ソーシャル・ネットワークのレビュー・感想・評価
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やっぱり、デビッド・フィンチャー!!!
あっという間の2時間でした。私は彼の作品は好きなんだと、再確認。
音楽の洪水に、近くにいたおじいさん辛そうでしたが...最近みょうに長い、これでもかに辟易してたので、観せてやるな方々!!!これくらいの尺にまとめて欲しいです。
興奮するか疲労するか><
フェイスブック 裏側のお話です。
成功するまでの道のりは、
それほど派手ではないのだけれど、
天才中の天才が何人か出てきてワイワイと(笑)やるので、
ドラマになってます☆☆
ただ、彼らのスピードで話が展開してしまうので、
ノッて楽しむか、くたびれてしまうかは、
評価のわかれるところかもしれません。。
ゴールデングローブ賞 おめでとうございますvv ^0^
Youre so fuckin special
フェイスブック創業者のプライバシーも公開、クールな映画
映画「ソーシャル・ネットワーク」(The Social Network)を有楽町マリオン9F(東京・有楽町)の丸の内ピカデリーで観た。世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」の誕生をめぐる人間ドラマ。
満席だった。映画の面白さもさることながら、今をときめくフェイスブックへの関心の高さも人気の秘密なのだろう。
映画のカタログに「YOU DON'T GET TO 500 MILLION FRIENDS WITHOUT MAKING A FEW ENEMIES」とあるが、この映画はまるで、ライバル企業がフェイスブックのネガティブキャンペーンをするために作った映画のようだった。映画冒頭の彼女との会話のシーンで、観客は、フェイスブック創業者の「頭はいいがくどい性格」に辟易する。
その後も、「こんな人があの、フェイスブックの創業者なのか?」「あのナップスター創業者がフェイスブックにこんなに関わっていたのか」と驚きの連続。
フェイスブックの急成長神話の裏側をエンターテインメントとして楽しめた。
プライバシーを公開するフェイスブックの創業者だからこそ、ここまで自分をオープンした映画を容認できたのかもしれない。
すべてがあってFacebookが生まれたんだね!
僕の場合は、マークのことを名前ぐらいしか知らなかったので
最後まで楽しくみれました。
ほんまエンジニアとして天才やったんすね~
マークは!(ハッキングとかかんなり興奮)
キャストもよかった~
マークはオタクっぽいし、ショーンはちょい悪でチャラっぽいし
エドゥアルドは一番普通っぽく視聴者に一番ちかいかも!
あんまりお金に執着してなさげな純粋なエンジニア
天才マークと、ビジネス家としてそれを利用したいのか単純に
サポートしたいのかわからないショーン
エドゥアルドはその2人の展開についていけなく嫉妬してしまう!?
いや~おもしろかった☆
ただ、IT関連じゃない人、今回一緒にみにいったひとも
そうなんすけど、あんまおもしろくないかもですわ。
Facebookやマークという人物に詳しい人もそうですが!
みんなに共感。余韻に残る人物像。
<1回目の鑑賞後のレビュー>
率直な感想は物足りない。話はfacebook立ち上げから100万人を突破し成功を納めた話や訴えられた話を中心に振り返りながら展開していく。
すごく主人公マークには共感もてたし、みんなの言い分も気持ちもよく描かれてたと思う。いい作品です。また観たいしDVDも買うでしょう。
ただ物足りないのは訴訟が復活の国だから最後はすべてお金で強制終了みたいなのが残念。その時やその後のシーンも観たかったな。盛り上がるだけ盛り上がり、最後で急に終わるなんて。
スッキリしないからまた観ようかな。と思わせるのは人物をしっかり描いていたからだろうな。
最後に友達承認を待つ姿が少し悲しかった。
<2回目観賞後のレビュー>
この物語には2つの時間軸が流れる。マークがfacebookを作り出し100万人越えするまでの半年間。訴訟されてる数日間。過去から現在に向かいながら時間軸が交差していく。
考えてみると半年間余りで西海岸のあのすごいオフィスでCEOになり、会員数100万人突破させることだけでも驚くべき事実だ。
その一方で友達や恋人を失い、ビジネスパートナーまでも失っていく孤独さ。その瞬間に手にした「CEO bitch」と書かれた名刺。失ったものと手にしたもの。すごく印象深く描かれている。
個人的にはニューヨークでピーターと出会ったシーンでマークが繰り返し、おっしゃる通り!とつぶやくシーンは唯一自分と同じ価値観の人物に出会えた瞬間だった。あまり感情を出さないマークにとって印象に残っている。
2回目見終わって、1回目よりもこの作品が好きになった。facebookをやってるやってないに限らず、facebookを知らなくても十分に楽しめる作品。12歳以上の制限はあるが、是非観てほしい1本です。
天才も人間
ハーバード大学に通うモテないオタクの天才くんが、
世界最大のSNS『Facebook』の創設者となって、得たモノ失ったモノは…?
