トランスポーター3 アンリミテッド : 特集
ジェイソン・ステイサム主演、リュック・ベッソン製作・脚本による人気アクションシリーズの最新作「トランスポーター3/アンリミテッド」が8月15日より公開される。今回は2週連続企画で、1週目は、これを観ればシリーズを完全マスターでき、3作目からでも十分に「トランスポーター」の世界を堪能できる解説動画「トランスポーター コンプリートマニュアル」でおさらいしつつ、シリーズの魅力を分析。そして2週目には、その2作を遥かに上回るスケールで繰り出される第3弾の本作について、見どころを紹介しよう。これを読めば、この夏、興奮必至の「トランスポーター3/アンリミテッド」への準備はバッチリだ!(文・構成:編集部)
「トランスポーター」シリーズ速攻講座
これを観て「トランスポーター」シリーズを完全マスター!
「トランスポーター コンプリートマニュアル」
過去2作を見ていない、見たけど忘れてしまった……という人も、これで大丈夫! 約5分でおさらいできる「トランスポーター コンプリートマニュアル」をお届けする。
動画を見れば一目瞭然だが、このシリーズの人気は、ユニークな主人公やアクションによるところが大きい。過去2作から見えてきた、「トランスポーター」シリーズの魅力とは?
1:こだわりの男フランク・マーティン
このシリーズが他のアクションと一味違うのは、まず主人公フランクのキャラ設定。それまでのアクション映画の主人公といえば、ジョークがうまいジーンズの似合う熱血漢だったが、フランクはその真逆。常に冷静沈着で口を開くのはどうしても必要なときのみ。ファッションは常にディオールのブラックスーツとオーダーメイドのダンヒル・ロンドンの白シャツ。そしてその姿勢は「プロの運び屋」。彼が目指すのは正義の遂行ではなく、プロに徹した完璧な仕事。このクールさ、スタイリッシュさがフランクの魅力なのだ。
2:愛車でのカーアクションがたまらない
本シリーズのもうひとつの魅力は過激なカーアクション。主人公フランクは天才的なドライビングテクニックを持ち、その愛車へのこだわりも半端ではない。前2作での愛車はBMW735i E38だったが、本作での愛車はAUDI A8。外見はごく普通の高級車だが、見えないところが特殊仕様なのがフランク流。エンジンはキーだけではなく、パスワードでの解除が必要、ナンバープレートは瞬時に変更可能といった様々な仕掛けが施されている。この愛車を駆使したカーアクションが加熱していく。
3:ユニークな身体アクションにシビレる
フランクは元特殊部隊の掃討作戦の専門家でレバノン、シリアなどで活動した過去を持ち、格闘技の達人でもある。そこで、戦闘環境を活かした独創的な身体アクションも得意技。第1作ではオイルを頭から被ってヌルヌルになり、敵に捕まれないようになって次々と敵を倒し、第2作では消防用のホースを武器として使うという荒技を披露。今回の第3作でもワイシャツを使った格闘、その名も“ワイシャツ・ストリップ・アクション”や、自転車でのチェイスなど、フランク独自のユニークなアクションを見せてくれる。
4:主役も監督もこのシリーズでブレイク!
本シリーズのアクションの魅力は、主演のジェイソン・ステイサムと前2作の監督ルイ・レテリエがハリウッドの第一線に躍り出たことでも証明済み。
ジェイソンは本シリーズで、ハリウッドの一流アクション・スターにランクアップ。「バイオハザード」の監督ポール・W・S・アンダーソンの近未来カーアクション大作「デス・レース」に主演。さらに彼主演の「アドレナリン」も続編が製作され、人気アクションシリーズが2つも同時進行するという売れっ子に。
また、監督ルイ・レテリエは本シリーズで評価されてソニーのアメコミ超大作「インクレディブル・ハルク」の監督に大抜擢され、続いてワーナーがレイ・ハリーハウゼンの名作をリメイクする2010年全米公開のVFX大作「クラッシュ・オブ・タイタンズ(原題)」を監督中という大出世。今回の第3作の監督オリビエ・メガトンは「ヒットマン」の第2班監督を経て本作の監督に抜擢された人物。本作の後もアクション道を驀進するに違いない。このシリーズには、ハリウッドが求めているアクションの魅力が詰まっているのだ。
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