僕の彼女はサイボーグ

自分の感情を表現する為の言語力だったり、
論理性・整合性・隠し玉的意外性のボキャブラリーとか
そんなこんな総動員しても・・・、の限界を初めて感じ、
更にコレが解らない人には一生解って貰いたくない、とか
言葉に出来ない感覚＞言葉にする必要のある事象、とか
自分の感じたモノを言葉以外の感覚で定義する事、とか
あの時代に改めてクァク・ジェヨン作品群で思い知った。
伝えられないどころか伝えたくない。秘密にしたい。
大切にしたい。私の為にだけあればそれでいい。
娯楽でも芸術でも何でもいい。
感情というか感傷？
私はただただこの映画を愛している。
今はそうとしか言い表せない。

表現出来たら伝えたくなるかも。

ちょっと不思議で、意外な展開へと進むオススメ映画。見てて「何故？」は有るが、そんな疑問点は吹っ切れる［綾瀬はるかが好きになる］作品。

公開当時、綾瀬ちゃんを見たくて見て、泣いた覚えと「終わりがちょっと微妙 」という後味の記憶があり、ホーム画面のオススメに出てきたので久々に鑑賞。

納得のエンド！銃で撃たれるのを救って書き換えられた未来エンドにて、未来綾瀬ちゃんが主人公に会いに行ったくだりがやっと腑に落ちました。

地震時のサイボーグ彼女と入れ替わりに未来綾瀬ちゃんが彼と過ごすエンドに切り替わるのが「え！？サイボーグちゃん可哀想じゃね！？」っと当時納得できなかったと思い出したけど、

歳を重ねてからみると「心を感じることができる」と言うワードがポイントとなり、

「サイボーグ彼女は自分の中のこの感情みたいなものが何か分からないから何か認識できなかった心を、感情が分かる未来綾瀬ちゃんが記憶として追体験して感じたときに愛だと認識したから=会ったことのない彼を愛した」と見ると、

あのラストの場面はしっかりサイボーグ彼女ちゃんと未来綾瀬ちゃんが同時に写っており、「サイボーグ彼女の心を引き継いだ未来綾瀬ちゃんが未来に戻らず彼と過ごしていくことを選ぶくらいの愛があり（=サイボーグちゃんもこれほど彼を愛している）
彼と相思相愛で幸せになる（更にサイボーグちゃんからの引き継ぎ「この人を頼んだわよ？」という意味で同時に写したのもあるかも）」という素晴らしい書き換え未来エンドになって、

更に最初に彼が好きになってサイボーグのモデルにしたのは未来綾瀬ちゃんだもんね、つまり彼側からもしっかりハッピーになっている、自分の中で良き映画の仲間入りをしました。

見方って大切だなー、作品を作ってくれたみなさんありがとう！

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めっちゃ強いサイボーグの綾瀬が、小出の元に来る。
実は天才科学者の未来の小出がよこしたのだった。

小出はやがて綾瀬に恋心を持つが、綾瀬はそれを理解できない。
やがて大地震が来て、綾瀬は下半身を失いながらも小出を救出。
しかし小出は綾瀬を失った喪失感に苛まれた。

この話をサイボーグ綾瀬より後の時代の女の子が知る。
しかも偶然サイボーグが自分そっくりだったので興味を持った。
そして何故か小出に恋心みたいなのを持ち、小出の時代へ。

そしてその時代にとどまって小出と共に生きるようなことを抜かす。
これにより小出は人間・綾瀬と一緒にいられることとなった。
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話自体は平凡だしツッコミどころ満載なんだけど、
性格の良さがにじみ出ている綾瀬だけに、
小出の思いが通じるような気がして応援して見てた。
小出って、素朴で応援したくなる役が多い。