ルームのレビュー・感想・評価
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世界は広い
7年前から施錠された部屋に監禁されているジョイと彼女が部屋で出産し外の世界を知らずに育った5歳の息子ジャック。
部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため自らの奪われた人生を取り戻すため、ジョイは全てをかけて脱出する。
ジャックとジョイは漸く自由を手に入れる…だけど
Happyになるはずが外の世界を知らないジャックはなかなか外の世界に馴染めない。
そんなジャックを見て苦しむジョイ。
だけど段々とジャックは今の世界に慣れていく。
ママのジョイがジャックにごめんねと言った後ジャックがもうしないでね!と言う。
ダメなママだよねと言うとだってママだから…
子供の成長を感じた
凄くよかったです。
世界はずっとずっと大きい
高校生の時から7年間監禁されていた女性ジョイと、その生活の中で生まれた少年ジャックの物語。
ジャックは生まれてから4年間、小さな小さな部屋が世界の全てだった。テレビに映る人々は、テレビの魔法で映されて、木々も、犬も、猫も全てテレビが作った空想の物。
外に出ることができた後、そのままハッピーエンドとはならず、ジョイは監禁生活から解放された「後」自殺を計ってしまう。
この描写がひどく印象に残った。
なぜ解放された後に自殺を計ったのは何故なのだろう。
それは得てして世界とは自分の精神さえも変えるものだからではないだろうか。
小さな「部屋」が世界の全てだった時は、ジャックが全てだった。
それが部屋から解放された時、彼女の全てはジャックだけではなく、
監禁される前の生活、家族、社会の視線と広がっていってしまった。
こうして広がった世界は前の自分さえとも向き合わせる。
ジャックは前の生活に戻りたいとさえ言う。
人にとって変化という物はひどく辛く悩ましい物なのだということを考えさせる。
しかし最後に二人は「部屋」に戻り、別れを告げる。
とっても小さく、住んでたことさえも疑ってしまうような世界にお別れを告げて前に進む。
どうかこの二人の「世界」が広く豊かで幸せなものになって欲しい。
最後にそう願ってしまった。
昨今この映画に似たような実際の事件をたまに目にする。
この映画を見ながら、実際の被害者の方々の気持ちや痛みを痛感してしまった。(実際は想像をはるかに超えているのだろう)
実際に自分が何かをできるわけではないが、少しでもこのような出来事と関わることがあった時は、自分の誠意を全て用いて向き合いたいと思った。
何とも言えない感情に
予告編を見て気になって見ました。
この女性の境遇が可哀想で、
監禁部屋の中での息子とのやり取りも
切なくなりました。
監禁から解放されたあと、
やっと自由に幸せになれると思いきや、
現実にはバラバラになった家族の事や
失った時間に対する絶望感が
ヒリヒリと伝わってきました。
主人公は、人に優しくするよう母から
教えられて育ちますが、
その優しさを犯人に利用されたんだと
怒りの感情を母に伝えた場面が
個人的には印象的でした。
子育てって難しい。
タイトルなし(ネタバレ)
生まれて5歳まで監禁されて育って、外の世界を知らない子供。
毎週日曜日に食べ物を持ってくる男。
ルームとはその男の納戸だ。
5歳になったある日、
母親ジョイから本当のことを聞かされ、最初は戸惑いながらも少しずつ受け入れて行くジャック。
脱出計画をする。
ジョイに言われた通り、
ゴロゴロ、ジャンプ
最初に会った、本物の人間に助けを求めること。
母親と勇敢な子供の物語。
計画どおりに行き、残った母親は男から殺されるかと思ったが、警察に保護されて安心!
