ソーシャル・ネットワークのレビュー・感想・評価
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facebookはじめてみよ〜と思えた^^
マスコミや雑誌でよく話題作っぽく取り上げられてたのと、最近の時代色に乗っかった感じの映画なのかなと…内心期待薄で鑑賞してみた所、中々のスピード感でみるみる引き込まれた感が面白い、とても勉強になった作品。是非facebookを知らない方は一度してみてから観た方がきっと楽しめる筈だと思います!
誰も悪くないけど
話がこじれるのは人間社会の悪癖です。
マークとエドゥアルトどちらかが折れれば、二人は共同経営者としてやっていけた。
物語よりもうまくいかないのは人生だからか。
理想のエンディングでなくとも、「人生だから」って答えで納得できる。
そこが人生のいいところ。
青春とお金。
巨万の富のタネを持つ学生たち。
そんな学生たちが故に凡人よりも傷つき、笑いあう。
とある大学の青春時代を描いた作品だけど、なんといっても凄いのは「天才」の描写。
冒頭からほとんどセリフだけで天才の状況説明ができてしまってる。
話し相手の会話をまず全て聞いて吸収して
噛み砕き、最初に遡って全ての意見を一気に吐き出す。それもアタマの回転が速いから早口になってしまう。
こういう細かい描写を徹底的に指導したフィンチャー監督、演じきったアイゼンバーグを賞賛したい。
アカデミー賞で監督賞のみに終わるのはとても腑に落ちない。
丁寧でシンプルに、知恵を絞って絞って作られた謹製映画。
直接合い話すことの大切さ
前から観たかったのですが、先日やっとDVDを借りて観ました。
特に派手なことをする映画ではなさそうだったので、どうやって観ている人を飽きさせないようにするのか、とても気になりました。
実際観てみると、頭のいい人たちによる、セリフが被る、スピード感あふれる会話だけで、興味をひかれ、最後まで飽きずに観ることができ、面白かったです。
最後のシーンがとても印象的で、この映画を象徴していたように思います。
最近、海外に留学する機会があり、フェイスブックの普及具合、便利さに驚きました。
自分もその後、フェイスブックにアカウントを作りました。
とても便利なコミュニケーションツールなのですが、やはり直接合い、腹を割って話し合うことが何より大切であり、それを忘れてはいけないなと思った作品でした。
また時間とお金のある時に、新しくできた海外の友人たちに会いに行きたいです!
観る前にFacebookを始めよう
日本ではmixiやGREEなどが有名で世界中に無数にあるSNSの中で世界最大の利用者数を誇る「Facebook」。その創始者マーク・ザッカーバーグの半生を実話を元に描いた本作。アカデミー賞では大本命で賞レース前哨戦を総なめにし確実視されていたのですが、公開時期が早過ぎて印象が薄くなりかけた時期に公開された、アカデミー会員の大好物であるロイヤルファミリーを描いた「英国王のスピーチ」に主要部門を全て掻っ攫われた非常に気の毒な作品でもあります。
頭の良い人同士の会話の掛け合いというのは掛け値なしに面白味が十分あり、会話だけでも説得力と緊張感が増してきます。特に裁判物で弁護士同士の討論シーンなどはポピュラーですが、本作のはやや異質。ザッカーバーグや周りの学生とそれに群がる人々はハーバード在学生や頭の良い人ばかりなのでとにかく会話のテンポが異常に速く、それが初めから最後まで全編を通しています。会話に会話を被せていく話し方は最初こそ違和感はありますが慣れると非常にテンポが良く、観る側に与えられる情報量が多いのに割とすんなり入ってくるのはやはりフィンチャー監督の手腕とアーロン・ソーキンの脚本の良さに他ならないでしょう。このテンポと自然な話し方を追求した監督は1シーンで平均50テイク、多い時は100テイクを役者に要求したようです。鬼ですね。過去の作品も同様のスタンスなので大物俳優が怒って帰っちゃった事もある程です。話の流れもFacebookを設立して拡大していくまでとかつての仲間達との裁判の模様が断片的に折り込まれて興味が削がれない様にしているのも上手いです。
フィンチャー監督のチャレンジ精神や遊び心も面白い点の一つです。過去の作と比べほぼ無名のキャストを起用しています。実話なので実在の人物に似ている役者を起用したとの事ですが、ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグは確かに似ていますがそれ以外の人物は似ている人と似ていない人との差が大きいです。特にナップスターの創設者ショーン・パーカーは実物はオタク丸出し野郎ですが映画ではジャスティン・ティンバーレイク・・。違い過ぎでしょ(笑)。ショーン・パーカーはアルマーニが大好きという事からティんバーレイクのクランクインはアルマーニでのオーダーメイドでの衣装合わせだったそうです。羨ましい限りで・・。脚本を手掛けたアーロン・ソーキンはザッカーバーグの態度が悪過ぎて出資を断わる社長役でカメオ出演。ウィンクルボス兄弟は双子の役者を探したが見付からなかったのでアーミー・ハマーが一人二役を演じています。不自然なエフェクトが無くかなり丁寧に作り込んでいます。これは観た後に知ったのでびっくりしました。
