Beautiful Sunday(1998)

劇場公開日:

解説

とあるマンションを舞台に、そこに暮らすちょっと変わった人たちのちょっと変わった日曜日を描いたコメディ。監督・脚本は「夏時間の大人たち」の中島哲也。撮影を「夏時間の大人たち」の阿藤正一が担当している。主演は、「誘拐」の永瀬正敏と映画初出演の尾藤桃子。98年トロント国際映画祭正式出品作品。

1998年製作/93分/日本
配給:シネカノン
劇場公開日:1998年11月21日

ストーリー

のどかな日曜日の朝。東京郊外にあるマンションの一室に、一仕事終えた殺し屋が帰ってくる。ところで、その隣の102号室の広介と小夜子の若夫婦には、最近めっきり会話が減っていた。テレビの子供向け番組リキッドマンの脚本家である広介は番組の打ち切りの知らせに呆然とし、小夜子も亭主と大家の関係を怪しんでいる。そんなふたりが、コミュニケーションを取ろうとキャッチボールをしに表へ出た。ところが、どこもかしこもキャッチボール禁止。漸く見つけた駐車場で始めるが、誤ってボールをポルシェにぶつけてしまう。小夜子は、202号室の落合家のハーフの娘・明日香を塾まで送り迎えするというバイトをしている。明日香は、いつも塾のライバルに勝つことを生き甲斐にしている変わった小学生。日曜だというのに、朝から机に向かって勉強に余念がない。変わっていると言えば、301号室に住む板橋育代も変わっていた。彼女は、ストーカー・プレイを楽しむ客相手の新手の風俗嬢で、今日も常連の上野を相手にストーカーに怯えるOLを演じていた。そんな彼女と同じフロアの303号室には、老婦人・大久保絹代が独り暮らしをしている。毎日、決まって正午になると奇声を発する絹代。その訳を問う大家の根津亜矢子に向かって「ある日突然声が聞こえなくなったら、誰か自分が死んだことに気づいてくれるから。なーんちゃって」と説明するのであった。一方、大家の亜矢子もまた、近所のアパートに秘密の隠れ家を持ち、そこで自画像を描いている変わった女性だ。昼下がり、ホラー映画が好きな彼女は、ビデオ屋で顔を合わせた広介を部屋に誘って絵を披露した。やがて、一日が暮れていく。明日香の送り迎えのバイトを終えた小夜子は、無一文で飲んでいる広介を居酒屋から連れ帰る途中、ポルシェの持ち主に追いかけられ、怪我をして病院に運ばれてしまう。同じ頃、マンションの屋上では絹代が騒ぎを起こしていた。もうすぐ故郷の星から迎えが来ると言って、空を見上げる絹代。やがて、彼女は忽然と野次馬の前から姿を消すのだった。一夜明けて月曜日の朝、何事もなかったようにまた一週間が始まった。広介夫婦には会話が甦り、明日香は学校へ向かう途中のゴミ捨て場に殺し屋の死体を見つける。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.0日常は鑑賞にたえうるのか

2023年7月25日
PCから投稿

単純

寝られる

住人は微妙に変わってる人たちがすんでるアパート。 堅気とはちょっと違う 主人公夫婦。 けだるい日常がそこに繰り広げられ、 観てると「ああ、あるなあ」的な 感覚は味わう。 がしかし。 映画としては私は楽しめなかった。 ホームビデオと何が違うのか。 編集とか構成はもちろん 映画だからあるんだけど。 あえて作り物感を排除したのかもしれないが、 残念ながら 渋谷にでも行って 街頭で行き交う人々を観察してるほうが 面白そうだと思ってしまいました。

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こまめぞう

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