三つ数えろ
劇場公開日:1955年4月7日
解説
私立探偵フィリップ・マーロウは百万長者スターンウッドの依頼を受ける。依頼内容はガイガーという男からの恐喝に関するものだったが、時を同じくして使用人のリーガンが姿を消していた。早速マーロウは張り込みを始めるが、そのガイガーは自宅で殺されてしまう……。「脱出」の大好評を受けて、同じボガートとバコールの主演コンビで作られた探偵映画。
1944年製作/114分/アメリカ
原題:The Big Sleep
スタッフ・キャスト
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2022年4月30日
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鑑賞方法:VOD
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①結局、リーガン殺害の犯人は分かったけれども、ガイガーを殺したのは誰だったのか分からんじまい(他にも分からんとこ多々有るけれども)。監督が原作者(チャンドラーに)、「誰々を殺したのは結局誰だ?」と訊いたらチャンドラーが「私も知らない」と答えたという有名なエピソード付きのハリウッド黄金期の名画(?)です。②ハワード・ホークスの演出はさすがにスクリューコメディー(この作品は違いますよ)の名手だけあってテンポが快調。台詞のやり取りもテンポが良くてそれだけ聞いていても楽しいくらい。服の上から痒いところを掻いているヴィヴィアンにマーロウが「掻きなさい」と言った途端に、ヴィヴィアンがスカートを上げて太股を掻くところなんて殆んどコメディーの乗り。但し、殴ったり等のアクションシーンは逆にモッタリしています。③ボガートは、フィリップ・マーロウにしては背が低いし(劇中でも自虐ネタにしている)タフさにもかけるが、なかなかハードボイルドさは出している。ローレン・バコールは、ホントに好みの問題だと思うが、横顔はキレイだけれども正面から見ると目が離れているしちょっと変な顔。美人とは言えない御面相だと思う。私の記憶では、原作ではあんなにヴィヴィアンが登場する印象は無かったので(何でマーロウの行くところ行くところヴィヴィアンが居るのかも殆んど説明なし)、後半は謎解きよりもボガート・ローレン夫婦のオノロケを見させてもらっているような気分。④カーメンの初登場シーンではスカートの短さにビックリしたが(ミニスカートが流行ること20年前)、賭場のカクテルウェイトレスたちも太股丸出しのミニスカートを穿いていたし、当時の男性観客にとっては鼻血ブーだったでしょうね。⑤思っていたよりマーロウの好色ぶりがよく描けていたのでホッと(?)したが、カーメン役の女優、眼鏡を外すとビックリ美女のドロシー・マローンをはじめキレイなネエちゃんばかり出てくるのも嬉し。
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何故か、リメイクの『大いなる眠り』か検索出来ないので、ついでに書いときます。①
2021年2月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
なかなかに有名な作品
しかもハワード・ホークス作品
主演はハンフリー・ボガート、脇役にローレン・バコール
さぞかし面白いだろうと思うのだが少々期待はずれ
ストーリーが複雑な割に大して面白くない
だが、やはりハンフリー・ボガートとローレン・バコールの魅力につきる
それだけで最後まで辛抱できるのだから
本作は同じ監督と俳優で、1945年版と1946年版の二つあるとされている
とは言え、実際は1946年版が正式公開版であって、1945年版は一旦完成しただけのものでいわばパイロット版に過ぎない
それにリテイクと再編集を加えたものが1946年版という訳だ
要は戦争前で、完成したものの公開が伸びて塩漬けになっていた本作を、ある事情で急遽リテイクと再編集を加えて公開に踏み切ったということ
期待の新人ローレン・バコールの評判が他作品で劣悪だったためテコ入れをしたというのが本当のところということ
いずれにせよローレン・バコールは本作によってようやくスターになったのだ
DVDには両面に両方の版が収録されているが、1946年版を観るだけで十分と思う
特典映像にその違いの解説が収録されているのでそれでこと足りる
原作は一度読んだ。正直に言えば、よく分からない。そんな筋だてなのだろう。
この映画も2回目だ。何回観たところで、マーロゥの早口セリフだから分からない。
バコールに惚れてしまったボォガードが可愛くて、それだけを楽しみに観た映画だった。
しかし、この映画が上演されて以来、一筋縄ではいかない女が増えたようだ。
しかし、猿真似しかできない女しかいなかった。
2016年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ローレン・バコールがクールで美しい。ボガードもはまり名役