昼下りの情事

劇場公開日:

解説・あらすじ

 パリを舞台にしたロマンチックコメディ。音楽院でチェロの勉強をしているアリアーヌは、私立探偵である父親の仕事に興味津々。素行調査に登場する億万長者のプレイボーイ、フラナガンの存在が気になってしょうがない。一計を案じ、彼との出会いに成功するが、数々の男を手玉に取った遊び人を装ってしまう。2度目のワイルダー作品となるオードリー・ヘプバーンが、背伸びした純情な娘を好演。フラガナン役は当初、ケイリー・グラントが打診されていた。

1957年製作/134分/G/アメリカ
原題または英題:Love in the Afternoon
劇場公開日:1957年8月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第15回 ゴールデングローブ賞(1958年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) モーリス・シュバリエ
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) オードリー・ヘプバーン
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映画レビュー

4.0オードリーはやっぱり可愛い。

2025年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ローマの休日の方が好きですが、背伸びする女子役も小悪魔的で面白い。

録音機のピカピカ光るライト
お風呂のOverflow
レトロな電話
優雅な演奏会ホールにRITZホテル
ルームサービス

celebな人々の日常を見せてもらいました。

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jiemom

3.0ラストのための映画。

2025年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、その他

笑える

幸せ

カワイイ

ロマンティック・コメディ。小学生~高校生くらいまでの、少女漫画の世界。
 なんでこういう邦題?
 当時はこの方が客入りが良かったのかな?今では、この邦題で敬遠する人もいるだろう。私もその一人だった。オードリーさんでこの邦題?オードリーさんのイメージと違うけれど、新境地を開くつもりの映画なのかな?と。

鑑賞中は、オードリーさんを売り出すために(一発屋ではなく、人気や映画界における価値を不動のものにするために)、大物人気俳優と組んで『ローマの休日』『麗しのサブリナ』の二(三)匹目の泥鰌を狙ったのかと思ってしまった。
 それぞれの映画の粗筋や、オードリーさんの役どころはまったく違うけれど。

正直、筋だけ追えば、90分くらいにまとめて欲しかった。
 スキャンダル多き富豪と、初恋もまだの、恋に恋する乙女の駆け引き。乙女の、富豪の気をひく方法がかわいくもくすくす笑える。それに対する富豪の反応も笑える。よい年をした大人が振り回される様。余裕を見せながらも、思っていた反応と違う反応を返された時の表情が見事。だが、似たようなシーンが繰り返されるので、ちょっと飽きてしまう。

とはいえ、掛け合いが秀逸。
 警察の言葉を繰り返し、知的なウィットに仕立て上げるとか。警察の言葉を知らない富豪は、その観点を面白がる。やり手の経営者に対して、具体的な数字を出してというところが気に入ったのかな?他にも、富豪の質問へのはぐらかし方とか。映画の中で出てくる元ネタを知らなければ、知的な女に見える。否、あの場で、とっさにあの言葉だから、頭の回転は速い。
 愛溢れる父と娘の会話は心が温まる。

そんな筋に挟まれるエピソードも面白い。
 富豪と楽団の関係。ワゴン。サウナ。”END”の文字に掛かる楽団の面々。
 コメディにはつきものの、繰り返しの間。ルームサービス。隣の部屋の飼い犬。勿論、楽団。

鍵のかかっているはずの金庫。見事なすれ違い。…。くすくす笑える。

映像も見事。
 鏡に映る姿。鏡化した窓に映る姿。…。

なんだかんだ、いつの間にか、見続けてしまう。

そして、そんな綱渡りの恋は…。

2度目の別れ。
 同じように富豪に対して強がる娘。でも、その表情は…。改めて、オードリーさんの演技力の高さを堪能しながら、いつの間にか共感してしまう。
 そんな娘を見守る富豪の逡巡。
 ラスト、二人を見守る父の姿。楽団。
ああ、このシーンを見るための映画だったかと目が開かれる。

最後のテロップは、ヨーロッパ版にはなく、USA版に後から付けたものと、解説者から聞く。白黒はっきりさせないと気が済まないUSA。そんな国民性も面白い。

(原作未読。他国で映画化された作品はすべて未鑑賞)

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とみいじょん

4.5楽しくてウルっときてしまう

2025年3月26日
PCから投稿

コメディの中に込めた
愛への強い思い

私立探偵のひとり娘が
父親に内緒で単独調査へ
なんだかんだと進む中
恋に落ち感情を爆発させ
ラストに至るというもの

チャーミングなオードリー
それを最大限に生かす音楽

彼女の表情の変化に注目
魅力あふれる名作です。

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星組

5.0説明不要の傑作

2024年5月7日
PCから投稿

先生の全盛期の要するにトレンディードラマです。女たらし中年男のゆるーい話ですが、ヘップ・クーパー両輩を配して軽妙且つ格調高く仕上がっています。
お父さんはフランス喜劇の名優ですが、映画全体を締めてますね。

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越後屋