実在も実在、まだまだ現役26歳の億万長者の姿を描いた、ほぼまっさらノンフィクションの作品。
たった7年前の、いち個人の事を映画にしちゃうなんてホットだわね〜!奥さん!
…とはいってみたものの、
主人公のマーク・ザッカーバーグなんて人を全く知らなければ、『Facebook』って?えへッ?
っていうくらい、何にも解らないオイラ。
ただでさえ、コンピューターやら経済やら全く疎いもんだから、
興味のある人の『ドップリ感』と比べたら、オイラはきっと20%くらいのもんだったろうな。
でもね、面白かったんだよね。
青春映画っていえるかな?そんな視点で。
自分の才能にこの上ない自信を持ちながら、それ以外には自信を持てない自分にも気付いている。
でもそれを認めたくないから、ますます自分の世界に没頭していく…
お金や名声を求めるワケではなく、
ただ、自分の才能をもっともっとカタチに表す事、
そうして生み出した物が認められて成長していく事だけに、
悦びを感じるようになっていく…
それを満たしてくれる、ビジネス相手のオトナ達との関わり…
そんな興奮の中、彼の胸の奥には何かどんよりとした虚しさが常にまとわりついていたんではないかな?
とか、
親友を傷付け裏切る結果になった事に対しても、申し訳なく思う気持ちはあっても、
自分の思いや考えをどう表現したらいいのか『正解』が出てこない、コンピューター相手なら完璧な『正解』を出せるのに…
決してそれを口にはしないけど、自分には『大事なものが欠けている』って感じ始めた、
けどやっぱり、自分の否を認められない弱さから、更に自分の才能で武装を固めていく…
彼の中にあった葛藤は?
脳みそとココロのどちらに、より重くのしかかってきたんだろう?
なんて考えてみたりしてね。
それでもって、主人公マークを演じたジェシー・アイゼンバーグって俳優さん!
これまでじっくり見たことがなくて、そのお陰で無駄にイメージがついていなかったからもあるんだろうけど、
ぴったしハマり役だと思いましたのコトよ!
理屈屋さんで傲慢でイケスカナイとこが目立ちはするが、
ホントの悪いヤツじゃない、純粋で不器用で、時に無邪気、
でもやっぱり何考えてるかよく解んなくて、どこか気味悪い…
どの表情を雰囲気をとっても、もうマークでしかなかったもん!
『演じてる』って感覚は一瞬も感じなかった…凄いと思った。
それと、原語のまま理解できないのをこんなに悔やんだ事がないという程の、ハイテンポな言葉の応酬も面白かった。
聞いているこっちが呼吸ができなくなるかと思ったわ。
会話劇…っていうの?お見事(まぁね、字幕読んでたオイラが言うのもナンですけど)!!
あと忘れちゃいけないのが、まぁ敵役にあたるのかな…イケメンマッチョの双子くん。
結構アタマ働かせながら画面に集中してる中、
この『正統派ハンサム顔』『秀才』『ボート部エース』『おウチ裕福』『紳士的』な双子が、
なかなかソフトで上品な笑いを所々ちりばめて下さって、これも素敵なアクセントでございましたわ。
ラストシーンの締め方が緩かったのも、
映画で一回完結させちゃってなくて、そのまま『今』の『現実』に繋がってるって感じで、オイラ好きだったな。
ドキドキハラハラどんでん返しがあるワケでも、ネタバレ厳禁ってワケでもないから、
もう1回観てみてもいいな〜と思った。
きっと、今回は見逃したり理解が追いけてなかった部分に気付いて、心でももっと感じられて、もっと楽しめそうな気がする!
