戦国自衛隊のレビュー・感想・評価

メニュー

戦国自衛隊

劇場公開日 1979年12月5日
9件を表示 映画レビューを書く

これぞ昭和映画

ツッコミどころ満載。

でも、この雰囲気が昭和映画の醍醐味。

宮西瀬名
宮西瀬名さん / 2019年3月1日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:TV地上波
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

勢いだけで結構結構! 面白ければ全て良し!!

「デジタル・リマスター版」DVDで鑑賞。

当時ノリにノリまくっていた角川映画が、初の正月映画として放ったアクション超大作。
そのためか、これまで以上に気合が入った映画づくりが行われているように感じました。

主演の千葉真一率いるジャパン・アクション・クラブが全面協力。自らアクション監督も務めています。
自衛隊の協力が得られなかったため、プロモーションも兼ねて61式戦車をベースにした戦車を製作しました。登場するヘリコプターが自衛隊に採用されているものでないのはそのためです。ここからして、気合の入れ方が違うなぁ、と。
「歴史は俺たちに何をさせようとしているのか?」という有名なキャッチコピーと共にTVスポットが大量投下され、書店でも大々的な宣伝が行われ大ヒットを記録しました。

半村良の原作は小学校6年生のときに読みました。初めて読んだ大人向けの本でした。
「戦国自衛隊1549」が公開された頃で、書店で福井晴敏の原作本の横に、原案の「戦国自衛隊」が置いてありました。“新装版”として「1549」のポスターデザインの表紙になっていました。
“戦国時代に自衛隊がタイムスリップして戦国武将と戦う”という内容に大変そそられました。日本の歴史を学校で習っていて興味が出て来ていたこともあり、かじりつくように読んで登場する武将や戦について調べたりしました。その後3回ほど読み直したりして、私のお気に入りの一冊になっています。

演習中だった自衛隊の一個中隊が戦国時代にタイムスリップ。そこで後の上杉謙信である長尾景虎と出会い、隊員の反乱など紆余曲折ありながら、手を組んで天下取りの道を歩み始めます。
次々と勝ち進み、京への上洛が目前に迫る中、ついに戦国最強を誇る武田騎馬隊が立ちはだかります。熾烈な戦闘の果て、彼らが見た景色とは…?

予算の関係からか、原作で描かれていた合戦の殆どがオミットされ、武田騎馬軍団との戦いが、クライマックスのハイライトとして位置付けられています。登場する武将もだいぶん少なくなっています。
角川映画大作にありがちなハチャメチャな展開や、大袈裟な爆発、金が掛かってそうだけど物語の進行上、「別にいらんのんとちゃう?」と思えるようなど派手なアクションなどが随所に見受けられます(私は“角川映画の無駄な大作感”と呼んでいます(笑))。

渡瀬恒彦を中心とした数名が哨戒艇を奪取して近隣の村々で略奪を繰り返します。それを追う千葉真一一派との戦いが中盤の見せ場として用意されています。
この“自衛隊シビル・ウォー”は原作には無いシーンですが、これっているの!?(笑) …と初鑑賞で思いました(笑)
ヘリの梯子に捕まった宙吊りの状態で、千葉真一がアクションするためだけの場面に思えました。進行上別に無くても良いような内容だけに、他の合戦シーンに予算を割いて欲しかったなぁ、と。

武田軍との戦いでは、戦車の火砲が開戦の口火を切り、騎馬隊を蹴散らす様は何とも興奮しました。
しかし自衛隊のことを研究したのか、武田軍の思わぬ反撃に合い苦戦を強いられてしまいます。多くの隊員が命を落としていきました。
薬師丸ひろ子にやられた竜雷太の「セン・ゴク・ジダ・イ」は、本作を象徴する名ゼリフではないかな、と思いました。理不尽な目に遭って命を落とさなければならなかった人々の苦しみが滲み出るようでした…。

思わぬ劣勢に立たされ怒りに燃えた千葉真一は、武田の本陣に単身切り込んで、武田信玄との一騎討ちの末これを討ち取り(ちょっとセコい勝ち方でしたが(笑))、生首を掲げて狂った笑いを周囲に振り撒きながら、かろうじて勝利を収めました。
千葉真一は本当に単身突撃が好きですねぇ…。よくこういう場面を見掛けます。かといって嫌いじゃないです。こういうノリはむしろ好きな方です(笑)

