スノーピアサー

劇場公開日:

スノーピアサー

解説

「グエムル 漢江の怪物」「母なる証明」などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノが、欧米のキャストを招き、初めて手がけた英語作品。再び氷河期へと突入した近未来の地球を舞台に、生き残った人類を乗せて走り続ける列車の中で起こる抗争を描く。2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。そんな中、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが……。出演はクリス・エバンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン、オクタビア・スペンサー、ジェイミー・ベル、エド・ハリス。原作はフランスのグラフィックノベル「Le Transperceneige」。

2013年製作/125分/PG12/韓国・アメリカ・フランス合作
原題または英題:Snowpiercer
配給:ビターズ・エンド、KADOKAWA
劇場公開日:2014年2月7日

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(C)2013 SNOWPIERCER LTD.CO. ALL RIGHTS RESERVED

映画レビュー

4.5オレ、涙ボロボロ。。

2014年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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共感した! 3件)
しんざん

4.0踏み出せ!飛び出せ!

2014年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

スノーピアサーの「ピアサー」は、耳にピアス、のpierce。辞書を引いてみると、色々な意味がある。穴を開ける、突き刺す、突破する、突き進む、見抜く、洞察する…。ナルホド。原題そのままのカタカナ邦題なんて…と思ったが、これを超えるものは難しかったかもしれない。とはいえ、映画の魅力をダイレクトに伝える力は弱い。もどかしい。うーん…それはさておき。
とにかく贅沢なキャスト。ソン•ガンホにコ•アソン、『グエムル』のコンビ再び、が何といっても堪らない。ジェイミー•ベルの一途さや、オクタビア•スペンサーの肝っ玉母さんぶりも目を引く。ティルダ•スウィントンの怪演は言わずもがな。一方…正直、主役であろうクリス•エヴァンスは、前半ピンとこなかった。けれども、中盤の「世界最後の煙草」を吹かしながらのガンホとの会話で、印象はガラリと一変。なぜ彼は、リーダーらしく振舞おうとせず、どこかいじけたような態度でくすぶっていたのか。彼の抱える闇に、息を呑んだ。
最大の敵は、自分。自分の弱さ、ずるさ…。直視するにはおぞまし過ぎるが、そこから逃れることは出来ないのだ。また、理想のリーダーや絶対的な拠り所を探し求めても、そんなものは存在しない。本作は、非力を知りながらも、一歩踏み出すことの痛みと強さを、極寒の空気の中でじりじりとあぶり出していく。
そんな重たいテーマを扱っているとはいえ、やはりポン•ジュノ監督作品。ピリリとしたユーモアがしっかり効いている。様々な言語や文化が飛び交う車内、限定営業の寿司バー、明るく楽しく元気のよい教育の歪み、兵隊より侮れない薬物依存者たちのパワーなどなど…思わずクスリとしてしまうが、同時に背筋が寒くもなる。加えて、こんにゃくのようなプロテインタブレット、見聞きしたもの全てを活写する絵描き、車内でもてはやされる薬物など、さりげなく登場するアイテムの伏線が、後半ピリリと効いてくるところも巧い。
弱者たちが団結して革命を果たすことこそ勝利…と思いきや。物語は粗野にして美しい、壮大な結末へ着地する。がむしゃらに突き進むだけが全てではない。進む以上に勇気がいる、ある種アクロバティックな選択。行動を起こすには、鋭く広がりある視線が必要、と改めて感じた。グエムルで国家を、本作で世界を手玉に取ったポン•ジュノ監督。次なる獲物は、宇宙かもしれない。

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cma

4.0車内で巻き起こる「祭り」にも似たカタルシス

2020年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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牛津厚信

1.0「格差社会、階級社会に対する怒り」だけで突っ走る暴走列車型直情映画

2024年10月7日
PCから投稿
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jin-inu