戦国自衛隊

劇場公開日:1979年12月15日

解説

四百年前の戦国時代にタイム・スリップした演習中の自衛隊一個小隊の姿を描く。半村良の同名の小説の映画化で、脚本は鎌田敏夫、監督は「悪魔が来たりて笛を吹く(1979)」の斎藤光正、撮影も同作の伊佐山巌がそれぞれ担当。千葉真一芸能生活20周年作品。

1979年製作/139分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1979年12月15日

あらすじ

伊庭三尉を隊長とする二十一名の自衛隊員は、日本海側で行なわれる大演習に参加するために目的地に向かっているとき“時空連続体の歪み”によって四百年前の戦国時代にタイム・スリップしてしまった。東海には織田信長が勢力を伸ばし、上杉、武田、浅井、朝倉らが覇を競いあい、京へ出て天下を取ろうと機をうかがっていた時代。成行きから彼等は、のちの上杉謙信となる長尾平三景虎に加担することになり、近代兵器の威力で勝利をもたらした。戦いの中で、伊庭と景虎は心が通じあうなにかを感ずる。隊員のひとり菊池は、恋人和子と駈け落ちすることになっていたが戦国時代にスリップ、和子は約束の地で菊池を待ち続けた。三村は農家の娘みわに出会い、恋に落ちていく。そんな中で、矢野は、自分たちだけで天下を取ろうと、加納や島田を誘って反逆を起こし、魚村を襲い、手あたりしだいに女を犯すが、伊庭たちの銃撃のはてに殺される。近代兵器を味方につけた景虎は、主君小泉越後守の卑怯さに我慢がならず、春日山城で斬り殺し、天守閣からヘリコプターにぶら下がって脱出する。そして戦車が春日山城を陥落させた。その勢いで景虎と伊庭は京へ攻め上がろうとする。景虎は浅井・朝倉の連合軍と戦い、伊庭は川中島で武田信玄と戦闘をまじえることになった。「歴史がなんだっていうんだ。俺たちが歴史を書きかえるんだ」と、自衛隊員と二万人の戦いが始まった。戦車、ジープ、ヘリを駆使しての互角の勝負、そして目指す武田信玄の首を取ることにも成功するが、その激しい戦いの中で、伊庭たち隊員も死んでいった。隊員の中で生き残ったのは、農夫となってその時代に生きようと決意した根本だけであった。

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スタッフ・キャスト

監督
斎藤光正
アクション監督
千葉真一
特撮監督
鈴木清
脚本
鎌田敏夫
原作
半村良
製作
角川春樹
プロデューサー
元村武
撮影
伊佐山巌
美術
植田寛
筒井増男
音楽監督
角川春樹
音楽
羽田健太郎
音楽プロデューサー
鈴木清司
高桑忠男
主題歌
松村とおる
録音
橋本文雄
照明
遠藤克巳
編集
井上親弥
衣裳
柳生悦子
監督補
戸田康貴
助監督
山下稔
記録
堀北昌子
スチル
遠藤功成
擬斗
菅原俊夫
斉藤一之
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受賞歴

第3回 日本アカデミー賞(1980年)

ノミネート

助演男優賞 夏八木勲
録音賞 橋本文雄
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映画レビュー

5.0 不朽の名作

2026年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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アッキー

3.5 角川映画祭にて

2026年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

カワイイ

1979年当時見逃していて、今回が初。
角川シネマ有楽町で角川映画50周年記念「角川映画祭」を
開催していてその中の1本。【4Kデジタル修復版】。

作品の完成度はともかくとして、あの頃の角川映画は
話題性が豊富で勢いがあったと記憶している。

本作もその頃の勢いを感じさせる映画だ。

宣伝ポスター等で見た通りの荒唐無稽な世界。
戦国時代にタイムスリップした自衛隊が当時の兵士たちと
戦をするのだから面白いに決まっている。

戦車ありヘリコプターありで現代の兵器を装備していれば
当然有利ではあるが、隊員の数は少なくて燃料や装備品には
限りがある。一方的な勝利とならないところが映画として面白い。

