桐島、部活やめるってよのレビュー・感想・評価
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☆男とお洒落にしか興味がなく彼を待つ事に時間を費やすイケてるギャル...
☆男とお洒落にしか興味がなく彼を待つ事に時間を費やすイケてるギャル
☆部活にも勉強にも自分なりにやる気を見いだしがんばり、可愛いギャル(上位層)とも友達だけれど内心は見下している
☆好きな男に話しかける事も出来ないけれどサックスに打ち込む自分を無言でアピールする部長
☆野球部を辞める事はしないのに打ち込む理由も見つからないまま何事も努力せずにある程度出来てしまうイケメン
☆賞を取っても朝礼でクスクス笑われる最下層の映画部部長
それぞれが劣等感や虚無感をもちつつも
友達との戯れや部活に打ちこみながら過ぎていく日々
ティーンだろうがヒエラルキーはあったというリマインド
松岡茉優発見
気恥ずかしい『アオハライド』を観たらなぜか久しぶりにこれを観たくなった
高校の生徒たちを記録した写実主義群像劇を淡々と描いている
2012年の作品
たしか地元の映画館で観て13年ツタヤでDVD借りて観たそれ以来
その当時はいまいちピンとこなかった
スピンオフ作品?いや違う?桐島が主人公の青春映画は存在しない
原作も読んだが『何者』もそうだが朝井リョウには全くはまらなかった
いくら世間で高く評価されても文学も映画も向き不向きがある
一部ネットだが面白くないという意見もわかる
中森明夫氏の解説もたしかに一理ある
その年の映画賞で高く評価されるのもまあそうだろう
日本テレビが制作して日本アカデミー賞受賞はなんだかなと思うけど
ガストのチーズハンバーグが1番のご馳走と感じる人は出汁のきいた薄い繊細な味は理解できまい
小津安二郎作品みたいなものかな
今こうして観るとわりと面白い
こういう作品を楽しめる年齢になったのかもしれない
タイトルにインパクトがある
タイトルが面白い
小説でも映画でもこういうのは大事
一応主人公は映画部部長神木隆之介←かわいい
同じ映画部でよくつるんでいる副部長前野朋哉←いつも寝起きなようなブサイク
幽霊部員の東出昌大←全く変わらない!無駄にデカすぎる!
バレー部員の太賀←あれ?こんなに小柄だっけ?
吹奏楽部の大後寿々花←子役から地味に上手な歳の重ねかたを続けているしゃくれ
女子グループ4人組で一応ヒロインの橋本愛←美人!新人賞!なぜか伸び悩み
女子グループ4人組で桐島のカノジョ山本美月←いたいた
女子グループ4人組の1人で地味な清水くるみ←誰?
女子グループ4人組で一番嫌味で生意気な松岡茉優←あれ?いたっけ?今観るとこの頃から芝居うまい
神木と大後のやりとりが面白い
桐島は出てこないようだが屋上にいたのが桐島で間違いないだろう
エンドロールで桐島じゃないから桐島じゃないと主張するのは馬鹿
みんなギクシャクしている
バラバラだ
それが当たり前なんだ
昔から今もこれからもそうなんだ
ありがちな学園ドラマなんてメルヘンだ
コロナも反安倍もみんな一つになってなんて無理なんだよ熱すぎるんだよ冷静になれリベラル個人の尊重はどうした?全体主義か?
スクールカーストって・・・
映画会社の広報が宣伝する映画の内容をちゃんと理解できてないってなんなの?
比較的低予算でわりと深い話を堪能できて嬉しい
あとオタクがよく着るチェックのシャツはあんなに気持ち悪いのになぜチェックのスカートの女子高生はあんなにかわいいのかいまだにわからない
DVD特典?の映画部の短編エチュードっておまけ動画面白い
13年当時は本編より面白かった
あの黒板のやりとり最高に面白い
芸人じゃないのにアドリブ?で高級なコント
映画って映像が綺麗な方が安っぽいってなんだろう
フィルムの味わい?
