劇場公開日 1955年4月7日

三つ数えろのレビュー・感想・評価

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4.0いきなり観たら絶対わかりません

2024年1月21日
PCから投稿

映画としては「カサブランカ」が一番有名、且つ名作とされていますが、「マルタの鷹」と共にボガード選手の特徴が最もよく出た作品です。ハードボイルドの意味を知りたければこの二作を観れば理解できます。

ハードボイルド小説というのは、謎解きやプロットに重きを置かず背景や心情などの描写を廃棄して、単一視点から目の前に現れた事実だけを語ってゆくリアリズム手法で成立しています。この作品に限らず、え、なんで?え、あの人どうなった?的なところが散見され、推理小説マニアですらハードボイルドを認めない人も多くいます。

とはいえ、当作はあまりにも有名で、あまりにも探偵小説史上で重要な大傑作ですので、当然読んでいることが前提につくられています。
小説ですら複雑な筋書きを2時間の映画に収めていますので省略も多く、昨日読み直してから観た私でさえ、何度も見直し再生しながらそれでもよくわからないところが多々あるので、予備知識なしで観たらチプンカンプンになります。

内容がよくわかない、というレビューが多いのも当然です。
読む時間がなければ、WIKIで登場人物やあらすじを読んでから観ることをお薦めします。

尚、この映画は「大いなる眠り」という邦訳の本が出る前に公開されたため、こんなタイトルになってしまったと推察します。

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越後屋

4.0いきなり観たら絶対わかりません

2024年1月19日
PCから投稿

映画としては「カサブランカ」が一番有名、且つ名作とされていますが、「マルタの鷹」と共にボガード選手の特徴が最もよく出た作品です。ハードボイルドの意味を知りたければこの二作を観れば理解できます。

ハードボイルド小説というのは、謎解きやプロットに重きを置かず背景や心情などの描写を廃棄して、単一視点から目の前に現れた事実だけを語ってゆくリアリズム手法で成立しています。この作品に限らず、え、なんで?え、あの人どうなった?的なところが散見され、推理小説マニアですらハードボイルドを認めない人も多くいます。

とはいえ、当作はあまりにも有名で、あまりにも探偵小説史上で重要な大傑作ですので、当然読んでいることが前提につくられています。
小説ですら複雑な筋書きを2時間の映画に収めていますので省略も多く、昨日読み直してから観た私でさえ、何度も見直し再生しながらそれでもよくわからないところが多々あるので、予備知識なしで観たらチプンカンプンになります。

内容がよくわかない、というレビューが多いのも当然です。
読む時間がなければ、WIKIで登場人物やあらすじを読んでから観ることをお薦めします。

尚、この映画は「大いなる眠り」という邦訳の本が出る前に公開されたため、こんなタイトルになってしまったと推察します。

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echigoya

3.5本作は同じ監督と俳優で、1945年版と1946年版の二つあるとされている

2021年2月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

なかなかに有名な作品
しかもハワード・ホークス作品
主演はハンフリー・ボガート、脇役にローレン・バコール
さぞかし面白いだろうと思うのだが少々期待はずれ
ストーリーが複雑な割に大して面白くない
だが、やはりハンフリー・ボガートとローレン・バコールの魅力につきる
それだけで最後まで辛抱できるのだから

本作は同じ監督と俳優で、1945年版と1946年版の二つあるとされている

とは言え、実際は1946年版が正式公開版であって、1945年版は一旦完成しただけのものでいわばパイロット版に過ぎない
それにリテイクと再編集を加えたものが1946年版という訳だ
要は戦争前で、完成したものの公開が伸びて塩漬けになっていた本作を、ある事情で急遽リテイクと再編集を加えて公開に踏み切ったということ
期待の新人ローレン・バコールの評判が他作品で劣悪だったためテコ入れをしたというのが本当のところということ

いずれにせよローレン・バコールは本作によってようやくスターになったのだ

DVDには両面に両方の版が収録されているが、1946年版を観るだけで十分と思う
特典映像にその違いの解説が収録されているのでそれでこと足りる

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あき240

3.0男も女も気障でいられたいい時代だった。

2020年4月5日
PCから投稿

原作は一度読んだ。正直に言えば、よく分からない。そんな筋だてなのだろう。
この映画も2回目だ。何回観たところで、マーロゥの早口セリフだから分からない。
バコールに惚れてしまったボォガードが可愛くて、それだけを楽しみに観た映画だった。
しかし、この映画が上演されて以来、一筋縄ではいかない女が増えたようだ。
しかし、猿真似しかできない女しかいなかった。

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はる

3.0ローレン・バコールがクールで美しい。ボガードもはまり名役

2016年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ローレン・バコールがクールで美しい。ボガードもはまり名役

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tsumumiki

3.0雰囲気良し。

2014年10月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

物語が?な点がいくつもあっても、まぁいいか!と思わせてしまう、格好良さ。深く考えず、ハードボイルドな雰囲気を味わいました。

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TammyFuru

3.5ボガート&バコールの魅力を堪能すべし!

2013年10月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

『脱出』(ローレン・バコールのデビュー作)で共演して結婚したH・ボガートとL・バコールのカップルが素敵過ぎて、ストーリーの分かりにくさや回収されずに終わった伏線(運転手の死は自己だったのか?それとも殺されたのか?だとしたら、誰に?)なんかはさほど気にならない。とは言え、観終わって「んっ?」となって思わず最初から観直したくなるのも事実。これは脚本の問題というよりも、チャンドラーの原作がそういうものだったのかもしれない(確か原作『大いなる眠り』も読んでいるはずだが、まったく覚えてない!)。脚本には、ノーベル賞作家W・フォークナーや後にR・アルトマンの『ロング・グッドバイ』を手掛けることになるL・ブラケットも参加しているのが、興味深い。

とにかく、ボガート&バコールというカップルの魅力を堪能すべき作品。

『脱出』にバコールを起用するよう彼女を推薦したのは、当時のボガート夫人だったそうだが、まさか夫を取られることになるとは思わなかっただろうな。

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arakazu

3.5ローレン・バコールのかっこよさに惹かれる!

2010年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

難しい

はい、私も人物関係とかストーリー、一度みただけでは全然理解できませんでした。それでも、作品の雰囲気とか、主演の二人の醸し出すキザさがなんともいえなくかっこよくて、これはこれで全然ありかと。私は好きです。

それにしてもローレン・バコール、こんなキリッと颯爽としている二十歳前後の女性は今まで見たことないなぁ。未だに、当時20歳くらいだったとは信じられないよ、俺。今じゃこういう女優さん、出てこないんだろうなぁ…。

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shaw