主演の千葉真一がアクション監督も務めており豊富なアクション
場面が楽しめる。千葉本人の動きはかっこいいし、彼の体を
張ったスタントも素晴らしかった。

ただ映画全体の演出、大勢のエキストラを使っての戦闘場面は
やや大雑把な印象。ちょっとあか抜けない感じがした。

その他気付いた点

・やたらと劇中歌が掛かる。
・自衛隊員たちの風貌が個性的。ミュージシャンが長髪に
 サングラスのトレードマークを貫いて出演していたり。
・その他出演者の顔ぶれが豊富
・千葉真一の愛弟子真田広之
・「野生の証明」の薬師丸ひろ子
・岡田奈々(昭和の場面だけの出演)が超絶可愛い。😍
・それ以外の女性の扱いが・・・令和の映画にこんな描写が
 あったら苦情が来そう。

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toshijp

2.0 むかしの感動はなかった

2025年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2022年、「角川映画祭」で鑑賞。

40数年前(当時は中学生だった)に観たときは「とても面白い!」と感動し、サントラのレコードまで買いました。
けれど、僕も大人になった。成長した。今回、その大人の目で観なおしてみると、むかしの感動をまったく感じることができませんでした。
ファンのひとには申し訳ないけれど、チープというかなんというか……。

ゴチャゴチャとしたつくり。長ったらしい戦闘シーン……。伊庭の「我々が天下をとって歴史を変えれば、そのショックで現代に戻れるかもしれない」というような、よくわからん理屈にも思わず吹きだしてしまった。それに、撮影が良くないのか、画(え)がダメですね。美しいと感じるカットがひとつもなかった。
それから、映画というものは、お金や人数をかけたからといっていいものができるわけではない、ということもよくわかりました。
あるいは、このチープな感じを楽しむところに本作を鑑賞する醍醐味があるのかもしれませんが……。

今回この作品を再鑑賞してよかったことといえば、懐かしの面々にスクリーンで再会できたことくらいでしょうか。
真田広之や薬師丸ひろ子といった現在も俳優として第一線で活躍していらっしゃる方々の若き日の姿には少なからずグッときました。
それから、ジョー山中の歌の上手さも再認識させられた。もう一度、レコード棚からサントラを引っ張り出して聴いてみたいと思います。

最近、昔の作品を再鑑賞する機会が何度かあり、その度に「ああ、やっぱり観てよかったなぁ」と感慨にひたるのですが、この作品だけは「べつに観なくてもよかったな」と後悔しました。いや、自分の鑑賞力(あるいは、そのようなもの)が向上したことがわかったので、やっぱり観てよかったのかもしれません。

追記
素材は面白いので、こんどはハリウッドなんかでリメイクしてくれたらなぁと思います。
戦国武将と騎馬隊が現代のニューヨークにタイムスリップして米軍が出動するとか、どうでしょうか? 最新のCGやVFXを駆使して。
でも、これだと戦国時代でも自衛隊でもないから、リメイクとはいえないですね。それにコメディーになっちゃうかな。

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peke

2.0 子供の頃見たのと印象が変わりました

2025年6月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

地上波で何度か観てチバちゃんカッコいいなあ、なんて思っていた子供の頃から色々な映画やら読書の経験をへての最近(2025)になっての公式での配信やBS松竹東急での放送されたのを観ての感想を言うと
伊庭さん、作戦指揮官としてダメなんじゃ…、と言う感じで随分と評価が落ちました。
現代に戻れるか分からないのに船を爆破した瞬間にアレ?と思い始めて、燃料も無線機も機関銃も積んであったのに爆破しちゃうんだとか、燃料切れの戦車陣地で使えば良いのに廃棄しちゃうの?とか
補給が無い中をどうやりくりするかを前面に出せば戦国時代に自衛隊の部隊が飛ばされてどう戦って行くのかと言うシュミレーションを主題の違う見方の映画に出来たはずなのに
合戦のシーン見ても行き当たりばったりただ撃つだけ、では部下がかわいそうに見えてきて子供の頃の千葉真一カッコいい!てイメージがなんだかなあ、で塗り替えられてしまうコトに。
隊員たちの人生模様を主題とした映画だから、と言うのは分かるにしても伊庭さんしっかりしなよ、なんて思うコトになってしまいました

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koma koma

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