マシンガントーク
マークのマシンガントークのスピードで全編が進む。
彼女に振られたことがきっかけで、フェイスブックのもとになるサイトをつくっちゃうわけだけど、
そもそも彼女は、マークのどこに惚れたんだろう?
映画の中のマークは、イヤな奴にしかみえないんだけど。
人を無視して自分の考えだけをマシンガントークで話し続ける。
彼女じゃなくてもそばにいるのがいやになると思う。
たしかにフェイスブックで成功を収めたかもしれないけど、
はたしてそれは、自分自身をふくめ、みんながハッピーになれることだったのか?
周りとの訴訟も金銭で和解しただけで、根本的な解決にはなっていないと思うし。
この先もマークにはさまざまな問題がふりかかってくると思うんだが・・・
Facebook非協力。どこまでが事実?
全世界で5億人ものユーザが登録しているFacebookの創業にまつわる物語。しかしながら、制作に際してFacebook側の協力は得られず、どこまでが事実で、どこからが創作なのかが不明である。
この手の物語には、仲間内での衝突が数多く繰り広げられるものですが、Facebookの場合も例外ではありません。映画では、Facebook着想の頃の映像で始まっていますが、物語の作りとしては、今から過去を回想すると言う作りになっています。しかしながら、現在のシーンよりは、回想のシーンがメインとして描かれており、創業から今までほぼ時系列に描いていると見ても良いと思います。
基本的に事実を描いているので、あっと驚くような出来事は少ないですが、Facebookの未来を決めたのはショーン・パーカーとの出会いでしょうね。パーカーというIT業界の先達がいたからこそFacebookがここまで大きくなったのは恐らく間違いないと思いますが、また、それが故に、結果としてザッカーバーグは、友人であったエドゥアルドを裏切るような事になってしまったんでしょうね。
ところで、Googleを抜いて世界一のアクセス数を誇り、世界的にはFacebook全盛ですが、日本ではイマイチ。その理由は、Facebookが実名を基本としており、匿名を好む日本人の特性には合わないと言われていますが、どうなんでしょうかね?
映画の話に戻ります。結果として、ザッカーバーグは、数多くの友人を失いながら、巨万の富を手に入れた様な描かれ方をしており、ちょっと悪人過ぎる描かれ方をしています。新しいものを創り上げていくときには、少なからず周囲との衝突はありますが、人間的魅力のない人物に付いて行く人は少ないと思います。先にも記したように、この物語を描くに際してFacebookの協力は得られていないので、どの位まで真実に迫っているかは不明ですので、話半分と思っていたほうが良いのでしょうね。
全米映画批評家協会賞を始め、様々な賞を受賞したり、ノミネートされていますが、私的には、正直、そこまでの作品には思えませんでした。頭が硬くなってしまったんでしょうか? まだまだ現在進行形の話であり、物語の深みが足りなく感じました。もう少ししてからでも、映画化は遅くなかったのではと思います。
自分の中で、安易な感情が浮かんでこない。
安易な感情が浮かんでこない。
感動した!傑作だ!素晴らしい!駄作だ!ツマラン!
どの感想も浮かんでこない。
圧倒的な言葉の洪水と、それに呼応(若しくは相反?)するスタイリッシュな映像の応酬。
ひたすら視覚聴覚触覚を嬲られ続けたみたいな。
目まぐるしい。
息継ぎができない。
箸休めも許されない。
気を緩めると場外に放り出される。
カークラッシュ、炎上、銃撃戦、絨毯爆撃…。どのアクションにも引けを取らない、むしろそれ以上に悠長な展開を許さない。
理論と罵声と賛辞と嫉妬と憤怒と欲望がひたすら駆け巡る。
気が付けば、幕が下りていた。
実際、筋書きだけを語ると、何てことはない話。
“ある天才青年”の成功の軌跡、彼を取り巻く人々・環境の、所謂「こういうことがありました」という至ってシンプルな内容。
それを、こんなスリリングにドラマチックに仕上げてしまうデヴィッド・フィンチャー…。
やっぱり、彼は凄かった。
では、これは惜しみのない賛辞?