公明党のおかげで10万円貰ったことだしセルDVDも買おうかな
寝かせれば寝かせるほど風味が出て噛めば噛むほど味が出る隠れた名作です
かすみ、ジョゼと虎と魚たち、観てるってよ
まずは、原作から。
『ひかりが振り返って、俺を照らした。』
宏樹(東出)が映画部の二人に8ミリビデオのキャップを渡そうと声を掛け、前田が振り返った場面の宏樹の表現です。
これについて監督は、原作本(文庫)の解説で、次のようなことを書いています。
「この一行ですっかり持って行かれたが、はたして映画でその〝ひかりそのもの〟を描くことができるだろうか。」
いやいや、監督、よくぞ、プレッシャーに負けず、こんなにも鮮やかに仕上げてくれました。心から敬意を表します。
原作は、かすみの中学時代(前田との映画を媒介とした交流あり)のほか、宏樹(スポーツ万能、一応野球部)、風助(今までは桐島の控え)、亜夜(吹奏楽部部長)前田(映画部部長)実果(原作では文武に秀でた亡き姉に複雑な劣等感を抱える)、それぞれの物語がそれぞれの視点で描かれ、独立した章となっています。
風助は、桐島と同じポジションのリベロ(ひとりだけ色や柄の違うユニフォームを着てる人)。いつも控えでベンチにいるが、キャプテンの桐島からどうだった?とアドバイスを求められるほど、よく試合を見ている。
実は、風助も人並み以上のいい選手。
『桐島は選手を、コートを誰よりも見られる立場でプレイしていたけれど(中略)、その桐島を含めてチームを見ることができたのは俺だった』
風助はそんな自負を持ちながらも、いつも自分の先を行く桐島を追いかけていた。桐島がいなくなったことは、前途への道標をなくした不安と、視界が開けたような清々しさが入り混ざる複雑な気持ちをもたらしたのだった。
ここからは映画の話。
原作では、実果と風助の接点は無いが、映画では、
その風助を誰よりも理解し共感する、ある種の同志として、実果の存在がとても重要な役割を果たす。
梨紗、沙奈、かすみ、実果の4人がベンチに揃った場面。
彼氏であるはずの桐島との連絡が取れずイラついてる梨紗と沙奈(松岡茉優さんのビッチぶりがこれまた素晴らしい❗️)の会話を聞きながら、実果が笑顔とも言い切れない本当に微かな一秒程度の薄笑いを浮かべ、沙奈たちとの価値観とは決して相入れないことを鮮やかに表現してみせる。そして、かすみとの関係性の中で垣間見せる内面の葛藤。
イケテル〝上位〟グループに所属していることの優位性だけに依存して、実は何者でもない沙奈や梨紗。
ダサくてカッコ悪くても、桐島という幻影に追いつこうともがいている風助に、亡き姉という幻影を追いかける自分を投影させる実果。
〝上位〟グループに気を遣いながらも、自分と向き合い続ける実果とそれを見守るかすみ。
上位グループの頂点にいるはずなのに、説明できない居心地の悪さを感じ続ける宏樹。
その宏樹に、ひかりの在りかを覗かせた前田たち映画部。
受け止め、感じるだけでいい青春映画の傑作です。
【付録】
原作小説に出て来る映画。
百万円と苦虫女
TOKYO
メゾン・ド・ヒミコ
めがね
打ち上げ花火
花とアリス
リリィ・シュシュのすべて
きょうのできごと
チルソクの夏
ニライカナイからの手紙
※ジョゼと虎と魚たち
→この映画はかすみが一番好きな映画(14歳時点)で5回も出てきます。もちろん、前田も好きで、中学時代放送部で、昼休みに紹介してました。
前田は蒼井優さんが、副部長は犬童一心監督と岩井俊二監督と真木よう子さんが好きなのです。
桐島の不在に翻弄される、いわゆるスクールカースト=体育会系若しくは...
