劇場公開日 2011年1月15日

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「青春とお金。」ソーシャル・ネットワーク 大覚さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0青春とお金。

2011年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

巨万の富のタネを持つ学生たち。
そんな学生たちが故に凡人よりも傷つき、笑いあう。

とある大学の青春時代を描いた作品だけど、なんといっても凄いのは「天才」の描写。
冒頭からほとんどセリフだけで天才の状況説明ができてしまってる。

話し相手の会話をまず全て聞いて吸収して
噛み砕き、最初に遡って全ての意見を一気に吐き出す。それもアタマの回転が速いから早口になってしまう。
こういう細かい描写を徹底的に指導したフィンチャー監督、演じきったアイゼンバーグを賞賛したい。

アカデミー賞で監督賞のみに終わるのはとても腑に落ちない。
丁寧でシンプルに、知恵を絞って絞って作られた謹製映画。

大覚