劔岳 点の記

劇場公開日:

解説

日本映画界を代表するキャメラマン・木村大作が初監督に挑戦し、日本地図完成のため未開の地・劔岳を命懸けで目指した測量師たちの姿を描いたドラマ。原作は新田次郎の同名小説。明治時代末、陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎は、地図上で空白となっている劔岳の登頂と測量の命令を受け、仲間と共に劔岳に挑む。しかし、そこには雪崩や暴風雨など想像を絶する困難が待ち構えていた……。浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおいら、豪華俳優陣が出演。

2009年製作/139分/日本
配給:東映
劇場公開日:2009年6月20日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 日本アカデミー賞(2010年)

受賞

監督賞 木村大作
助演男優賞 香川照之
音楽賞 池辺晋一郎

ノミネート

作品賞  
脚本賞 木村大作 菊池淳夫 宮村敏正
主演男優賞 浅野忠信
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(C)「劔岳 点の記」製作委員会

映画レビュー

4.0何もかもが本物。それに尽きる

2021年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

初見は公開年度なので、2009年。その後、飽きることなく複数回、鑑賞。
これだけ豪華なキャスト陣を引き連れて、実際に山へ向かったのだから、何をかいわんや。
これを大スクリーンで鑑賞できた人は、今思えばとても幸福な映画体験だったはず。
それにしても、メガホンもとったキャメラマン・木村大作の撮る画たるや、恍惚とさせられる。

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大塚史貴

2.0淡々としてる

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

3.5時代考証が甘い

2023年9月18日
スマートフォンから投稿

知的

少し前に見たショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」という作品はよかった。
なにより、雄大なアラスカの自然がうつくしく雄大で、星野道夫の写真をみているみたいだった。
そして、それに劣らない日本の山の神々しさと清澄感の魅力をたっぷり堪能させてくれたのが、この作品である。
ヘリやCGなどを使わず、スタッフ・キャストと実際に機材とともに登山して2年かけて撮影されたというのだからこれはさぞかしたいへんだったろう。しかし見ごたえある映像でありました。
ふだん何気なくみている地図も、このような苦労の歴史があってこそできたのだなあとなんだか感無量です。
浅野忠信は、若いころの小林薫を思わせるたたずまい。いい役者さんに育っていってほしいです。
なんとなく、力作のわりに印象が軽い。細かい時代考証を日本映画はもっとすべきではないかと思う。たとえば、浅野演じる柴崎の話し方。腰が軽い人なのだということはわかるんだけど、あの当時の軍の役人が
民間の案内人にむかって「天幕(テント)はっといてもらっていいですか?」なんて言い方するかな?
あと、柴崎を駅まで迎えにきた妻(宮崎あおい)。いくら進歩的でも、あの時代妻が夫の前にでて歩くなんてことは考えにくい。
なんかそういうちょっとしたことで、もっと明治の雰囲気をだしてくれれば、ドラマにはいりこめるし、映画の重厚感も増すと思うんだよなぁ。昔は男尊女卑だったし階級差別もおおっぴらにあった。でもそれが史実であり私たちの歴史である。
都合のいいようにアレンジしてはいけない。
でもまぁ最近の日本映画にはめずらしく堂々と映像で勝負している作品で、真夏劇場でみるのにふさわしいです

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らいぴゅう

4.5シンプルな映像だけど深い

2023年6月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

自然の描写が美しい
挑戦の軌跡をはっきりと感じる
セリフはシンプルだけど落ち着いていて深い
音楽がセンスが良かった
役者の雰囲気も良かった
言葉がすんなり入ってくる

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Hisashi
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