劇場公開日 2009年8月15日

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トランスポーター3 アンリミテッド : 映画評論・批評

2009年8月18日更新

2009年8月15日より新宿バルト9ほかにてロードショー

2作目の失敗を経て、身の丈に合った活劇へと原点回帰

1作目のDVDセールスが予想外に良かったために潤沢な製作費を投じて作られた2作目は、続編の宿命なのか?やっぱり荒唐無稽に過ぎた。運び屋のフランク・マーティンはジェット機ごと海にダイブしたかと思うと、何事もなかったかのようにスイスイと海面へと浮かび上がってしまうのだ。不死身を描く演出も許容範囲を超えると、笑うしかなくなるではないか!?

その失敗を肝に命じたかのように、最新作でのフランクは身の丈に合った活劇へと原点回帰。脱いだシャツを敵の首に巻き付けて捻ったり、自転車を漕いで車を追いかけたり、素手でナイフで受け止めたりと、とりあえず見ため肉体レベルをキープしている。それらジェイソン・ステイサムの体を張ったアクションに呼応するように、ほぼCGI合成ナシのリアルタイムで撮影されたカースタントにも人肌を感じる。激走するトラックの間にアウディA8が斜め入りするシーンなどは、カースタントのルーティンだが改めて見ると高い運転技術に唸ってしまう。

ただし、爆破装置搭載のブレスレット、産業廃棄物に絡む国家的陰謀等、肝心のドラマに新鮮味が薄いし、女優の趣味にイマイチ問題アリのリュック・ベッソン製作&脚本作品であることに変わりはないので、ご用心を。

清藤秀人

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