ローレライ

劇場公開日:

解説

平成ガメラシリーズの特技監督として知られる樋口真嗣が長編監督デビュー。45年8月、広島に原爆を投下され、窮地に陥った日本軍は、ドイツから極秘裏に入手した潜水艦・伊507に特殊兵器「ローレライ」を搭載し、米原爆搭載機の発信基地の奇襲を目論む。だが乗組員たちの思いはさまざまだった。原作は福井晴敏の「終戦のローレライ」。同じ原作者による大作「戦国自衛隊1549」「亡国のイージス」が続々公開されるのも話題。

2005年製作/128分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2005年3月5日

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(C)2004 フジテレビジョン・東宝・関西テレビ放送・キングレコード

映画レビュー

4.0原作の圧倒的な素晴らしさを半分も生かせていない

2024年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原作は私のこれまでの読書歴でマイベストワンと言える程の名作中の名作ですが、本作(映画版)は、そのストーリーを何とか2時間超の尺に収めるために無理やり感が半端ない仕上がりとなっています。 原作の福井晴敏著「終戦のローレライ」は多くの人にお勧めしたい大傑作ですが、映画を先に見てしまうと読む気が失せる人が多数かと思います。 かといって、原作をまずは読めと言っても、福井氏の本は文章が少々くどいのが欠点であり、終戦のローレライにおいてもそのくどさから序盤を読み進めるのは難儀でしょうから、私が勧めるのはこの話の下地(現代版)と言える「亡国のイージス」の小説からです。 この話は衝撃的な描写で幕を開けますが、私も亡国のイージスのショッキングな書き出しにはまって福井文学の魅力に取りつかれた一人です。 原作の良さである程度は魅せてくれる映画にはなっていますが、やや中途半端です。

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てつ

2.0ううう~ん、どんなものでしょうか。

2024年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

いわゆる「人間兵器」の是非を描きたかったのかも知れませんけれども。 そのことは絹見少佐に対する浅倉大佐の「人間兵器に反対する君も、やがては人間兵器に頼らざるを得なくなる」といった趣旨のセリフからも窺うことができます。 しかも、絹見少佐が向き合うこととなった人間兵器は、彼の特攻兵器として名高い回天のように、軍人が搭乗するものてはなく、軍歴もない少女が、その超能力に基づいて操るものであったとすれば―。 そして、映画のシナリオとしては、同じく「人間兵器」であっても、その点の意外性(?)を強調したかったのかも知れませんけれども。 しかし、そうであったとしてもと、「潜水艦に少女」では、現実味を欠きすぎて、なかなかアタマが付いていくのが大変でした。評論子は。 残念ながら、高い評価の一本ではありませんでした。

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talkie

2.5非常に狭いある意味で良作

2022年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

萌える

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keebirdz

0.5稀にみる駄作でした

2022年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

公開時、ワイドショーの本作紹介コーナーで役所広司が、スタジオ合成ばかりであまり良くないというようなコメントだったので(TVでわざわざ言うか。観ないでおこう…)と決めたはずなのに暇つぶしに見てしまった。冒頭のテロップがエヴァフォントで「やったぞ!エヴァっぽい!」と樋口監督の無邪気に喜ぶ顔が見えて嫌な予感がすると思いましたが、もう少し観てみるかと。明るすぎ、ブレのない、ツルツルの潜水艦CGのアラや人物合成のなじみの悪さは技術レベルの話として、肝であるストーリーテリングの稚拙さが際立っています。作りたい、かつ完成度の低い場面ばかりをバンバンインサートし続けた、けれんみのない映画史上最低の潜水艦映画が出来上がってしまいました。隣で見ていた映画ファンの妻が「あたしの時間を返せ」とマジギレしていました。映画心のある本作製作スタッフも同様な気持ちだったかと察します。悲しみです。

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