しかし、この戦闘で戦車もヘリもトラックも失い、弾薬も殆ど底を尽くという悲惨な結果に。何とも無謀な戦いをしたものです…。
千葉真一の予想を裏切り、武田軍が予想以上に強かったというのもあるでしょうが、あまりにも無策でした。歴戦の勝利が生んだ慢心の結果ですねぇ…。
これを経てしまっては、千葉真一の「天下を取る!」というラストのめちゃめちゃカッコいいセリフも、その声のトーンも相まってずっこけそうになりますねぇ…(笑)

映画全体を“勢い”が支配していると言っても過言ではありません。そして観客はその勢いに、いい意味で毒されていきます(笑) 私は完全に毒されました。この映画の持つ底知れぬ魅力にはまってしまいました。勢いだけで結構ではありませんか! 内容の矛盾もなんのその。面白ければいいんです!

ハチャメチャ超大作を真剣につくり上げた人々に、心からの敬意と拍手を贈りたい!
変なところも多々ありますが、めちゃくちゃ面白いんですこの映画は! というか角川映画は面白い!
本を売るためにこういった壮大なPVとも言える大作映画をつくってしまうなんて、それを許容した社会もすごいなと思いました(笑)

syu-32
syu-32さん / 2018年7月11日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

トラウマ

最後のシーンは衝撃的で、トラウマとなった。
もう一度観たいけれど、なかなか怖くて観れない。

前田壮一
前田壮一さん / 2018年2月2日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

原作未読

期間を置いて何回か観賞しているが、この作品自体は理屈に合わない。
人を殺すなとか言ってはいるものの、なし崩しに人を殺す展開。
兵器の差で戦いに勝つが、後の事は全く考えておらず、兵拈及び戦術も無為無策。
勢いだけで乱暴に作った感が強い。
隊員の混乱はあまりにも酷く、愚連隊レベル(笑)
山賊と化して村を襲っている姿とか、当時の自衛隊がこの内容をよく許したと思う。
歴史はおれたちに何をさせようと言うのか?
とキャッチコピーは壮大であるが、無理矢理なアクションシーンが多い。
離反した部下の船を奪い返すつもりでワザワザ狙撃兵を配置して、部下を倒し無傷で船を得たにも関わらず、その後船を破壊…始めっから船ごとやったらどうよ?と思ってしまった。
金掛かってるのはわかるんだが、雑な作りで残念。
タイムスリップと歴史の狂いについての考証が自衛隊員の中でちゃんと行われないので、見ている方も「こいつら何もかんがえんのか?」とモヤモヤした気分になる。

うにたん♪
うにたん♪さん / 2017年11月22日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD、VOD、TV地上波
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

凄い

アクションシーンの迫力、隊員間での人間関係、自衛隊が戦国時代へのタイムスリップという設定、どれをとっても一流の作品だと思います。
自衛隊VS武田軍の戦いは日本映画史上に残る名シーンだと思います。何回でも見れます。

まるまつ
まるまつさん / 2017年1月10日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

歴史というものが意思のある一個体として存在してるかのように描かれて...

歴史というものが意思のある一個体として存在してるかのように描かれていて
自衛隊vs歴史 という構造になってる。
そういう発想って、稀。

何故天下を取れば昭和に戻れると信じてるのかは謎。

モンスター映画とかゾンビ映画とかによくあるのは、我々の本当の敵は、人間だった、という構成。
前半で渡恒彦がその役を担う。

ソニー千葉がめちゃくちゃカッコいい。
アクションも迫力満点。
自衛隊を策で追い詰める武田信玄ってのも良いんだけど、
馬たちが可哀想でした。

saikimujin
saikimujinさん / 2016年8月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

これぞSF青春時代劇なり!

半村良の中編小説を大胆に脚色し、映画ならではのアクション・シーンのてんこ盛りで魅せる角川映画作品。

自衛隊で使用されていた61式戦車のレプリカまで製造してしまうと言うチカラの入れようが凄い。
アクション監督にはJAC率いる千葉真一が起用され、黒澤明監督の『影武者』をも凌ぐ、迫力満点の合戦シーンがスクリーン上に再現されました。

まさに奇想天外!実戦経験はないものの殺傷能力の高い近代兵器で武装した自衛隊と、弓矢や刀で武装した殺戮集団とも言える鎧武者たちとの時空を超えた血戦バトルは男子ならずとも興奮もの!
だが、天下を取ることで歴史が大きく変わり、現代に帰ることが出来ると信じて疑わなかった隊員たちが、1人また1人と命を落として行く無惨な姿を見ていると、何だか無性にやるせなさを感じてしまう。
また登場シーンは少なかったけど、岡田奈々が可憐でした。
一服の清涼剤の意味合いがあったのかもしれない。

