テス
劇場公開日:2023年1月6日
- 予告編を見る
- U-NEXTで
本編を見るPR
解説
イギリスの文豪トマス・ハーディが1891年に発表した小説「ダーバヴィル家のテス」を、「ローズマリーの赤ちゃん」「チャイナタウン」で高い評価を得たロマン・ポランスキーが映画化した文芸ロマン大作。
19世紀末のイギリス、ドーセット地方マーロット村。貧しい家に生まれた美しい娘テスは、家族の生活を助けるため遠戚のダーバヴィル家に奉公に出るが、彼女に目をつけたダーバヴィル家の放蕩息子アレックに無理やり犯されてしまう。傷心したテスは実家へ戻ったが、アレックの子を身籠っており、やがて出産するも赤子はすぐに死んでしまう。周囲の冷たい視線に耐えられなくなった彼女は再び家を出て、遠く離れた酪農場で働き始める。そこでテスは進歩的で心優しい青年エンジェルと出会い、やがて彼と一緒になる。ようやくつかんだ幸せの中、テスはエンジェルに自分の過去の過ちを打ち明ける。その内容にショックを受けたエンジェルは彼女のもとを去り、最愛の人に拒絶されたテスは、流転の人生を歩むことになる。
当時まだ新進の女優だったナターシャ・キンスキーが主人公テスを演じてゴールデングローブ賞にノミネートされ、飛躍の一作となった。アカデミー賞では作品賞ほか6部門にノミネートされ、撮影・美術・衣装デザインの3部門を受賞している。
1979年製作/172分/G/フランス・イギリス合作
原題または英題:Tess
配給:キングレコード
劇場公開日:2023年1月6日
その他の公開日:1980年10月25日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロマン・ポランスキー
- 製作
- クロード・ベリ
- 製作総指揮
- ピエール・グルンステイン
- 原作
- トマス・ハーディ
- 脚本
- ジェラール・ブラッシュ
- ロマン・ポランスキー
- ジョン・ブラウンジョン
- 撮影
- ジェフリー・アンスワース
- ギスラン・クロケ
- 美術
- ピエール・ギュフロワ
- 衣装
- アンソニー・パウエル
- 編集
- アラステア・マッキンタイア
- 音楽
- フィリップ・サルド
受賞歴
第4回 日本アカデミー賞(1981年)
ノミネート
外国作品賞 |
---|
第53回 アカデミー賞(1981年)
受賞
撮影賞 | ジェフリー・アンスワース ギスラン・クロケ |
---|---|
衣装デザイン賞 | アンソニー・パウエル |
美術賞 |
ノミネート
作品賞 | |
---|---|
監督賞 | ロマン・ポランスキー |
作曲賞 | フィリップ・サルド |