うぅん…まだ、そこまで感情が追い付いてない。
疾走感溢れる傑作
世界最大のSNS FACEBOOK創業者マーク・ザッカーバーグの成功の裏表を描いた映画。
なのですが、単なるサクセスストーリーではなく、
オタクならではの欠陥、仲間の裏切り、周囲の嫉妬、成功したが故の金銭闘争などを織り交ぜながら、ネットメディアならではのスピード感を、会話の情報量、時代の栄枯盛衰、息もつかせぬ展開でスクリーンに表現した傑作。
成功物語は得てして後味悪いものも多いのですが、
本作に関してはラスト5分で表現される成功と引き換えに失った親友など人間味がそれを払拭しています。
The White Stripes、Super Furry Animals、The Beatles、John Lennonなど音楽が良いなーと思ってみていたら、
Nine Inch Nailsのトレントレズナーが音楽担当なんですね。
映画の疾走感が音楽と映像、編集によって絶妙に表現された傑作だと思います。
すべてを手に入れて、たった一人の親友を失った天才の話
mixiが流行り始めた頃、初めて使うそのシステムの面白さにすごくハマって、一日に何回も何回もアクセスしてしまいダメだこりゃ止まんないなんて話したのを思い出した。
普段から知っている友人もsnsを通すと違った一面が見えた。
疎遠になった友達と復縁することもあった。
snsでコミュニケーションを取ることで現実に会わずして関係や互いの理解を深めることもできた。
facebookの創業者マーク・ザッカーバーグは、若き天才プログラマーだがその実態は非社交的で友人も少なく、コミュニケーション能力の極めて低いオタク。映画の冒頭の10分間、恋人にフラれるシーンの会話で彼のその個性が強烈に示される。
"モテる奴"への嫉妬と羨望の入り混じった複雑な感情が、マークに、現在世界最大規模のシェアを誇るソーシャルネットワークサービスを開発させた。
マークや彼の周囲の雰囲気は、ハーバードのエリート集団だということを除けばいたって普通、どこにでもある大学生活だ。(同世代だからいろんなところにすごく共感した!!)
それを天才が経験すると、こんなにも世界が違ってくるから驚く。
ノートの貸し借りのために、同じクラスを履修している生徒を参照できるCoursematch(コースマッチ)というプロジェクトを作り、気になる相手に彼氏がいるのか知りたがる友人を見てfacebookにステイタス機能を持たせるアイデアを出した。
そしてその才能と運命は彼を、一学生から史上最年少の億万長者へと導いた。
映画はもの凄いスピード感で進んで行く。超高層ビルを最上階まで直通で昇っていく高速エレベーターみたい。
インターネットの世界では頭に浮かんだアイデアやイメージを数分から数時間の間に実行することができるから、そしてそうしなければ競合に負かされてしまうから、あのスピード感は現実的だったんだと思う。
グンて雲も突き抜けて、チーンてドアが開いた時、あれ、ひとりぼっちだったね、みたいな感じ。
瞬く間にすべてを手に入れて、引き換えにたった一人の親友を失った天才大学生の言葉にならない数年間のお話です。facebookのサイト同様、シンプルかつクールな映画。
最後に、双子のウィンクルヴォス兄弟は最高です。
2位じゃ駄目なんです!