2014年1月25日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

無策すぎる ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 子供の時に見たっきりで、戦車が堀にはまる場面と、最後味方に裏切られることがぼんやりと記憶していただけで、見返したところ、自衛隊があまりに無策で驚いた。そのくせ、千葉真一は天下をとろうと本気で言っているし、頭がどうかしているのかと思った。どうやったら天下が取れるのかプランはあるのか。

 天下を取るプラン以前に武田信玄との戦いでは戦術もなにもなく、闇雲に弾薬を使いまくり後先考えないにもほどがあった。ヘリがあるならヘリで敵陣の偵察をしてピンポイントで大将を爆殺するなりすればいいのにと思った。現代の軍としての凄味がただ火力が強力であるということしかなかった。

 時代を変えてしまえば自分たちは昭和に戻れると行動するのだが単なる憶測にすぎず、武田信玄の首まで取るとはあまりに大胆すぎる。

 燃料と弾薬に限りがあるのに、まるっきり気にしているふうではなかった。平気で自衛隊の船を燃やして沈めていた。このような表現では自衛隊が馬鹿集団に見えるのでよくないと思った。それにロン毛の自衛官までいるし、渡瀬恒彦は平気で上官の命令を無視するし規律もなにもあったものではなかった。原作はちゃんとしているのだろうか。もしちゃんとしていたとしたら出来にさぞがっかりだろう。

 いろいろ文句を書いてしまったのだが、千葉真一や夏八木勲の演技はすごい迫力だった。薬師丸ひろ子が一瞬出ていたが存在感が鮮烈で驚いた。規模はかなりな大作なのでしっかり作って欲しかった。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2013年5月20日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

古臭い演出ではあるが、面白い物語 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

総合:75点
ストーリー: 85
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 60

 角川映画は内容が薄っぺらいとかいう批判も多いし、その批判は必ずしもはずれとは言えないこともある。だが本作の物語はなかなかどうして面白い。

 タイムスリップという異常事態に巻き込まれ、部隊隊員がそれぞれの意見を持って生き方を模索して行動していくさまがいい。秩序をなくし暴徒化し村を襲う者、なんとか現代に帰ろうとする者、この時代にささやかな幸せを見出す者、現代の知識と武力を使って戦国時代で天下獲りの野望を抱く者。
 特に、元の時代に帰るためという表向きの理由を作って、この時代に一花咲かそうと隊員を戦闘に巻き込んでいく隊長の千葉真一と隊員たちの運命が見所となる。その中でも、武田との戦いはこの映画最大の山場。いかに現代の武器を持っていても、犠牲を厭わず襲い来る圧倒的な数の敵兵に次々に倒れていく自衛隊員。弾を撃ちつくし敵兵に囲まれ恐怖におののく姿。野望をぎらつかせる千葉真一の運命の結末は虚しいが、それも戦国という厳しい時代に自らを賭けた者の宿命と言える。もっとも、あれほどの戦いを生き残りながらも巻き込まれた隊員は迷惑だろうが、戦争とはそんなものだろう。

 欠点も多い。銃や刀の効果音やBGMがやたらとしょぼかったりとか、飛んでくる弓矢や投げられた槍がへなへなで全然勢いがなかったりとか、影虎が城内で刀で人を切っても返り血ひとつ浴びないとか、映像に迫力がなくて時代を感じる。このような下手な演出は、当時の技術や背景では仕方がないのかもしれない。
 配下の武将ではなく長尾影虎自らが危険を無視して先頭にたって敵に切り込んでいくとか、信玄が一騎打ちに応じるとかも納得がいかない。
 そんなわけでそれなりに不満点も多い。どうせならば題名は似ているが内容が異なる「戦国自衛隊1549」ではなく、この物語そのままで新しい技術と演出で戦国自衛隊をリメイクして欲しかった。演出がよければずっといい点をつけられる。

 あっさりと秩序をなくす隊員がいるが、軍隊といえどもほんの数十年前まで日常的に見られた光景であるし、現代でも国によってはよくある話。このような異常事態では充分有り得るだろうし、健全な隊員ばかりでないところが逆に生々しくていい。また劇中で「昭和の時代(平成ではなく)に戻れるほうに賭ける」という隊員の科白が時代を感じさせて少し可笑しい。そういえば昭和の映画だったんだと思い出させてくれる。

Cape God
Cape Godさん / 2013年3月16日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 難しい
  • 鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

9件を表示

映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi
採用情報