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映画「キタキツネ物語 35周年リニューアル版」 キタキツネ物語 35周年リニューアル版
劇場公開日 2013年10月19日
解説
厳しい自然の中を生き抜くキタキツネ一家の姿を描き、観客動員230万人の大ヒットとなったドキュメンタリードラマ「キタキツネ物語」(1978)を、製作・公開から35周年を記念してリニューアル。北海道オホーツクの地に流氷に乗ってやってきたキタキツネのフリップは、愛する妻レイラと出会い、5匹の子どもに恵まれる。フラップは家族を守るため、襲い来る大自然の猛威や人間の脅威にも立ち向かっていく。未公開部分を含めた約100時間におよぶフィルムを再編集し、最新の技術で高画質化。声優陣も一新し、父フラップの声を佐藤隆太、妻レイラを平野綾、一家を見守る柏の木のナレーションを西田敏行が担当する。
2013年製作/97分/G/日本
配給:アスミック・エース
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2018年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
オリジナル版はとても良かった記憶があるのだが…。
狐に声優をあてがったり、随分と短くなってたりと対象年齢をぐっとさげた印象。しかしそれが本当にいいことなのかは疑問符。小さい子どもたちの心に響いているとしたら良いのだが…
確かVHSで実家に保存してたはず、オリジナル版をまた見たくなった。
2017年11月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
1978年に公開されヒットした邦画初の動物ドキュメンタリー映画。
その35周年を記念して2013年にデジタル・リニューアルされたのが本作。
そもそも何で“35年”という中途半端な時に記念リニューアルなのか…?
北海道の大自然で生きるキタキツネの生態。
夫婦ギツネの出会いから始まり、子ギツネの誕生、母ギツネの死、外敵や人間の罠、巣立ち、成長…。
まるで劇映画のようにキタキツネの姿をツボを抑え追い、王道の動物ドキュメンタリーである。
が、このリニューアル版にはどうしても解せない点が。
(明らかに演出が加えられているとか、色々言われている“動物たちには一切危害は加えていません”は偽りだとかは一旦置いといて…)
木が語り部となってナレーションするのはいいとして、キツネたちにタレントの吹替は超要らなかった。
映像と音楽とナレーションだけで充分伝わるというのに、寒いくらいのタレントたちの吹替のせいで茶番のように。
主題歌や吹替者の挿入歌も宣伝のように大量に流される。美しい映像と音楽だけでいいんだ!
デジタル編集で映像がクリアになったのはいい。
が、未公開映像を付け加えながら尺がオリジナルより短くなり(つまりカットされた部分も)、音楽も新録。
オリジナルに色々手が加えられ、別にオリジナルは見た事無いのでここが違うあそこが違うとかは言えないが、オリジナルへのオマージュが感じられなかった。
本当にオリジナルを名作と思うなら、映像をクリアにするだけで良かったのではないか。何故わざわざ手を加えるのか。
どうせならオリジナルが見てみたかった。
2016年7月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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丘の柏の木から見たキタキツネの1年をドキメントに声を付けて、物語にした。母キツネの死、親子絶ち、再会、考えさせられるところがたくさんありました!撮影の苦労も感じました!。
2015年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
総合:20点 ( ストーリー:30点|キャスト:50点|演出:20点|ビジュアル:75点|音楽:50点 )
昔に観た原版ではあやふやだけどたしか人間が狐の声を担当していなかったようにも記憶しているが、それが正しいかどうかはとにかく、今回は狐一匹ずつに人間が声を担当している。しかしこれがどうにも野生の狐らしくなく、擬人化されて人間社会に生きる人間そのもののように喋るのがどうにもいただけない。夕陽を見て母親が不吉な予感を感じたり、子狐が笑い声を上げたり歌を歌ったりで、狐がそんなことを思ったり喋ったりするわけないじゃないの。この演出にはかなりがっかりしたし、原版ではこのような失望はなかったように思う。物語もそのような人間が望む物語をしているかのようにするために狐の映像を無理やりのっけて、人間同様に会話をさせたり行動をさせているのにも苛立つ。
これでは苦労して撮影したであろう狐の記録映像が、まるで嘘で塗り固められた安い子供向けの童話になってしまった。変な脚本も脚色も要らない。本来は西田敏行に現実の狐の行動の解説だけさせれば十分だった。
最後に「この映画製作に於いて全ての動物に危害は加えられていません」という表記があるけれど、これはどうなんだろう。今作品ではそのような場面はなくてごまかされていたけれど、確か原版のほうでは、狐の子が猟師に撃ち殺されていたように記憶しているけれど。これって昔のフィルムの再編集なんじゃないのかな。それならば撃ち殺されていたんじゃないのかな。罠にかかった母狐の件もあるし、この表記は素直に受け入れられません。
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