ただの天才、ただのオタクそして、ただの裏切り者
先日フェイスブックについてウィキペディアを使って検索したところ映画で描かれていることの3分の1程度しか書かれていませんでした。フェイスブックが世界最大のソーシャルネットワーキングサービスだとか創設者が誰だったとか元々はフェイスマシュと呼ばれていた事等表面的なことばかりでした。そして、私自身もアカウントを持っていたこともありました。しかし、この映画がこんなにも面白いものだとは想像もしませんでした。なんと言うか1人でも多くの人に観てもらいたいそんな映画です。
本編では2003年から2004年に掛けてフェイスブックの創設者マーク ザッカーバーグのハーバード大学でのフェイスブックをめぐる人間模様とその後に起きた2つの法廷闘争が交互に描かれています。
注目は監督デビッド フィンチャーのテンポの良いストーリーの描き方とキャスト陣のがんばりです。それから、編集の事はよくわかりませんが上手かったと思います。
これまでサスペンス色の強かったフィンチャー監督ですが、最近は多彩なジャンルの映画に挑戦していますね。本作で特に上手く描かれていたと思ったのはマークと親友エドワァードーとの関係とそこに割って入るショーンの存在。世界最年少の億万長者の誕生には多くの犠牲があったということ辺りの描き方はあっぱれとしかいいようがありません。それから、主演のジェシー アイゼンバーグ(「ゾンビランド」、「アドベンチャーランドへようこそ」さらには「イカとクジラ」)のマークの役作り。脚本家のアーロン ソーキンの書くドラマや映画(海外ドラマ “ザ ホワイトハウス”に映画“チャーリー ウィルソンズ ウォー”)を観た事がある方ならわかると思いますが、とにかくしゃべるのがスピーディーでテンポが良くとても気持ちがいいです。本物のマークがああいうしゃべり方をするかどうかはわかりませんが、とにかくいいです。その他キャスト陣もがんばりました。例の双子やショーン役のジャスティン ティンバーレイクさらには新「スパイダーマン」を演じる事になっているアンドリュー ガーフィルド等よくがんばったと思います。
ただし、この作品には1つだけいらない要素があります。それはあの“チキン事件”です。アレさえなければもっと良い作品になっていたと思いました。しかし、これはとてもマイナーな指摘なのでこの作品の素晴らしさにあまり影響はありません。是非、パソコンがわからない人にも観てほしいそんな作品です。
現代を象徴し代表する1本
Facebookのログイン回数、片手で足りる程度。
ハマる気配など全くナシ。
ジェシー・アイゼンバーグとアンドリュー・ガーフィールド見たさに
鑑賞したのですが……。
オープニングで度肝を抜かれ、
最後まですっかり見入ってしまいました。
お目当ての2人の演技はもちろんですが、
脚本が巧み。
ものすごい量の言葉が投げ交わされる会話を軸に
淡々としているんだけど、緩急がついたストーリーに圧倒されました。
高揚していく最中でのはずし方、
過去と現在とのスイッチのタイミングが絶妙。
そこに、ビジュアリストのフィンチャー監督が
魅せる画をつないでいくわけで。
ヴィクトリア・シークレット、ナップスター、フェイスブック
人々の心をつかむアイデアが生まれるきっかけって
意外にも同じであったりするんですね。
そして、時代が移り変わろうと
金、名声につきものなのは裏切り、孤独。
現代を舞台に普遍的な要素をまとめあげた
どこをつついても、
文句のつけようがない逸品でした。
大切な親友がいる人に観てほしい
もう4回も観てしまいました。
大切な親友がいる人は是非観ていただきたいです。
かつての親友が敵となった状況のなかでのマークザッカーバーグを描いています。
SNS創設の軌跡を描いた作品ですが、この作品が本当に描いてるものは人間誰しもに共通する“友情”と“愛”です。
だからこそここまで評価されているのでしょう。
自分も大切な親友を喧嘩で失った経験があります。
だからこの映画で描かれているザッカーバーグがよく理解できます。
たとえ喧嘩別れしても、ともに笑い合った彼のことは悪く思いません。
大切な親友がいる人、親友を失った経験がある人は是非観てください。
この作品の本当の良さが理解できるはずです。
ちょっと難しかった・・・?!
