3月のライオン 後編
劇場公開日 2017年4月22日
解説
「ハチミツとクローバー」で知られる羽海野チカの大ヒットコミックを、「るろうに剣心」シリーズでもタッグを組んだ大友啓史監督&神木隆之介主演で実写映画化する2部作の後編で、18歳になった主人公のプロ棋士・桐山零の戦いや、零を取り巻く人々とのドラマを描く。川本3姉妹との出会いから1年がたち、今年も獅子王戦トーナメントが始まるが、最高峰を目指す棋士たちには、さまざまな試練が待ち受けいた。一方、川本家に3姉妹を捨てた父親が突然現れ、耳を疑うような要求を突き付けてくる。零を演じる神木のほか、ライバルで親友の棋士・二海堂晴信役の染谷将太や有村架純、佐々木蔵之介、加瀬亮ら豪華キャストが前編に引き続き共演。川本3姉妹の父親役で伊勢谷友介が新たに登場する。
2017年製作/139分/G/日本
配給:東宝、アスミック・エース
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2017年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
原作漫画が未完なので、映画版の2作目も「完結」と言いつつ、物語的にはきちんと終了せずにエンディングを迎える。むしろ、ここから新たな展開、新しい次元の戦いを予感させる締めくくりだ。漫画は実質的に不定期連載らしいので、三年後か五年後、話がまた進んで一段落した段階でぜひ第3作を作ってほしい。川本家二女ひなた役の清原果耶、三女モモ役の新津ちせの成長を記録する付加価値も期待できる。
前置きが長くなったが、この後編、零と川本家の関係性が新たな段階に。前編では牧歌的な交流だったが、後編ではひなたが通う学校でのいじめ、そして家出した実父の登場が契機となり、零の川本家へより能動的に関わる意識が強くなる。特に零とひなたの関係が大きく動くことで、必然的に清原果耶のシーンが増えてさまざまな表情を見せてくれるのが嬉しい。
最後に神木君に言及しておくと、「桐島、部活やめるってよ」以来のはまり役ではないかと思う。
2021年10月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
映画評価:55点
原作の冒頭部分しか読んでいないが
これだけは言える。
きっと、この後編は叩かれる。
いきなり出てきた姉妹の父親
それに対しての暴走による暴言
更に闇落ち………。
おい、おい、おい(汗)
そんな子じゃなかったよね、、、状態。
でもね、
最後に桐山くんが謝ってました。
大切な人が出来て、それの守り方が分からなかったと。
所々に出てくる
追い詰められると攻める癖
それが磐上以外で初めて出てしまったという
そういうシーン。
ずっと独りぼっちだと
勘違いしていた桐山くんが
初めて周りを見渡した。
その一皮が剥けて
ラストシーンへと歩み出す
色々こじつけだったり、
無理矢理だったりはあるけれど
これはこれで
オツじゃないかと思います
とてもセンスが良いです。
この作品を叩く人の気持ちも解りますが、
そういう人こそ、闇落ちした桐山くんの様になっているのかもしれませんよ?
もっと寛大にいきましょう!
【2021.10.5観賞】
2021年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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前作でいい意味での息抜きであった三姉妹の身の上に
思いもよらぬ不幸がのしかかり、
なんとか助けたいと頑張る零の苦悩〜。
生きるために選んだ前作での絞り出す様な
「将棋しかね〜〜んだよ!」
と、対をなす、
自分ができることはこれなんだ!を確信する様な
「将棋しかね〜〜んだよ!」
のセリフがとても印象的でした。
そして今回は前回以上にクローズアップされた「父の存在」
義理の父であり将棋の師である幸田と零の関係、
その幸田と実の娘香子とのやりとりと、
三姉妹を捨てて出て行った父と三姉妹との関係性。
簡単には言葉にできない三組の父と家族の姿を
なんとか映画にしようとした
製作者の方々の努力が伝わる〜。
更に「神の子」宗谷の人知れぬ苦悩、
彼もまた迷える人の一人であったことが感慨深い〜。
続きが観たいけど〜難しいでしょうね〜。
でもこの「後半」自体はもう一度観たいです。
それから、前回は少ない出番ながら良い味出してた、
今をときめく高橋一生のライトな魅力、今作では炸裂!!
いったい、何個カップ麺、喰ったんだろう(笑)
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