ランボー 怒りの脱出

劇場公開日:

解説

閉鎖的な田舎町で警察を相手に激闘を繰り広げたベトナム帰還兵ランボーは刑務所に服役していた。そんな彼が、ベトナムで行方不明になった兵士(MIA)の調査という特別任務に就くことを条件に釈放される。現地での戦闘行為は厳禁とされていたが、米兵捕虜が虐待されているところを見たランボーは命令を破り、救出に乗り出す。今再びランボーの戦争が始まった。大ヒットアクションシリーズの第2弾。超人ランボーの活躍がよりド派手になった。

1985年製作/96分/アメリカ
原題:Rambo: First Blood Part II
配給:東宝東和
劇場公開日:1985年8月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 アカデミー賞(1986年)

ノミネート

音響効果編集賞  
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映画レビュー

3.0路線変更がとても残念だった

2024年6月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前作の『ランボー』が、ベトナム帰還兵の悲哀というか、一般生活に溶け込めずにアウトサイダーとして社会からつま弾きにされる男の、情念の爆発だったのに比べて、今回は特殊任務を帯びたスペシャリストとしての、ミッションチャレンジ・アクションに変わってしまい、その路線変更にかなりがっかりしたものだ。

とは言え、これはこれでド迫力の戦闘シーンをフィーチャーした娯楽アクション大作になっており、一人の殺人マシーンが敵を倒していく様には単純に興奮する。何も考えずに身を委ねるにはちょうどいい映画かもしれない。

この映画の成功によって『ロッキー』のシリーズにも大きく影響を与えた作品。ロッキーは貧しい移民の子供が、ボクシングでしか自分の存在価値を示せずに、恋しい彼女にも振り向いてもらえない男が、チャンピオンとの試合を通じて自分の可能性を実現したお話しだったのに、いつの間にかとんでもないモンスター相手にリングの上で対決する方向性に変わり、ボクシングの描写は置いて行かれた印象が強い。エンターテインメント路線にシフトしていったのだ。

人間ドラマから、アクション大作に路線変更して、映画は成功しても、もともとのシリーズのファンには少し寂しく受け取られたんじゃないだろうか。

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うそつきかもめ

0.5自由と民主主義のアメリカは乱暴者に翻弄されるんじゃ

2024年1月2日
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マサシ

4.0ランボー、怒りのおバカ火力を大幅アップ!

2023年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

笑える

楽しい

興奮

シルベスタ・スタローン主演&脚本。
脚本協力にはあのジェイムズ・キャメロンも。
ラジー賞4部門獲得の大傑作アクション。

【ストーリー】
前作の騒動により服役していた主人公ジョン・ランボー(シルベスタ・スタローン)だが、トラウトマン大佐から特殊任務に従事すれば特赦の取引きを持ちかけられる。
作戦内容は、かつてランボーが脱出したベトナム国内のアメリカ人捕虜収容所証拠をつかむ事。
現地に赴いたランボーは、虐待をうける仲間の窮状にガマンできず、彼らを救出しようとするのだが……。

前作『ランボー』こと『First Blood』がシリアスな社会問題を描いたカントリーアクション映画なのは、シリーズのファンなら皆知っています。
そしてこの『ランボー2 怒りの脱出』の原題が『Rambo: First Blood Part Ⅱ』と、アメリカ本国では初めて主人公ランボーの名を冠した作品であることも。
同年にあの『ロッキー4』も上映されており、どちらも空前の大ヒットと、スタローンがエンタメ方向に全力疾走していた時代です。

初代の『ロッキー』や『ランボー』が持たざる者の悲しい姿を赤裸々に綴ったのに対して、この頃の作風は「おバカでもいい、筋肉と爆発を心ゆくまで楽しんでほしい」路線に切り替わっています。
だってこのランボーったら、小さな爆薬をつけた矢を撃ち込んでありえない威力の爆発させたり、ムキムキの上腕二頭筋腰をカッコよく見せるために狙いなんか知らんとばかりに腰だめでマシンガン撃ったり、滝壺でヘリをホバリングさせながら寝たふりをして敵を油断させたり、バカバカし……おっとうれしいツッコミどころ満載なんです。
もちろんちゃんと捕まって拷問もされますよ!
なんだこの売り文句!

スタローンが世に出た初期を「スタローンヒストリー:貧者の時代」とでも名付けるとすれば、こちらは「ホット☆ショット!の時代」とでもしておきましょうか。おっと命名の解説はしないぜ?
誤ってタリバンに捧げちゃった次作『怒りのアフガン』でそのおバカ傾向はメーターをふり切り、なんやかやで20年ほど当シリーズをほったらかしの宙ぶらりんな「クリフハンガーの時代」に至ります。
その間にスタローン自身の成功や失敗、スキャンダルやシャウエッセンのCM出演なんかの迷走もありました。
我に返って『最後の戦場』『ラストブラッド』でスプラッタ残虐アクション描写に振り切っちゃう『エクスペンダブルズの時代』へと突入します。
ええ、今なおエクスペンダブルズ期です。

1946年生まれ、御年77歳のスタローンですが、いつまでこんな全力疾走アクション俳優でいるんでしょう。
ライバルだったシュワルツネッガー76歳はアクションよりも枯れた演技を重視するスタイルになり、お金大好きブルース・ウィリス68歳は認知症に、メルギブ67歳もハリソン・フォード81歳もとっくにアクションはスタントマンに任せ、同世代のスターたちがどんどんアクション現場からドロップアウトしてゆく中、若手(若くない)トム・クルーズ61歳とのチキンレースをいつまでつづけるのでしょう。

いやもう永遠につづけて欲しいんですけどね。

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かせさん

4.0始まり方がいいよなー

2023年8月28日
iPhoneアプリから投稿

1で自首したあと刑務所から始まるとか
1の続きが見れる事に当時異常にワクワクした記憶ありますね、ヒット作の続編という事で内容がパワーアップしていて 派手にはなってますし単純なアクションモノとはいえ スタローンがときかくカッコ良くてその頃のアクションスターといえばシュワちゃんとスタ公とチャックノリスとマイケルパレって感じでしたから(マイケルパレは実はかなりマイナー)
この作品もランボーと一緒に1カ月連続で見るくらい大好きで ランボーナイフが流行って 使い道なんて無いのにまあまあ買ってる人居ましたし凄い話ですよねー

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お主ナトゥはご存じか2世