クイール

劇場公開日:

解説

実在した盲導犬の一生を描いたドラマ。監督は「刑務所の中 DOING TIME」の崔洋一。秋元良平、石黒謙吾による原作本『盲導犬クイールの一生』を基に、「夜を賭けて」の丸山昇一と「刑務所の中 DOING TIME」の中村義洋が共同で脚色。撮影を「バトル・ロワイアルII 【鎮魂歌】」の藤澤順一が担当している。主演は、「ギブリーズ episode2」の小林薫と「嗤う伊右衛門」の椎名桔平。テレビ東京開局40周年記念作品。

2003年製作/100分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2004年3月13日

ストーリー

生ませの親・レンのたっての願いで、盲導犬になる為に訓練士・多和田に預けられることになった一匹のラブラドール・レトリーヴァーの子犬。おなかに鳥が羽を広げたようなブチがあることから、パピーウォーカー・仁井夫妻によって“クイール”と名付けられたその子犬は、1年間、夫妻のもとで愛情一杯に育てられた後、いよいよ盲導犬訓練センターで本格的な訓練を受けることになる。のんびり屋でマイペースなクイールに、ヴェテランの多和田でさえ手を焼くこともあったが、やがてクイールは立派な盲導犬へと成長し、視覚障害者の渡辺と巡り会う。初めこそ息の合わなかった渡辺とクイール。だが、ハーネスを介して伝わってくるクイールの思いやりに、渡辺は次第に心を開くようになり、互いにかけがえのない存在になっていく。しかし、クイールとの生活が2年を過ぎた頃、渡辺は重度の糖尿病に冒され、3年後、この世を去ってしまう。そしてそれから8年後、仁井夫妻のもとで余生を送っていたクイールもまた、12年と25日の生涯を静かに閉じるのだった。

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映画レビュー

4.0人生のパートナー

2024年8月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

盲導犬にふさわしい素質を見出されたラブラドール・レトリバー。穏やかな性格の彼はクイールと名付けられ、訓練士の手によって優れた盲導犬へと成長していきます。やがてクイールは、頑固だけれども優しい心を持ったパートナーと信頼を築き上げていきます。 ベストセラーのノンフィクション「盲導犬クイールの一生」を基にした映画です。 幼いラブラドール・レトリバーが盲導犬として、多くの人々の愛情に支えられながら充実した日々を過ごす姿が細やかに描かれています。おっとりとしてマイペースながらも、人の感情を鋭く察知するクイール。その可愛らしくも頼もしい行動や温かさは、言葉では表しきれないほど感動的です。 盲導犬としての役割を果たすクイールの姿から、人と動物が共生することの意義を学ぶことができました。クイールは単なる盲導犬ではなく、かけがえのないパートナーであり、その存在が人々の生活を豊かにしていることがわかります。 動物でも人間でも、かけがえのないパートナーと共に人生を歩むことができれば、自分の人生も豊かになれると信じています。 共感の重要性を感じて、他者の感情を理解し、思いやりを持つことの大切さを学べました。

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中野祐治

4.5頑固な渡辺(小林 薫)が愛した犬の話

2024年6月23日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

幸せ

実話ベースなのでリアル。食事も排泄シーンも有ります。 台本を読めない動物に演技させるのは大変。ワンカットシーンが随所に有るのが見どころ。 ラブラドール・レトリバーを生ませの親の水戸(名取裕子)からお願いされ、渋々承知する訓練士の多和田(椎名桔平)は、パピーウォーカーの仁井夫妻(香川照之、寺島しのぶ)に1歳の誕生日まで預ける。その後は盲導犬訓練センターで生活し、視覚障害者である渡辺(小林 薫)と盲導犬の共同訓練の合宿をする。渡辺の妻と子供達(戸田恵子、櫻谷由貴花、松田 和)とともに住むことになったクイールが一生を終えるまでを描く。 犬好きなので頭空っぽにして犬と人のコミュニケーションをじっくり観ているだけで、笑えて泣けて、とても癒やさた。

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Don-chan

4.0ジーンと来た。

2024年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

萌える

結婚して別に住んでいるけど、弟が視覚障害者で、全盲にはなっていないので、puppy walkerをしていた事がある。その時に弟の家にいた犬のことを思い出す。そして、もしかしたら弟も将来は盲導犬にお世話になるかもしれない。 犬はやっぱりかわいいなぁ。赤ちゃんの時のかわいさったら! 盲導犬の一生を想って、最期のシーンでは泣いてしまった。 クイールさん、お疲れ様でした。

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きゃな

2.5我が家では出来ない。

2021年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

テレビドラマでも観たことがあるのでストーリーは覚えていたが、改めて家族(愛犬含む)で観てみた。パピーウォーカーというボランティアには頭が下がる。彼ら無しでは盲導犬は育たない。しかし盲導犬は本当に幸せなのだろうか?我が家では出来ない、1歳になった我が子と別れるなどあり得ない、と家族で意見が一致した。

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Yohi

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