桐島の不在に翻弄される、いわゆるスクールカースト=体育会系若しくは何か「やらなきゃいけないこと」がある、でも何もやらなきゃいけないことなんてない帰宅部の男女と、もはや桐島の不在のない世界線に生きているのかと思わせるような文化部の男女。この作品には桐島という人物は結局最後まで登場しないからこそ、前者のグループが側から見て、実在しないものに翻弄され、自分たちで事を大きくし互いの関係をぐちゃぐちゃにしているように見える。変な例えだが、株価それ自体は上下することが自然で、ただ人の捉え方によってそれはモンスターにもなりえるし、全く関係なく生きていく人もいる、ということだ。作品の終盤、屋上に桐島がいるという情報を聞きつけ、猛ダッシュする上位カーストと、そんなことは何も知らず音楽室という箱で「いい」音楽を奏でる吹奏楽部。後者に属しながらも、前者に巻き込まれる前田たち。彼らが撮っている映画というものを私たちが今まさに見ていたのだという事実。全てが交錯した時、私は人を踏み台にするような生き方はしたくないと感じた。
桐島、前田、菊池
何気なくレンタル。原作は未読。
面白かった。難しい話は抜きにして、前半から1日が色んな視点で展開されて、様々な人物の心理描写も見て取れて、見ていて全く飽きなかった。
「スクールカースト下位が上位に抗う」みたいな映画なのかと思っていたが、おそらくスクールカースト最上位であろう桐島は結局でてこない。スポーツは選抜、かわいい彼女がいて多分勉強もできる、そんな桐島。そんな万能人、スクールカースト1番上が突然いなくなったことで、その周りが狂い始める。
その桐島の親友である菊池もスポーツできて塾に通って多分勉強もできるのに、どこか悩みがあって進路が決められない様子。部活野球は中途半端にやめてしまっていて、多分プロになれないからそんな一所懸命やる必要ないと思ってるのかな。近くで桐島をみて、「できるやつはなんでもできる」と思ってる。
そんな菊池の心を動かしたのが前田。前田は全く桐島のことなんか気にせず、自分にできることをただ好きなようにやっているかんじ。「映画監督は無理」と言っているが、映画が好きだから、映画を作ることで感じる喜びを求めて、好きなように映画をとる。そんな姿に菊池は心動かされる。
色んな立場の人が描かれているが、自分は特に誰かに感情移入したという感じではなかったが、自分はすごく楽しめた。全く関係ないけど、自分も高校時代映画撮るとかやってみたかったな〜と思った。
桐島出てこい!
もうこの言葉に尽きる。前半は出てこなくてもさほど気にはならない。中盤彼女である美人ギャルを泣かせた頃辺りから、桐島の本性が疑わしいぞ。
部活辞めて、彼女振って、登校拒否。挙句は、屋上に現れたかと思いきや消えていない。
あーもイライラする。皆から『桐島〜!!』ってなんどいわせるの?これの何処が面白いのかさっぱり解らない。
ハードルあげすぎた
これから見るよって人に知ってほしいのは
「最後まで『桐島』はでてきません」ってこと。
みんなが認めるカリスマっていうか人気者っていうか
まぁ要は学園ヒエラルキーの頂点にいる奴が「桐島」なんだけど
部活やめる=転落するって意味なのか?って疑問が最後まで残っちゃった。
なんで皆そんな必死に「きりしまきりしま」言ってんの?と。
特にラストシーンのくだりあたり、バレー部ごときがイキってんじゃねーぞ、と。
キャストでいうと神木くんの存在感はやっぱり図抜けていて、
ラストシーンがすごく良かった。
良いこと言ってんだけどパッとしない感じっていうか。
そういや野球部の先輩はいい味だしてたな。
ストーリーテリングの手法としては斬新だと思うけど
面白いかどうかっていうのとは別問題。
まぁ全体的に期待しすぎちゃったかなっていう感じ。
タランティーノならどの作品が好き?