ちょうど半分くらいで
親子が助かったから、物語的にこれからの展開はナニ?って思ったが。
保護されて家に帰れたからといっても、ジョイは7ねん、ジャックは4年もの間、監禁され外の世界を知らない。マスコミもすごい騒ぎ。
助かって幸せのはずなのに
苦しむジョイ。
自殺もはかる。。
ジャックは次第に外の世界も受け入れて、ある日、ばあばに伸ばし続けていた髪を切りたいと相談。
髪はパワーだと信じて育ったジャックは、そのパワーをママにあげたいと言う。
好きなシーンだった( ᵕ̈ )
ジョイも元気を取り戻し、
2人でなんでもやってみることにした。2人ならこの先大丈夫だと思わせてくれるラストだった。
切なくて辛いなかに、ちゃんと親子、関わる家族の温かさと絆を見れる作品だった。
見てよかった(ㅅ˘˘)♡
初めての'世界'に触れる時
・5年間を「へや」と呼ばれる納屋で暮らした息子ジャックが触れる初めての壁の外の暮らし
・カーペットから覗いた焦点が合わない外の光、閉じられた空間から初めて遮るものがない外界の空間に放り出されたときに平衡感覚を失ってうまく歩けなくなる
・飼い犬シェイマスと対峙したジャックに涙、その他なにかにつけて涙が溢れる
・母の虫歯と息子の切った髪で繋がる親子の絆
・時がたって改めて戻った「へや」の驚くほどの狭さ=今までいた世界の狭さ、懐かしさはあるけど戻りたくはない
・子供よりも母親の方が外へ出たあと精神をやられてる描写があったのがよりずしっと重く刺さった
・暗く永遠かと思う日々にもいつか終わりが来て、そのあと新しい人生が始まる
エグい描写は少なく子供中心
設定から、「レイプと望まない妊娠への苦悩」「7年も逃げなかったなんて合意じゃないかという疑いの目」「平和に暮らす同級生らに置いていかれた絶望」とかががっつり描かれる鬱々とした作品だと思っていたが、それらの要素は描かれてはいるものの主題として大きくは取り上げられなかった。
誘拐された17歳の時の姿、出産した19歳の時の姿はなく、「息子に外の世界を見せなければ」と決意した24歳時の姿からはじまる。
息子が外の世界に適応していく姿、一度は絶望した母が再び歩みだしていく姿が中心に描かれ、優しい終わり方だった。
世間からの悪意と誤解に苦しむ〜的な描写もがっつり見たかったなとゲスに思ったりもするが、そう言うのが苦手な人でも安心して見られるし、かといってそういった問題から逃げているわけではない。
大まかなあらすじだけ知っていて、脱出までの物語でエンドかと思い込ん...
大まかなあらすじだけ知っていて、脱出までの物語でエンドかと思い込んでいたので、思わぬ展開にドキドキしながら見届けた。
実際にあったある凶悪監禁事件を元に作られたこの映画は、外の世界を全く知らず育てられた子供の心の揺れ動き、母親の苦渋の判断が胸に突き刺さってくる。
何よりもジャックを演じた子役のジェイコブ・トレンブレイくんの天性の演技がすごい。
表情、感情の機微、目つき、どれを取っても自然であり目を見張るものがあった。吹き替えでなく字幕をお勧めしたい。
監禁生活に適応するしかなかった子が外の世界へ出て、そしてどう変化していくのか、かつて娘を失った家族の懸命のサポートの過程も含めて是非見て欲しい。
母親役も素晴らしかったのですがネタバレになるので割愛します。
ルームの中 外の世界
誘拐され7年間部屋の中に監禁された母(ジョイ)と、その中で生まれた息子(ジャック)の物語。
最初はレイプ犯の納屋の狭い部屋(ルーム)に閉じ込められて母と息子の2人で生活をしている。母は脱出をするために5歳になった息子に死んだフリをさせて部屋の外に出し、無事に母と息子は警察に保護されて7年間の監禁生活から解放される。
普通の映画ならここで終わりだが、この映画の肝は、外の世界に復帰してからということにあった。
生まれて初めて部屋の外に出たジャックは新しい世界に心を踊らせつつも、不安でジョイ以外に心を開こうとはしない。
ジョイは念願の元の生活に戻れたはずが、子育て、家族、また自分がなぜこんな目に遭わなければならなかったのかという苦しみ………そんな葛藤の中息子や家族に酷く当たってしまう。
またテレビ局の記者の言葉はあまりにも酷かった。
ジョイの家族は、愛する娘の息子のはずなのに、憎いレイプ犯の血を引いてることに対しても葛藤する。
特にジョイの母の
「自分だけが人生を壊されたと思ってるの?」
という言葉には、涙してしまった。
彼らは元の世界に戻るべきだったのか考えてしまう。
ジャックが何度も部屋に戻りたいという気持ちが痛いほど伝わる、彼にとって部屋は全てのはじまりだったから。
1人の人生を壊すということは周りの様々な人達にも大きな影響を与えてしまう。
自由になれたとしても本当の意味で元通りというのはあまりにも難しいし不可能なことなのだと思う。
決して非現実的なストーリーではないからこそ、現実味があり、同じ女性として怖くもあったし、考えてしまう部分が多かった。
序盤から重いテーマだったが、ジャックの初めての世界に心踊らせる姿にはすごくほっこりもして、彼等のこれからの人生が幸せであってほしいなあと思った……。
監禁部屋からの脱出を試みます。 脱出までの過程と努力で1つの映画と...
