ロッキー

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

青年ロッキーはフィラデルフィアのスラム街に暮らす4回戦ボクサー。ある時、世界チャンピオンのアポロがロッキーを対戦相手に指名してきた。もし15ラウンド終わってもリングに立っていることができたら、自分がただの三流ボクサーでないことを証明できる……ロッキーは愛する女性エイドリアンのために死闘を繰り広げることに! 無名だったスタローンは主人公さながらのアメリカン・ドリームを成し遂げ、この一作で大スターに。

1976年製作/120分/アメリカ
原題または英題:Rocky
劇場公開日:1977年4月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 ゴールデングローブ賞(1977年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) シルベスター・スタローン
最優秀主演女優賞(ドラマ) タリア・シャイア
最優秀監督賞 ジョン・G・アビルドセン
最優秀脚本賞 シルベスター・スタローン
最優秀作曲賞 ビル・コンティ
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5くすぶっている下町のあんちゃんの解像度の高さ

2024年11月30日
PCから投稿

どこかの時点でなんとなく寡黙なイメージが付いてしまった気がするのだが、ロッキーは不器用で口下手であっても、それなりにお喋り野郎で、結構へらず口や叩いたり、どうでもいいジョークを言ったりする。ちょっとめんどくさい下町のあんちゃんと言った風情なのがとてもよい。挙動不審なくらい内気で美人とはいえないエイドリアンというヒロイン像も、アメリカンニューシネマ的な定石破りで、それを当時の王道エンタメに組み入れた功績も大きかったのではないか。

この下町でくすぶっている人間たちに対する解像度の高さが、スタローンの脚本家としての才能であり、演者としてもみごとだった部分なのだと思う。

そしてロッキーは次第にアメリカン・ヒーローと化していくわけだが、ほぼ「1」の続編として作られたとしか思えない『ロッキー・ザ・ファイナル』で、引退したロッキーを昔の栄光の思い出話ばかりしているレストランオーナーにしたスタローンは、マジでロッキーっていうキャラクターを誰よりもわかっているなと。そこはライアン・クーグラーが『クリード』で出せなかった部分でもあり、餅は餅屋、ロッキーはスタローンだと一作目に立ち返ることで改めて思い知らされる。

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共感した! 1件)
村山章

5.0亡くなったじいちゃんが大好きだった映画、その影響で自分も「ゴールデ...

2025年3月25日
iPhoneアプリから投稿

亡くなったじいちゃんが大好きだった映画、その影響で自分も「ゴールデン洋画劇場」オンエア時に初鑑賞したのが確か小学校4〜5年、それ以来大好きな映画。
1年に1回は観ている。
物語のスピード感が良い。そしてタリア・シャイアがものすごく良い。何度観ても感動し泣ける。ちょっと生きるのに辛くなった時に観る、自分にとってとても大切な映画。

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Mk.plass

5.0映画の神様が宿った作品とは本作のことだと思います

2025年2月5日
Androidアプリから投稿

ロッキー
1976年米国映画
超久々に観た
やっぱり面白い
少し見始めると最後まであっという間

無名の監督
無名の主演男優に無名の俳優ばかり
脚本もその主演男優が書いて持ち込んだ素人のもの
何かショッキングなシーンがあるとかするわけでもない
そんな映画が当たるなんて誰も思わない
それが世界中で大ヒットしてしまう
それどころか映画史に残るような金字塔になってしまう
映画の不思議
映画に関わる誰もが夢に見る成功物語
そんなことある訳がない
プロの世界は厳しい
ましてハリウッドだ
そんな企画だれも見向きもしない
撮ることすら無理だ
でも、それを本当に実現したのが本作
まるで劇中のロッキーが世界選手権に挑むことと二重写しだ
本作はボクシングの映画と思われている、しかしそれは違う
だってクライマックスのボクシングの試合は、上映時間119分のラスト15分からはじまる分量しかない、トレーニングのシーンもあるが超絶特訓的なことは生卵を飲み干すシーンくらい
日本人にとってはなんてことのないシーンだが海外では食中り間違い無しの行為で目をひくくらいのもの
それまでは、ほとんどが主人公と恋人エイドリアンの下町の片隅の恋愛物語だ
ラスト3分はこれ以上ない涙があふれてしまうような甘いラブシーンだ

1976年はアメリカ建国200年祭で大変に盛り上がっていた、劇中でチャンピオンのアポロがワシントンの扮装で登場するのはそれ
舞台がフィラデルフィアというのもそう
建国の街だから
その200年祭の始まりの正月だからこのストーリーが成り立つ
そこを見事に押さえてヒットする下地を捉えた脚本
シンプルで真っ直ぐな脚本
ややこしいひねりなんかいらない
市井の下層の男女が片寄せあって生きて行こうとする物語
街金の集金係のゴロツキで終わる人生から抜け出したい
彼女にその証明を見せたい
だだそれだけ
そこには勝手な思想や信条なぞどこにもない
万人が共感できる物語だけがあるのみ
エイドリアンが次第に美しくなっていく演出は改めてみてなかなかに上手い

そしてテーマ曲!
このテーマ曲でなければ本作もこれほどまでの大ヒットしなかったかもしれないほどの高揚感溢れる名曲
21世紀生まれの方でもどこかで必ず聞いて知っているはずの楽曲
作曲家は一応名前はみたことのあるていどの人、巨匠とか大ヒットメーカーとかなんて人ではない
昨今横行している有名タレントとのタイアップ曲なんてこれほどの力を持つ事は有り得ないと一発で理解できる力を持っています
映画の神様が宿った作品とは本作のこどだと思います

MAGA
Make America Great Again
最近こんな言葉を良くニュースで目にします

その是非はともかく
ロッキーの頃の米国はまだ平和だった
麻薬にもそんなに蝕まれていない
アメリカって本当はこんな国だったんだ
この頃に戻りたいという米国人の心の叫びなのだろうなと思いました

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共感した! 11件)
あき240

5.0これぞ不朽の名作

2025年1月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

映画が大好きなのにロッキーをまだ見た事が無く、気になってみる事に、10代の自分にたくさん刺激を与えてくれた映画だった!!

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共感した! 2件)
いちご