魅力を発揮できる役だと思いましたが、松潤くんはどうかな、全くオーラを消していて、そういう役なのかもしれないけれど勿体ない気がしました。先生としても、役者としても、魅力がぼやけてしまう…。
フランス映画っぽく情景や心情も美しかったですが、いろいろなところに無理があり、え?この展開はなぜ?というシーンも多々。どの主人公にも感情移入出来ないわがままさがあり、やはり勿体ない。
でも、美しいだけじゃないリアルがあり、面白かったです!
きっとこんなもんじゃないんだろうなと、原作を読んでみようと強く思いました。
映画にするのがとても難しい作品だったのではないでしょうか
不倫と知りつつ葉山先生への思いを断ち切れない主人公・泉を有村架純が熱演。体当たりの演技も素晴らしかった。ただ内向的な役柄が似通っているせいか、どこかNHK「ひよっこ」の時のイメージと重なって見えたのは私の僻目かな?今後が期待出来る女優さんであることは間違いないので、もっと色々な役どころにチャレンジして頂ければと思いました。松本潤(葉山先生)も性格俳優が案外向いているかも知れませんね。TVで見るイメージと全く違う面を見せてくれました。原作未読ですが、ストーリーはとても内面的で情緒的。登場人物が優しい人ばかりで、結局誰も自分の思いを遂げられそうでそうならない...ある意味、とても日本的なもどかしさに満ち満ちた作品でありました。
空間を味わう映画
素敵な作品でした。
でも、中々こういう映画が減っているような気がしました。タイトルでも書きましたが、空間を味わえる映画です。切ないシーンの空間は、本当に心に訴えかけてくるので、本当に胸が苦しかったです。
松本潤さんは好きでも嫌いでもないので特にあれですが、有村架純さんは本当に素晴らしい女優さんです。泉の表情が本当に1つ1つ丁寧に作られているのだなと、それだけで感極まりました。
でもやっぱり、一番良かったのは小野役の坂口健太郎の演技です。モテモテのイケメン役より、こういう、内に何かを秘めた役をどんどん演じてもらいたいです。
劇中のピアノ、主題歌も良いですね。
全体を通して、静かな映画なので寝不足で観にいくのはオススメしません。
予想外
キラキラした恋愛ものではないことは最初からわかっていたのですが
発表からメディアでの煽りんど過激なタイトルをつけすぎててどうなるのかと思っていたら
こんなに深く考えさせられ心にズシンと観る回数を重ねるに連れて思えてくる味のある映画に仕上がってるとは嬉しい誤算でした
そういう印象操作に囚われずに 一度、そして再びと観る度に響くものがある今時あまりお目にかかれない映画だと思います!!
好きじゃない。
何が言いたいのかわからない。
長すぎる。全てにおいてダラダラと描きすぎ。
こういうのが好きな人もいるのかもしれないけど、私には理解ができませんでした。
キャスティングも少し違うかなと思ってしまいました。
恋愛映画というのはこういうものなんだと思っても、やはり展開がゆるすぎて少なくとも私は面白いとは思えませんでした。
予告編を見たときに期待したほどのドロドロ感もなかったし、何をテーマにしているのか本当にわかりませんでした。
静かで切ない
大きな盛り上がりは少ない映画でしたが、終始切なく静かな雰囲気で後半にはすーっと涙がでました。
エンドロールで流れる主題歌が映画と合っていて余韻に浸れてとても良かったです。
原作を読んでからの鑑賞だったのですが、葉山先生役に松本潤さんは何か違う気がするな〜と勝手に思い込んでいたのですが、観てみると原作の葉山先生を忠実に再現出来ていてとても良い演技だったと思います。
私は好きです
好きな人
と
必要な人
いつも一緒なら、恋に苦しむ人は減るのかもしれませんね。
ズルい…のかな?でも、人間って、そんないつも正しくも強くも無いから。間違ってしまうから。
必要な人を愛してると思ってしまうものだから。
切なさに胸を締めつけられ、泣けました。
日本海
自分、あまり遠出しないタイプです。
太平洋側に住んでいるので、今までに日本海を数回しか見た事がありません。
その中で印象に残っているのが、深秋の北陸本線の車窓から見た日本海です。
今にも降り出しそうな雲の下、日中なのにとても暗く、静かなのに荒さを感じました。
もし一人で近づいたら、そのまま吸い込まれてしまうんじゃないか、そんな印象を受けました。
そして、富山を舞台にしたこの映画の海のシーンの多くが、その時に見た日本海に近いものでした。
この映画のストーリーが、よりそう感じさせたのかもしれません。
泉と葉山先生、二人は惹かれ合うと言うより、お互いに吸い込まれる感じだったのではないかと。
有村架純さん、思ってた以上に日本海の似合う女優さんでした。
四人しかいなかったけれど
嵐のファンでコンサートもよく行きますが、「嵐の松本潤くん」がまったく「いなかった」です。有村架純ちゃんもちゃんと泉さんでした。潤くんは目力を40%押さえてと監督に言われたといっていたけど、本当に穏やかで静かな暗さと優しさをたたえ、役者だなと思いました。こんな静かで優しくて哀しい映画、久しぶりに観ました。
今日は平日と雨で映写室は四人でしたが、みな大人の女性ばかりで、返って贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
観てよかったです。きちんとした感情をお持ちの方なら、解る、そんな映画です。
予想以上の面白さ
小説も読んでないし、内容もレビューも全く確認しないまま観賞。行定勲が監督、有村架純と松本潤が出演ということだけ認識していた。
恋愛を題材にしていた作品なんだろうけど、単純な恋愛物語ではなかった。それを良いと捉えるか悪いと捉えるかで、この作品の評価が大きく分かれるような気がした。
個人的には、非常に楽しめた作品だった。劇団というものを扱っているからなのか、わざとらしい大げさな演技に大いに笑い、相変わらずナチュラルで目茶苦茶うまい有村架純に感心し、つくりすぎている印象だった松本潤のキャラに疑問や不安や笑いなど催しつつ結果納得させられたような感じだったし、どうしても好きになれない坂口健太郎のサイテーな演技にイライラや怒りを感じつつ、こういった感情が沸き上がってくる俳優坂口健太郎にも感心してしまったし、非常に静かで長い作品だったけれども全く飽きることなく最後まで色々と楽しむことができた。
何といっても複雑に絡み合う映像が秀逸。混乱と錯綜を招きかねない時間軸の絡み合いは、幻想的な雰囲気を醸し出し、静寂に包まれた世界観を大いに盛り上げていたように思う。
美しすぎてかっこつけた映像・ストーリー展開だったけれども、色々とツッコミどころもしっかりと盛り込まれていたようにも思えたので、予想以上に面白い作品だなと思ってしまった。キャスティングも細かいところまで絶妙だったのかなーとも感じたし、とにかく探せばたくさん楽しみどころが見つかる──恋愛映画と断じてしまうにはあまりにももったいない、優れた作品だと感じた。
有村架純の顔の演技が良い
少し時間が長いのと、時間軸があちらこちらに行き過ぎかと思いますが、それが効果的なのかとも思う。有村架純の表情が強い意志を表している。松本潤が表情のないのと表現を抑えているのは意図的と分かりながらハッキリせよといいたくなります。最後に2人にとって結ばれなくともお互いがお互いを必要としていた現実に涙がでました。
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