ラスベガスをやっつけろ

劇場公開日:1999年10月

解説・あらすじ

アメリカのジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンが1971年に発表した同名小説を、「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムが映像化した異色ロードムービー。71年、ジャーナリストのラウル・デュークと弁護士ドクター・ゴンゾーはバギーレースを取材するため、真っ赤なスポーツカーに大量のドラッグを詰めこんでラスベガスへと向かう。しかし、ドラッグまみれの2人は行く先々で騒動を巻き起こし……。

1998年製作/アメリカ
原題または英題:Fear and Loathing in Las Vegas
配給:東北新社
劇場公開日:1999年10月

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 カンヌ国際映画祭(1998年)

出品

コンペティション部門
出品作品 テリー・ギリアム
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映画レビュー

3.0 泥酔してやらかした次の日に見たい映画。

2024年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

◯作品全体
仕事で疲れちゃったりつまんねえ飲み会で飲まないとやってらんなくって、それで泥酔しちゃって周りに迷惑かけちゃったり、周りはそんなに迷惑がってないんだけど「あぁ自分暴走してるなぁ」ってなってる酒の席ってたまにあるじゃないですか。頻度は違えど。そういうときに急に冷静になって電車に乗ろうとしたり財布から小銭を出したりするときに「俺は電車に乗るぞ…まず改札を通るからスイカ出して…」とかアホみたいに慎重になるときがあると思うんだけど、あの最低に迷惑で最高に研ぎ澄まされていて絶望的に滑稽な瞬間を、本作はすごく上手に映し出してる。

やってることはドラッグだし映画だから誇張はあれど、みっともなさの描写はリアリティがあった。例えば冒頭のドライブシーンで若者ヒッチハイカーを乗せたとき、デュークがモノローグなんだかダイアログなんだかわかんなくなるときがあったけど、あの頭の中と外が溶け合ってしまってるような感じとか、泥酔しているとたまにある。
あとはホテルのロビーでチェックインするところとか、サーカスのゲートを通るところ。頭の中で「大丈夫だ、名前と職業を言えばいい…」とか「ゲートをくぐって2ドル払えばいいだけだ…」とか頭の中で唱えるデュークと、その冷静さからはかけ離れたゾンビみたいな歩き方とかろれつの回ってない話し方は最高にみっともなくて笑えた。
でも笑える反面、ここまでとは言わないけど自分にも心当たりがあるわけで。タクシーの中で「今寝たらどこに行くかわかんないぞ…あの建物が見えたら止めてくださいって言うんだぞ…」とか唱えながら酔っぱらい特有の挙動不審な動きをしたりしちゃってる。あの滑稽さを突きつけられている感じがして恥ずかしいんだけど、それを笑いに変えてくれる本作は素晴らしいな、と思った。

やっぱり飲み過ぎちゃうと周りの人にも迷惑かけてたりするわけで、次の日に二日酔いになりながら自己嫌悪するときもある。あんなことしといて週明け職場で顔合わせんのか…行きたくないな…ってなったりとか。
そんなモヤモヤを滑稽さによって吹き飛ばしてくれるところに他作品にない良さがあると思う。そしてラストシーンのデュークのセリフと、どこまでも伸びる砂漠の一本道に小さな後悔を前向きにしてくれる力があった。
「フリークの国のフリークの一人に戻る」。
どんだけやらかしても、やらかさないとやってられない世界に戻るだけなんだから、それでいいんだ。

二日酔いの最中だと映像的にキツイから、それが収まってから見ると心の二日酔いに効能がある作品だ。

◯カメラワークとか
・キマってるシーンとかはもっとごちゃごちゃしたカメラワークにするのかな、と思ったけど、色と特殊メイクで攻めていた。なんかもっとサイケデリックでも良かった気がする。

◯その他
・薬から醒めてホテルで一息つくときにデュークが言った「ベガスの丘を登り西を向くと 思い出の向こうに波が寄せて返したあとが見える 波が砕けて何事もなかったかのように 静かになった街が」っていうセリフがとても良かった。

・ここまでリアルで汚いゲロが映されている作品が思い当たらない。便器から外れた破片とかあるのも最悪だった。でもこれ以上の作品を別に知りたくもない。

・音楽が本当によかった。どれもシーンにドンピシャというよりか少しハズした感じがまた良かった。

・最近泥酔してやらかしてないので、評価は星3つです。

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すっかん

3.5 すべてを受け容れると、人生はこうなる。

2026年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

幸せ

ジャーナリズムにもいろいろある。

とはいえ、依頼主の要求に基づいた取材をして、記事を書くものが多い。
世の中のほとんどがこのパターンになるのは、そこにお金が発生するからだろう。

お金が発生する以上は、責任が発生する。
お金を出した人間が損をしないよう、
ライターは最大の注意を払わなければいけない。
「古事記」も「日本書紀」も大枠ではこちら側である。

そんな閉塞感が溢れる文字の世界を打ち破るのが、
本作で描かれる『ゴンゾージャーナリズム』である。
ゴンゾーは、権蔵とか権造などの人の名前ではなく、
スタイルであり、もちろん異端である。

客観性よりもジャーナリスト自身がそこへ没入体験すること得られた知見。
タイプライターから弾き出される軽妙な音は、最高のBGMでもある。
そうしてできあがった文字は、単なる字から変化して、文化となる。
文化とは、これほど混沌とした中でも育つ強さがある。

これを演じられるジョニー・デップもデルトロも役者として凄まじい。

【映画の見どころ】
無一文のくせに高級ホテルで暮らす方法がわかるところ。
また、仕事において真剣に取り組むところと、
適当で構わないところの境界線が新鮮で学びが多い。
最高の伝記映画のひとつ。

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ほしぞらきらり

4.0 なんとなく感じましたのは…

2025年2月9日
iPhoneアプリから投稿
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十ロ九

2.0 昔の映画

2024年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画と言うより映像集。
酒を飲んでもすぐ気持ち悪くなっちゃう僕には意味不明の世界で
見てる間じゅう苦痛だった。

まぁ昔の映画ですから、こんなもんでしょう。

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mar