はなちゃんのみそ汁

劇場公開日:

はなちゃんのみそ汁

解説

33歳でこの世を去った安武千恵さんのがん闘病記と、娘のはなちゃん、夫の信吾さんとの日々をつづった同名エッセイを、広末涼子と滝藤賢一の主演で映画化。乳がんを宣告され、不安におびえる恋人の千恵にやさしく寄り添い、夫婦となった千恵と信吾。抗がん剤治療の影響や、がん再発リスクなどの不安を抱える中、無事に娘を出産した千恵だったが、再び病魔に襲われる。余命がわずかであることを覚悟した千恵は、自分がいなくなっても娘のはなが「独りで生きていける力」を与えようと、料理や家事の大切さを娘に教えはじめ、当時4歳のはなに、鰹節を削るところから始まるみそ汁の作り方を伝授する。千恵と信吾夫妻役に広末、滝藤が扮し、千恵の姉役で主題歌も担当する一青窈が共演する。「ペコロスの母に会いに行く」の脚本を手がけた阿久根知昭がメガホンをとり、監督デビュー。

2015年製作/118分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2015年12月19日

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(C)2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

映画レビュー

4.0軽いタッチで悲愴感を感じさせない

2024年6月9日
スマートフォンから投稿

ガン闘病って、映画にするには難しい題材だが、この映画は全篇にわたって軽いタッチで見る方に負担をかけない。 重い流ればかりだと 途中で滅入ってしまうが、本作品は前向きで明るい視点で描かれていて、こちらも勇気づけられる印象に仕上がっている。 終盤にちょっとだけ泣かせられるが、それでも救いがあるのは子供の存在だろう。 残された者にしっかり伝わるやさしさが見えて、余韻は悪くない。

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ビン棒

3.0三線の音色と共に

2023年2月8日
Androidアプリから投稿

ピュアな家族愛が伝わってきました。 実際の乳がんの闘病は、もっと痛みや苦しみを伴なうらしいのですが。 お母さんが残してくれた大事なもの はなちゃんがお袋の味を受け継いでいる姿を見ることが出来ました。 お父さん役の滝藤さんの演技が重くなりがちなストーリーを面白く見せていました。 教会の鐘が鳴ると、天国に旅立っていた お母さんが傍らで見守っているようです。 補足、夜の遅い時間帯にはなちゃんの味噌汁のドキュメンタリー番組が、先日放送していました。成長したはなちゃんが二十歳の成人式を迎えた様子、晴れ姿、映画が公開した当時、注目されたのが原因なのか思春期の中学生のときに心無い言葉があったこと、 映画が公開されたときにお母さんに会いたい 想いが募り、泣いていました。 お父さんは優しくはなちゃんを抱きしめていました。

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美紅

3.0温かい家族の味ではあるけれど…

2021年11月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

闘病、夫婦愛&家族愛、料理、実話ブログ…。 ベタな笑い、泣き、温かい感動…。 THE如何にもな作品。 24時間テレビでもSPドラマ化されたそうな。 千恵と信吾。信吾の一目惚れで交際に漕ぎ着けるが… 千恵が乳ガンに侵されている事が発覚、子供の望みも…。 それでも結婚した2人。闘病の末ガンは消え、子宝=はなにも恵まれる。 が、幸せも束の間、千恵のガンが再発し…。 一見、邦画十八番辛気臭い闘病モノ。 実際は家族愛にフォーカスしたハートフルな作風。 自分は余命僅か。娘と一緒にいられる時間は後少し…。 そんな娘へ、人生や人生の生き方を教える。 その象徴である料理。それが日本人の味、みそ汁なのが乙。 教えて、作って、食べて。 家族みんなのみそ汁。 はなが成長しても、大人になっても、家庭を持っても、おばあちゃんになっても、忘れはしないだろう。 広末涼子、滝藤賢一の好演。 「私はついていた」 心地よく見れる。 しかし本作、闘病モノとしては如何なものか。 いや別に言うと、闘病を軽く描いていやしないか…? 本来の辛く苦しいガン闘病。実際のご本人もそうであったろう。 ところが本作には、そんな闘病描写はほとんどナシ。 おまけにガンをポンと呼んでなんて…。 悪くはなかったけど、 そういう作品なんだけど、 別に全ての同ジャンル映画が重い闘病ばかり描けとは言わないけど、 たまには本作のようなハートフルな作品があってもいいと思うけど、 ガン闘病患者が見たらどう思うかな…?

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近大

3.5【”私はついていた・・” 母が娘に遺した、食を大切にする気持ち。】

2021年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■がんで33歳と言う若さで、この世を去られた安武知恵さんのブログの映画化である。  授からないと思っていた、子供を出産し、自分亡きあとも、娘がキチンとした料理が出来るように・・、と玄米食、みそ汁の作り方を教える姿・・。  そこには、母親として、子供の成長する姿は見れないが、子供がキチンと成長できるようにという、母親の深い愛情が溢れている。 <何より、広末涼子さん演じる智恵と、滝藤憲一さん演じる夫、信吾の進行する病気にめげず、明るく振舞う姿が心に沁みる。佳品である。>

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NOBU