とはいえ、日本ではまだ根付き始めたばかりのFacebookを題材にしているので実際に利用していないとよく分からないシーンが多い事も確かです。友達との何気ない会話で思いついた「既婚」か「独身」かが分かる機能を追加する下りはまさにそういうシーンです。元々このSNSを作るきっかけになった理由が異性と出会うためとハッキリ明言しているので大切な方と一緒に鑑賞しているFacebook利用者は、自分はそういう使い方はしていない!と言いたいと思いますが言えば言うほど気まずくなるでしょう(笑)。エドゥアルドを裏切る理由は使えないからという点は分かるが唯一の友達を失うという事を考えられなかったのかという疑問が残るし、ウィンクルボス兄弟を無視し続ける理由やショーン・パーカーが捕まった後の尻すぼみ感があるので観た後に思わずインターネット検索しちゃう方も多いのでは?と思いました。
という事で、映画館で観るには情報量が多くて大画面向きとは言い難いのでレンタルで借りてきて、観る前にFacebookを利用してある程度使い方を熟知してからお友達や一人で観るのがオススメです!
現代っ子
そもそも論として、生存中の人物のごく最近の事象について、さも真実であるかのようにドラマ化すること自体いかがなものかという気がする。
しかも、一方当事者へのインタビューのみで、客観性には大いに疑問があるのに。
そういったリアルを騙った胡散臭さを抜きにして、単純に物語だけを見ると、サクセスストーリーと仲間割れというありがちな内容。
とはいえ、現代的な特徴が加味されていて、成功に至るプロセスが急過ぎで、泥臭さが見えない。
そのためか、さほど世間に揉まれず、大人になりきれないままで巨万の富だけ手にすることになり、その後の確執がとても子供っぽい(怒って口座凍結→反発して会社から排除など)。
こういった傾向は、メイン2人に限らず、ショーンや金持ちの双子などの他の登場人物も同様で、これほどの巨額な紛争でありながら、とても「軽い」印象になっている。
敢えて、そういう風に「現代的」に描いているのだろうから、あのやたらと早いセリフ回しも含めて、上手い演出なのだろう。
もう一点、ネットワークツールを創設しながら、本人は彼女も友人も失うという結末は、ある意味ネット社会への皮肉か。
若い力が歴史を変えるときが来た!
今度の都知事選で30代の谷山ゆうじろう氏がフェイスブックで出馬表明、
中近東での市民革命の団結を支える等、
確実に歴史を変えたフェイスブックの誕生の物語もその影響力に負けないほどドラマチック。
若い力が歴史を変えるときが来た!
映画としての醍醐味は!?
前評判が高く、期待して見たが、なんでしょうねえという感じ。
決して飽きはしないが、可もなく不可もない。なんとも感興が薄いのは残念だ。
ひょっとしたら、主人公のマシンガン・トークを字数的に翻訳できない恨みがそんな印象を抱かせるのかもしれず(字幕の松浦美奈さんは大変優秀な方だと思うが、いかんせん、主人公の喋りが早すぎる!)、DVDで吹き替えで見たら、評価が一変してしまう可能性はあるが、劇場で見た感想は上記のとおり。
現代のアンチ・ヒーロー像というのであれば、空恐ろしいほどの孤独と巨万の富をもっと突き詰めて(割り切れなさを探求して)描いてほしかった。後半、唯一の親友を上辺ばかりにかばい、新たなパートナーと距離を置く展開はいいが、「それもあなたの仕業なのかもね」と若い弁護士に言わせるだけでは食い足りない。主人公の冷淡さを、あくなき強さとして描くところは新味かもしれないが、実際の人物がどんな印象をメディアに振りまこうとも、弱さも含め、より普遍的に人物造型して描くのが、映画の醍醐味ではないか。高評価する人は、冒頭に登場する女性との挿話に、こうした部分はうまく反映されていると見るのかもしれないが、ぼくにはいまひとつパンチ不足のような気がした(人間性の欠落を表現するにしては会話に頼りすぎ。身体の動きで見せたほうが迫力が出たかも。キャラクターの強烈な魅力も伝わってこなかった)。
『ゾディアック』で映画作家としての才能を全面的に開花させ、得体の知れない恐怖を描ききったデイヴィッド・フィンチャーだが、今回は脚本どおりのことをこなすのに手一杯。存命中の人物を描くのは労苦がつきものとはいえ、この監督ならではの力業(『市民ケーン』ばりのものをやる大志は持っているはずだ)は、あまり感じられなかった。
ソーシャル・ネットワーク(かなり観れる)