終わりから始まる希望
公開当時『埼玉少女誘拐事件』と時期が重なって考えさせられた映画。
普通の映画なら監禁に絞って、脱出したらハッピーエンドでエンドロールなのに、その後を描くとそれはもう見ていて苦しくなる。
母親の「同じ歳の少女はたくさんいるのになぜ私が?」と恨みたくないのに同級生を恨む心。
大事な娘が戻ったものの、その隣には憎い犯人の血を引く孫。
同情してる風で厭らしい質問をするマスコミには嘔吐が出た。
それでも無菌室の様な地獄から出た息子は、ドキドキしながら葉っぱは本当にあったんだと、TVと小窓で見ていた物を触れるのと一緒に世界も広がる。
歩幅も増えれば接する人も増える。
楽しいことも危険なことも増えるけど、それは部屋の中では経験できない大事なこと。
これからも親子、家族は好奇の目に晒されるだろう。
そんな中にも幸せはあると信じたい。
設定が怖すぎ
設定が怖かった。
あんな状況下で、まともな思考回路を維持するのは大変難しいことだと思う。
犯人はなんで連れ戻さなかったのかとか、
疑問は残るけど、
終始、設定に引き付けられた。
まるで実話を見ているような怖い内容。
だけど実話だったら、これくらいのことでは済まないだろうけど。
子役がとびきり美形。
こういうところもフィクションだなあとおもわせる。
退屈だった
主役は、精神が不安定な母親と、新しい環境にすぐに適応していく男の子。
母親を男児が勇気付けていく話。母親に感情移入したなら、母親を見守る我が子に女性は心温められるだろう。
だが私は、母親が男の子に当り散らす場面が多く、子供が可哀想に見えてしまい、母親には感情移入できなかった。作中でも母親は祖母に「もっとわが子に優しくしなさい」と注意される。
監禁を題材としてるが・・・・わが子を愛してるにも関わらず、言うことを聞かない子供にイラつき、当り散らしてしまう普遍的な母親心理が裏テーマとなってる。
誰に感情移入するかで、この作品の評価は全く異なると思う。
女性は母親に感情移入(共感)することが多いと思うので、主に女性向けの映画だろう。
あと、ストーリー的には祖父が男の子を拒絶したままその後が語られておらず、ハッピーエンドとは解釈できない。かといってバッドエンドともいえない。中途半端な良くわからない終わり方。なので、娯楽性は低い。
かといって、ドキュメンタリー的に見るにしても、色々とリアリティにも欠ける。例えば、住宅地の物置の中に閉じ込められてる。男が外出したときに、大声で助けを求めれば、周辺住民に助けてもらえる状況。周辺住民の声も普段から漏れ聞こえないとおかしい状況。だが、7年間も監禁された後、わざわざ手の込んだ方法で脱出を試みる。
まあこの母親に感情移入できるであろう女性なら楽しめそうです。自分は視聴対象層ではない上、突っ込みどころが満載で、暗く地味で、ただ退屈でした。言うことを聞かない子供をただ怒鳴るのではなく、子供を諭す優しい母親が見たかった。
感動のみ
ずっと観たいと思っていた作品
やっと観れました
狭い'へや'で育ったジャック
7年監禁されてきたジョイ
親子愛ストーリーかと思ったけど
誘拐監禁事件のその後を描くっていう焦点が
とても良い作品だと感じた
ジャックがバァバへ言う
「I love you, grandma」で号泣しました
全395件中、81~100件目を表示