視覚というよりも、字幕を追うことの方が多い映画だったように思います。とにかく、セリフを読むことが多いで、ボーッと観るのは向いていないです。好き嫌いがハッキリ別れる映画だと思います。
テンポがいいです。
良い映画だということは保証できる。
以下twitter(@skydog_gang)への投稿に加筆――
良い映画だということはわかったのだが、好き嫌いで言うと、好きにはなれなかった。
というのも、出て来る人物がことごとくスノッブな奴らばかりで誰の感情も理解できず、自分の気持ちとスクリーンとの距離が埋まらないのだ。
一応「時代の寵児も人の子」的な「人間らしい」要素はあるものの取って付けたような印象で、「天才の孤独」を描き出すまでには至らなかった感。
それでも、若き天才の単純な成功物語にもそれを貶める物語にもせず、グイグイ引き込まれる力強い映画に仕立てたのは流石。
CMやMV出身の監督にありがちな安直な表現には決して逃げないフィンチャーはやはり本物の映画監督。緑がかった「フィンチャー色」の画も美しい。
ハーバードが育てたネットワーク
ベン メズリックの「フェイスブック世界最大のSNSでビルゲイツに迫る男」という長いタイトルの ノンフィクション「THE ACCIDENTAL BILLIONAIRES」を映画化したもの。映画「ゾーデイヤック」、「ベンジャミンバトン数奇な人生」を作ったフィンチャー監督による作品。
フェイスブックを創設したマーク ザッカーバーグが 19歳でソーシャルネットワークを作るところから、現在にいたるまでの道のりを映画化したもの。
弱冠26歳の現在活躍している青年が、わずか6年のあいだに 史上最年少で億万長者になった過程を描いた作品。
アメリカ映画
監督:デヴィッド フィンチャー
キャスト
マーク ザッカーバーグ :ジェシー アイゼンバーグ
エドワルド サリヴァン :アンドリュー ガーフィールド
ショーン パーカー :ジャステイン テインバーレイク
キャメロン ウィンクルボス :アーニー ハーマー
クリステイ リー :ブレンダ ソング
マリリン デプリー :ラシダ ジョンズ
ダステイン モスコヴィツ :ジョセフ マゼロ
マーテイン ターナー :マックス ミンゲラ
ハーバート大学の秀才達が 続々と出てきて みな早口でしゃべりまくる。言っていることの内容もすごいが、頭の回転が速いだけでなく そろってイケメン。この映画 ハーバードの回し者ではないかと思うほど「さすが ハーバード すごい!」と思わせる。優れた秀才のいるところには 秀才達が集まる。歴史のある古い校舎、立派な図書館、校内のパブ、質素な寄宿舎、レガッタ競技、ボールダンス、学長の権威主義と俗物性、学食、上級生の下級生いじめ、などなど大学生活の様子が次々と出てきて 興味深い。歴史ある大学の校風がとてもイギリス的だ。大学とは学問をするところで、若い人たちが 本気で学び生活する場なのだということがよくわかる。
出演者の全員が 並みの人の3倍の速さと 3倍のボキャブラリーの数々を駆使して会話しているので 大学生の雰囲気も本物っぽい。ちなみにマークが最後に自分のPCでポチンとキーをたたいて「友達」にする弁護士の女性ラシータ ジョーンズは 実際ハーバード出身だそうだ。
映画として、よくできている。映像は美しく、監督が自由自在に役者を動かし操作している。せりふが多いので どの役者もものすごい厚さの台本と格闘したことだろう。じつにハーバードっぽい雰囲気を 監督も役者たちも脚本家もこなしている。とても完成度の高い映画だ。
オーストラリアの国営ABCテレビで、新作映画を二人の評論家が紹介する番組がある。マーガレットとデヴィッドという年配の評論家が 互いの意見をぶつけ合う様子がおかしくて 何十年も続いている人気番組。辛口の批評が多く、新作で公開直前なのに「こんな映画は見るに値しない」と断じる作品も出てきて おもしろい。その二人が この映画に5点満点をつけたので、びっくりした。ミヤザキ ハヤオの「ポニョ」以来のことだ。めったのない。
実際、映画を観てみて、なるほど と思った。
ストーリーは
マーク ザッカーバーグと同級生の女の子は 学生ホールで話をしている。彼女は 話をきちんと聞こうとせず、自分の知識や考えを矢継ぎ早に披露するマークの態度に怒って 絶交を言い渡す。