前半は編集の勝利!個々の視点から金曜日の出来事を撮っていて、その金曜日が何度も繰り返す。途中からは普通の群像劇。
桐島本人は登場しないが、彼を取り巻く部員や親友、恋人など、様々な思惑がかけめぐるが、中心となっている菊地(東出)と、イケてるグループとは別の映画部がいい。冴えない中にあっても学園生活を謳歌して映画制作に没頭する姿。ゾンビ映画を撮ることにはなったが、ロメロへの熱い思いや映画全てへの愛が感じられる。「タランティーノならどの作品が好き?」「人がいっぱい死ぬやつ」「どの映画もいっぱい死んでるんだけどな」という会話がいい(笑)。映画館で観ていたら思いっきり笑ったに違いない・・・
しかし、基本のストーリーは盛り上がらない。学園生活の雰囲気をリアルに描いてはいるものの、事件らしい事件が存在しないのだ。恋人や親友なら“桐島”の存在は大きかったのだろうけど、それが映画部まで伝わらないし、菊地に片思いする大後がちょっと弱い。なぜこんなに評価が高いのか理解できない・・・まだまだ映画を観なければ。と、自分の感性の低さも露呈。
桐島はどこにいる
この映画は、
登場人物の誰に感情移入できるかに因って、
感想意見が大きく異なる作品だと思うが、
誰もがこの中の高校生活を実体験したわけではなく、
あくまでも典型であるだけで、あるあるではない。
それを踏まえて、自分には感情移入できる人物はいなかった。
強いて言うなら、
イケてる帰宅部3人に対する劣等感をもの凄く感じる、
目立たないクラスメイト、というところか。
高校生だから異性に興味ビンビンで当然なんだけど、
それ以前に学生である本分、
勉強や部活への真面目さを前提に、いや「言い訳」に、
「けっ、女なんて」と嘯く自分に腹立たしくなる。
この「童貞感」を痛烈に思い出させる作品でした。
同じ時間軸を違う視点で何回も描く作りが、
「告白」に似てるかな。
台詞が少ない分、この同じ場面の違う重ね方で
分かる様に作られてるのが上手いなと。
それもこれも、演者陣の演技力、まあ割と等身大の役でもあるが、
脚本の要望に応えた役者陣も貢献大です。
神木くん(前田)は主役だが役が役だけに目立たない。
それがいい。映画部の肩身の狭さが出てる。
宏樹もいい。桐島がいなくなってからの動揺っぷり、
露骨じゃなくてじんわり揺れてる。
そして前田との邂逅で…、何かに気付く。
一番好きなのは、宏樹に執拗に試合を勧めてた、
野球部のキャプテン。
「ドラフト、終わるまではなぁ」この台詞は重い。
かすみ(橋本愛)その他の女子メンバーの割り切れない感じ。
これはリアルなのかも知れないが、これも重い。
女子だけのシーンは気分悪くなる。
吹奏楽部部長のシーンも、分かるけど気分悪い。
基本的にテンション上がるとか、
高揚感あるとか、そういう映画ではないですが、
高校生ばかりなのに甘酸っぱさゼロの、
残酷性剥き出しな、青春群像劇。
「ヒエラルキー」というより「住み分け」。
「国家が違えばルールも違う」的な。
自分たちが‘イケてる’と思ってるヤツ同士も方が
やたらと気使ってるのに対して、
そんなこと考えてもない奴らも方が、
気兼ねなく話してるのとか、まさにそうだな。
青春群像劇
学生時代にあるクラスのヒエラルキー、女子間の友情、片思い、若いとき特有の自意識過剰感を詰め込んだ作品。
静かに物語が進むけれど、場面を違う角度から切り取っていて、各個人の状況を表現している。
桐島、部活やめるってよ
というタイトルなのに、桐島は出てこず、
でも出てこないけど周囲にどんな影響力があったかがすごくわかる。
桐島が部活をやめることによって、変わる部内の配置や、今まで見ていた景色が変わること、関係性の変化なんかをうまく描いている。
学生時代、クラスの下層に位置していたわたしにとっては、映画部面々の内にこもった感じや嘲笑されている感じ、気配をなるべく消そうとする努力がわかった。
神木隆之介、東出昌大に大後寿々花、太賀、前野朋哉、落合モトキ、浅香航大、橋本愛、松岡茉優と
若手実力派揃いで、わたしの好きな俳優さんばかりで嬉しい。
松岡茉優は今と雰囲気が全然違うのではじめわからなかった(声が松岡茉優なのに誰?と思っていた)。
インタビューのシーンで、きっぱりと無理だと言う神木くんに、なぜかとてもグッときてしまった。
小説を先に読んでいたが、映画の方がうまく融合させていて、桐島が出てこないことをうまく生かして作られていると思う。
何度でも繰り返し観たくなる
原作と違いすぎる
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