サクセス・ストーリー、アメリカン・ドリーム物語として観れば平均点以上の映画なのだろうが、その後、当該フェースブックが中東の民主化革命の原動力となった経緯を思うと、この映画がマークやエドアルド等の作者サイドのエピソードだけで、時代性としてのユーザーの側の描写が一切無く、従って携帯電話の威力も登場せず、作者や1制作会社の意図とは無関係に1人歩きして、あっと云う間に世界を席巻するITモンスターとしての側面の迫力が希薄だった不満を感じたのは小生だけだろうか?。ちなみにエドアルドは監修として制作に全面的に参加し、マークの方は映画制作に対する関与を一切断り、後で映画を観て「着ている衣装はソックリそのままだが、内容は出鱈目だ」と云ったそうである。
この映画の監督フィンチャーは50歳前で「ベンジャミン・バトン」の監督でもある。これは老人として生まれた主人公が成長と共にドンドン若返り赤ン坊まで逆走する話で、恋人と年齢クロスが起こり本人は少年に恋人は母親の年齢に近付くと云うスピルバーグの企画だったらしい。似たような話としては日本では押井守のアニメ「スカイクロラ」がある、ヒロイン草薙素子が青春のまま年を取らず娘と同年輩となって悩む話であるが、共に人間の老いと、死、不老不死の願望などを逆手に取ったブラック・ユーモア作品だが、テーマが哲学的過ぎて映画向きで無く双方とも舌足らずで失敗作であったが、恐れず挑戦する姿勢は鬼才と呼ぶに相応しい。今の所、スピード一辺倒の剛速球投手のような印象で、それがアカデミー賞にノミネートされながらもう一歩のところで受賞を逃がしている原因だが、いずれ華麗な変化球もマスターした暁には賞を総なめにする勢いと、天性のリズム感がある。
宋3世
素晴らしい!
これは評価が分かれる作品だと思う。
学生よりも職業についている人が見ると共感できる部分も多いのではないだろうか?
登場人物のそれぞれが自分が大切にするものを持っているので、どの人の生き方が自分とリンクするだろうかと考えながら見るのもいい。
単純なサクセスストーリーじゃない。
マークは自分のサイトが一番大切だったという意味では誰よりも筋が通っているし、行動にブレはない。
原作本「facebook」も同時に読むと理解は進む。
VAIO?
2010年アメリカ映画。120分。2011年4本目の作品。SNSとしては世界中で約5億人の登録者がいるというFacebookの誕生の物語と人間模様を描いたデビッド・フィンチャー監督の最新作。
内容は;
1,ハーバード大学生のマーク・ザッカーバーグは恋人にふられたのを腹いせに、学内の女子生徒をネット上で比較評価するサイトを一晩で立ち上げ、驚異的なアクセスでサーバーをダウンさせる。
2,彼の名は学内に瞬く間に広がり、SNSでベンチャー企業をしようとする双子の兄弟にチームの一員になることを依頼される。
3、それがきっかけで彼はFacebookというサイトを立ち上げ、順調に拡大していくが。
色々なレビューで登場人物たちに共感できないという意見があるが、もともとこれは天才でしかも血気盛んな年ごろの男子を描いた作品であり、監督はこれまで異端児ばかりを描いてきたフィンチャー監督。だから、本作は観る人の共感を得ようという狙いなど最初からなかったように思う。
本作で描かれていることがどこまで事実なのかは疑う余地があるが(実際ザッカーバーグ本人がそのような主旨の批判をしたらしい)、今や世界最大のSNSの創始者であり20代で億万長者になったザッカーバーグが、本作で描かれているようにFacebookのきっかけが腹いせだったらとても興味深い、というか面白いし、皮肉がきいている。
世にはばかるサクセスストーリーといえばお決まりパターンや美辞麗句で終始する中、本作がまるでそれを鼻で笑うかのように描いている所が、フィンチャー監督らしい。再度書くが、本作は多くの人の価値観や道徳観をさかなでる力があります。
Facebookが広まり、色々な人がザッカーバーグの周りに群がり、分裂し、裁判沙汰になっても結局彼のやりたかったことはただ1つ。麻薬のようにとりつかれているプログラミングに打ち込むことだけ。こんな純朴な人間像こそがアメリカの1つの価値観であり、生きる指針となているような気がする。だから、これはアメリカらしい作品。
ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグがハマリ役。
今までインターネットそのものを題材にした作品はなかったと思う。そして「ソーシャルネットワーク」という壮大な題名にした割には、群像劇にポイントがしぼられていたのが残念な点。
でも、本作がオスカー取るんじゃないかな。
時代を刻む作品だと思いました。
字幕を追うのが大変でした。
私も駆け込みで観てきました。
レビューを読んで、「なんか疲れそう?」と
だいぶ躊躇していました。
でも、だから、観た後は却ってすっきり。
裏切りとかいろいろ言われていたけれど、私が感じたのは
彼は、ただただ「賢すぎる」
でも、自分のそばにいて欲しい人間ではない。
どんなにお金があっても、いて欲しくはない!...かな?