そこで ひとり寮に戻ったマークは 腹いせに PCで彼女を始めとする同級の女子学生全員に関する個人情報を公表する。名前や出身、あだ名やサイズまで公表されて、女子学生たちは人気投票のえじきとなった。マークのやったことは男子学生たちを 大喜びさせ ハーバード校のなかで注目をあびることになる。
マークと親友のエドワルドは 双子のウィングルボス兄弟と出会う。兄弟はマークがやったような技術を使って 友達作りのネットワークを作る というアイデアを持っていた。メイルアドレスをもっている人同士が ネット上で次々と友達となり その環を広げていくことができる。そんなつながりをマークは エドワルドやウィンクルボスと 協力して 大学で組織作りしていく。そんなネットワークが大学の新聞で話題になったところで、マークとエドワルドに ナップスターの創始者 ショーン パーカーから招待状が届く。
マークとエドワルドが会いにいってみると、ショーン パーカーは 派手に女遊びをして、お金を湯水のように使いながら、PCの可能性について 次々と話を一方的にまくしたてる。エドワルドは ショーンを ただの誇大妄想の精神分裂症患者としか思えずに嫌悪するが、マークはショーンの生活態度や俗物性に、惹かれていた。
そしてマークは大学を離れ、エドワルドにもウィンクルボス兄弟にも言わずに フェイスブックをショーンの会社に売り渡し、その経営に関わっていく。裏切られたエドワルドは深く傷つき、双子のウィンクルボス兄弟もアイデアを盗まれた、として訴訟を起こす。訴えられたマークは、、、
というお話。
脚本を書いた49歳のアーロン ソーキンは この映画は 「友情と裏切り、「嫉妬と忠誠心」を描いた人間ドラマだ」 と言っている。
マークひとりが自分では予想も期待もしていなかったのに フェイスブックによって一挙に億万長者になって 現代のヒーローになったことを私たちは知っていたが、実はこんなアイデアや そこに至る道でハーバードの学生達が知恵を出し合い 友情や信頼がフェイスブックを育ててきたのだ、ということがわかる。利益を独り占めしたマークは後に エドワルドやウィンクルボス兄弟に 和解金を払うが、彼にはハーバード精神や その中で培われてきた友情や信頼は失われ、2度と回復することはできなかった。映画では、一人の天才の孤独な姿が その無表情の裏に、よく表されている。現役で活躍する26歳の青年を通じてハーバード大学の校風や青年達の姿が生き生きとと描かれている。優れた人間ドラマだ。映画としてとても完成度の高い よく出来た映画だ。
ハーバードの生徒会長に立候補するウィンクルボスは マークの裏切りにあって 兄弟や他の友人達が訴訟を起こそうとしても、断固として反対して「否、ハーバードの学生はハーバードの身内を訴えたりしない。」と言い切る。選ばれた紳士の模範、ここにあり という感じで ほれぼれする。一人で双子役を演じ、立派な好青年の代表選手をそつなく演じている。 実際の彼ら兄弟は、北京オリンピックに、国を代表して出場した。頭の良い人はスポーツもできる。
ナップスターの創始者、ショーン パーカーを演じたジャステイン テインバーレイクは 6つのグラミー賞やエミー賞をとった有名なシンガーソングライターだ。彼が頭の良い人だということがよくわかる。
フェイスブック加入者は5億人を軽く突破した。
毎日何気ない会話をフェイスブックで様々な人たちと交し合う。権威ある親がいて兄弟 親戚 祖父母かいるといった大家族を中心にした社会は崩壊した。子供を中心とした核家族さえ もう確かではない。家族のない社会で 何かを書き込めば 必ずどこかの誰かがPCで読んでいて 返事や答えを書きこんでくれるフェイスブックは 現代の人々を孤独を救う家族の代理のようなものだろう。
MIXIと違って実名で登録することが決まりだ。偽名でなら何でも言いっぱなしだが、実名では黙っている日本人にはなじめないかもしれない。しかし、 実名で結びつくネットワークの強さは、そのうち、世界を変えていくだろう。
最新医療の知識を僻地で受け取ることもできる。
ロシアで またジャーナリストが殺された。政府の汚職とチェチェン反政府運動に関わっていたジャーナリストだった。中国では ノーベル文学賞を受賞した作家が拘束 収監されて、その妻の自宅拘禁になっている。フェイスブックや ツイッターは こういった人権に関わる運動に 今後大きく貢献することになるだろう。
とても良い映画だ。
全242件中、221~240件目を表示








