ロック わんこの島
劇場公開日:2011年7月23日
解説
伊豆諸島・三宅島で民宿を営む野山家は父・松男、母・貴子、祖母・房子、そして息子の芯の4人で幸せに暮らしていた。しかし2000年8月、三宅島の噴火により全島民が避難することとなり、芯は生まれた時から育てていた愛犬ロックとの別れを余儀なくされる。実話をもとに、1人の少年と1匹のイヌの目を通して、家族のあり方やきずな、生きる力の強さを描く。
2011年製作/123分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2011年7月23日
劇場公開日:2011年7月23日
伊豆諸島・三宅島で民宿を営む野山家は父・松男、母・貴子、祖母・房子、そして息子の芯の4人で幸せに暮らしていた。しかし2000年8月、三宅島の噴火により全島民が避難することとなり、芯は生まれた時から育てていた愛犬ロックとの別れを余儀なくされる。実話をもとに、1人の少年と1匹のイヌの目を通して、家族のあり方やきずな、生きる力の強さを描く。
2011年製作/123分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2011年7月23日
小田和正、佐藤浩市主演「64」主題歌で新曲書き下ろし!予告編は鬼気迫るシーンの連続
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2011年7月23日「ロック」三宅島プレミア 佐藤隆太が震災被災地上映を報告
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2011年6月9日小田和正「ロック ~わんこの島~」主題歌を書き下ろし
2011年3月4日父の日に家族全員で観た。三宅島の噴火の恐ろしさがよく分かる作品。主人公一家(特に父親)はよく言えば逞しく、悪く言えば自分勝手。自分達のことしか考えていない。島に帰るまで預かってくれた里親の立場からみたら実に辛い話。ロックを返すのはどれほど辛かっただろうか?ロック役のラブラドールと子役の演技は素晴らしい。そして麻生久美子の明るさは救い。
古くは『南極物語』。この当時では『マリと子犬の物語』と、この手の話はいっぱいあるようだな。この2作に関しては、避難するとき犬まで連れていけないという理由で置いてけぼりにされたのだが、このロックでは犬たちもちゃんと東京まで救護施設に連れて行かれたのに、ロックはケージを開けて逃げ出したとのことだ。父ちゃん(佐藤)は嘘をつけない性格らしいので本当のことなんだろう。
民宿とは別にばあちゃん(倍賞美津子)の家でも同じゴールデンレトリバーのハナを飼っていたが、避難する直前に死んでしまった。ロックの母ちゃんだ。このハナは高齢出産だったためロックが産まれたときは死産かと思われたほど。このロック目線でのこもごも音声もあったりするけど、これはあまり効果的じゃなかった。
ストーリーもだいたい想像つくのだし、、小学生の芯の日記帳のナレーションで展開することにも目新しさはないのだが、映像が凄い。灰をかぶった家や道路など、効果を出すのには大変な作業だと思われる。ドキュメント映像も上手くかみ合っていた。
大型犬が見つかったという報せを聞いてタクシーに乗り込む親子。8740円という高額のタクシー料金だったが、どうも足りない。タクシー運転手(光石研)も犬を飼っているので、料金はまけてくれた。あぁ、いい話だ。防災関係者から獣医の元に届けられたロック。しかし、予想とは裏腹に、避難アパートでは犬を飼うことができないので里親に出すことを余儀なくされる。
公開の日はもちろん東日本大震災後ということも考慮してか、野山親子の避難生活も見事に描かれている。そして、ばあちゃんは犬が生きていたことをネタに精神的にまいってる避難民を励ました。
そして、帰島できることになったのは4年以上の歳月を要した。里親に出して、すっかりそこの家族になついてしまったロック。野山芯のことを覚えてるだろうか?といった話なのだ。ただ、その後半部分が子役も変わったりしているので、どうも感情移入できない。大急ぎで展開させた分だけ感情移入しにくいのだ。2時間の映画で4年の月日を映像化することが本当に大変なんだとわかったぞ。
三宅島に関心があり、公開当時も映画館で鑑賞しましたが、ほとんど内容を覚えておらず。
先日乗った飛行機のエンタメでこの映画がラインナップされていたので、思い出しついでに再び見てみました。
結論は、タイトル通りの苦行でした。
とにかく見ていて自分勝手な主人公一家にほとんど共感できない。
にもかかわらず過剰なモノローグで泣け!泣け!とせっつかれる。
三宅島の噴火という実話を扱っているが、どの方面にも感謝と言う気持ちを持っていないこの一家を応援する気にはとてもなれなかった。
趣味丸出しの個性的すぎる民宿も非現実感を強調しているように感じた。
小田和正さんの主題歌も、「泣かせるための材料」としてフジが用意した感じがありありとして、折角のいい歌が台無し。
こんな作品で泣けるのは本当に純粋な人だけだろうな。
少なくとも私には無理。
耐えて見終わって思い出したのは、この映画は覚えておきたくない位不快だったと言うことでした。
時折、当時の映像が出てきて静かに訴えかけてはくるものの、クレジットによればそれらは独立局のMXTVが提供したもの。
この島は東京都、本来フジの取材エリアのはずですが、なぜ自社素材を活用できなかったのでしょう。
そういう所からも、そもそも製作したフジテレビ自体が三宅島に元々大した関心はなかったのかなと感じざるを得ません。
二度と見たくないので念のため感想を残しておいた次第です。
物語が悲しいのではなく、作品の方向性に
対してです。お涙ちょうだい的なテーマ
は解るが悲しみが、わかない。
共感出来ない。
犬と災害との結びつきが希薄だから
テーマが、ぶれる。
もう少しストレートに一つのメッセージ
で良かったのでは無いかなぁ。
残念。