ハーバード大学という自分の住む世界とは全然違う世界
での事なので、本当に何と言ってよいのやら。
冒頭、付き合っている彼女エリカの通うボストン大学を
「行くだけ損!」みたいに言い切る彼。
その彼の通う大学の学長があのラリー、サマ―ズ。
その学長が、ウィンクルボス兄弟の訴えを小気味よく
退ける。意外や意外、正当な論理。ちょっと見直した。
私がマークに共感したのは、サイトに広告を出したくない
と言った所。それができればそれはベスト。
そして、その彼がインスパイアーされたのがジャスティン扮する
ショーン、パーカー。
ジャスティン見るだけで幸せ!
米アカデミー賞発表のまえに「英国王のスピーチ」を
観る事が出来なかったことが非常に残念。
どうなるのかな?
おもしろかった しかし主人公の価値観は・・・
見てて楽しかったです。
でも最初から協力してくれた親友を裏切ったり、周りが見えなくなり、よくわからない起業家と手を組んだ主人公の性格が悪い気がします。
でも最後は起業家の麻薬使用を密告して、本当は後悔していたのかな?
レビューにもありましたが、フェイスブックについて触れられていないのが残念でした。
最近のツイッター、フェイスブックブームがあるからこそ、一体SNSは何の役割を果たしているのか教えてほしかったです。
余談ですが主人公の親友がイケメンでした。w
テンポが好き☆
私の周りでも、おもしろかった派とそうでもない派の二極化が極端に生じる映画でしたが…私は、断然に前者に同意っっ!!かなりおもしろかったです。
お金はたくさん持っているはずなのに、何故か羨ましいと思えない主人公と
その主人公の周りの人々の欲やプライドがわかりやすく描かれていたと感じました。それにしても、巨万の富を作りだす発端が、失恋ていう所がまた単純。なおかつ主人公を身近に感じてしまいました(笑)
映画の雰囲気がいきなりガラッと変えてくる辺りがたくさんあったので、終始飽きずに見れました(^^)
排他的な天才の半生(反省)記
野望を胸に次々と事業を拡大、最年少の億万長者に上り詰める一方で、アイデアや資金面を巡り、衝突が絶えず、泥沼の訴訟合戦に呑み込まれていく顛末をノンストップで突き進む。
頭一つで一攫千金のアメリカンドリームと、ちょっとしたトラブルがすぐに裁判沙汰となってしまうアメリカマネーゲームの裏表の怖さは、凄まじいビートの速さでこそ、浮き彫りになったと思う。
しかし、ネット社会に疎く、デビッド・フィンチャーのブランドで釣られた私みたいなライトな魚には、今作の膨大な情報量とスピードに辟易するばかりだった。
主人公は終始、薄情なキャラなうえに何事にも他人ごとやから、彼がネット掲示板にもたらした革命と功罪がイマイチ実感できない。
敵と共倒れしなかったのは、確かに立派やと思うけど、陰湿で全然羨ましくない。
そりゃあ、いつも独りぼっちやわと思った。
まあ、そういう映画なんだと云われちまったらそれまでやけど。
では最後に短歌を一首
『網交わす 選ばれし顔 釣る宴 神と泥棒 共喰いの舟』by全竜
思っていたより理解できる。
登場人物たちの会話の内容は情報分野に強いわけではない自分にはすべてが理解できたわけではありませんでした。
それでも、日本語訳では難しい専門用語は訳さない様に工夫されているので、映画に集中出来なくなる程ではありません。
誰か1人に完全に感情移入、というよりは各人物、どこかしら自分が納得できる・理解できる部分を持っていて、リアルでした。最後まで見た後に、もう一度最初から見たら色々な処で切なくなりました。
何か私も頑張らなくては!というモチベーションアップにもつながりました。
何度も観ようと挑戦して。。。
途中で嫌になって止めてしまった映画です。
Facebookもやっているし、長くアメリカ社会に住んでいたので
判らなくもないシビアな人間関係。。。
でもこれが面白い凄いって思える映画かっていうと違う気が。。。
もちろんこの人の偉業は凄いと思いますが、それこそ現代のなんとかなんでしょうが。。。
だから?って感じです。はい。
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