アバウト・シュミット

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

名優ジャック・ニコルソンが主演を務め、定年退職をきっかけに自身の人生を見つめ直す男を、ユーモアを交えつつ悲哀たっぷりに演じたヒューマンドラマ。作家ルイス・ベグリーの同名小説を原作に、後に「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」でアカデミー脚色賞を受賞するアレクサンダー・ペインが監督・脚色を手がけた。ネブラスカ州オマハ。66歳の平凡な男ウォーレン・シュミットは、長年勤めあげた保険会社を定年退職する。これまで仕事一筋の人生を歩んできた彼を待ち受けていたのは、暇を持て余すだけの無為な日々だった。そんなある日、妻ヘレンが急死してしまう。シュミットは離れて暮らす愛娘ジーニーの結婚式を手伝おうと、キャンピングカーでデンバーへ向かうが……。共演は「ミザリー」のキャシー・ベイツ、「ワンダーランド駅で」のホープ・デイビス。

2002年製作/125分/アメリカ
原題または英題:About Schmidt
配給:ギャガ・ヒューマックス共同
劇場公開日:2003年5月24日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第60回 ゴールデングローブ賞(2003年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ジャック・ニコルソン
最優秀脚本賞 アレクサンダー・ペイン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演女優賞 キャシー・ベイツ
最優秀監督賞 アレクサンダー・ペイン

第55回 カンヌ国際映画祭(2002年)

出品

コンペティション部門
出品作品 アレクサンダー・ペイン
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映画評論

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映画レビュー

4.0立小便

2024年11月17日
iPhoneアプリから投稿

自身に積み重ねた仮面を一枚一枚剥ぎ取っていくようでもある。会社における役割、夫婦としての役割、知人としての役割、親としての役割。最後に残るは小さな自分でしかない。そこに人の誇りを保てるか。自身を許せるか。

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Kj

5.0ジャック・ニコルソンの印象を覆す名作

2024年6月28日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

笑える

幸せ

“怪優”とも表現されるジャック・ニコルソンの多面的な魅力を味わえる作品をひとつ選ぶとすれば、個人的には『恋愛小説家』なのだけど、『シャイニング』とか『ア・フュー・グッドメン』といった作品での怖い演技とは対極の、いい意味で人の“脆さ”“弱々しさ”“情けなさ”といった人間らしさを表現してみせた本作にも、この役者の懐の深さを思い知らされる。淡々とした語り口のなかにアイロニーを込めつつも、単に“老い”を描くにとどまらず、人が人とつながって生きることの尊さをこんな風に描いてみせた演出の素晴らしさも相まって、とても観ごたえのある作品になっている。全てのシーンが、涙と幸せのラストシーンに収斂する作りは秀逸だ。

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1.0手前ェの人生ェ、手前ェで咲かせろ

2024年1月31日
PCから投稿

【手前ェの人生ェ、手前ェで咲かせろ】
この映画と握手して泣きたかったけど、泣けなかった。
ヒマつぶしに他人の人生に絡んでくる無能なオッサンが、心底キモいと感じるから。
シュミットさん可哀想だし、淋しさはわかるけど、だったら趣味を始めるなり茶飲み友達つくるなりしなよ、と思って、ひどくイライラした。

・・・観るタイミングを間違えたな。
もすこし年齢を重ねて観たら、はまるかも。
心に引っ掛けておいて、頃合いを見てもう一度観てみよう。
結婚式のスピーチと、帰路のトホホ感は好き。

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雨丘もびり

2.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

娘にも妻にも去られた孤独な男が、養子にしたアフリカの子供に救われる話。

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