全米映画ランキング : 2018年3月23日~2018年3月25日

全米映画ランキング:2018年3月26日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2018年3月23日~2018年3月25日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 パシフィック・リム アップライジング 1 28,005,000 28,005,000
2 1 ブラックパンサー

Black Panther
「ブラックパンサー」

Walt Disney
(ディズニー)

6 16,658,000 630,916,236
3 3 アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌

I Can Only Imagine
「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」

Roadside Attractions
(EASTWORLD ENTERTAINMENT、カルチャヴィル)

2 13,837,495 38,316,986
4 名探偵シャーロック・ノームズ 1 10,600,000 10,600,000
5 2 トゥームレイダー ファースト・ミッション

Tomb Raider
「トゥームレイダー ファースト・ミッション」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 10,430,000 41,748,108
6 4 リンクル・イン・タイム 3 8,044,000 73,886,607
7 5 Love, サイモン 17歳の告白 2 7,800,000 23,695,601
8 パウロ 愛と赦しの物語

Paul, Apostle of Christ
「パウロ 愛と赦しの物語」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 5,000,000 5,000,000
9 6 ゲーム・ナイト 5 4,160,000 60,813,535
10 ミッドナイト・サン タイヨウのうた 1 4,121,000 4,121,000

「パシフィック・リム」続編がV 「ブラックパンサー」は北米歴代5位に

先週末の全米ボックスオフィスは、大ヒットSFアクション大作「パシフィック・リム」の続編「パシフィック・リム アップライジング」が約2800万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

13年夏に公開された前作のOP興収約3700万ドルには及ばなかったが、春公開作としては及第点のスタートとなった。出演はジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、新田真剣佑、ジン・ティエンに、前作も出演した菊地凛子、チャーリー・デイほか。ギレルモ・デル・トロ監督の代わりにメガホンをとったのはTVシリーズの「デアデビル」や「スパルタカス」で知られるスティーブン・S・デナイト。

5週連続の首位からついに陥落した「ブラックパンサー」は約1700万ドルの興収で2位に。累計は約6億3100万ドルを記録し、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」「アベンジャーズ」を抜き、全米歴代5位に浮上。歴代2位の「アバター」(09、10年/約7億6000万ドル)超えは無理だとしても、4位「ジュラシック・ワールド」(15年/約6億5200万ドル)、3位「タイタニック」(97、12、17年/約6億5900万ドル)を上回り3位になるのはほぼ確実となった。

約1000万ドルのOP興収で4位デビューとなったのは、人間の恋愛模様を妖精ノームに置き換えて描いたCGアニメ「Gnomeo & Juliet(ノミオとジュリエット)」(2011年)の続編「Sherlock Gnomes」。今回は、消えた庭の装飾品の謎をめぐり、ノミオとジュリエットが名探偵シャーロック・ノームズを雇うストーリー。声の出演にジョニー・デップ、ジェームズ・マカボイ、エミリー・ブラント、キウェテル・イジョフォー、メアリー・J・ブライジなどビッグネームを揃えたが、大ヒットスタートとはならなかった。

その他8位には、イースター合わせで公開された、ジム・カビーゼル主演の聖書題材の歴史ドラマ「Paul, Apostle of Christ」、10位には06年公開の日本映画「タイヨウのうた」をハリウッドリメイクした「ミッドナイト・サン タイヨウのうた」がランクインした。

今週末は、スティーブン・スピルバーグ監督が全米ベストセラー小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアドベンチャー大作「レディ・プレイヤー1」などが公開となる。

2018年3月26日更新 藤井竜太朗

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