ミシェル・ゴンドリー

フランス・ベルサイユで生まれ育ち、ポップミュージックに傾倒する。80年代にパリの美術学校に進学し、そこで出会った友人たちとバンド「Oui-Oui（ウィ・ウィ）」を結成しドラムを担当。自身が制作したPVが歌手ビョークの目に留まり、彼女やほかのアーティストのPV、有名企業のCMで成功を収める。ニューヨークでスパイク・ジョーンズとチャーリー・カウフマンに出会い、「ヒューマンネイチュア」（01／ジョーンズ製作、カウフマン脚本）で映画監督デビューを果たし、続く監督作「エターナル・サンシャイン」（04）でカウフマンと共同でアカデミー脚本賞を受賞する。独特の作風と手作りへの執着が発揮された「恋愛睡眠のすすめ」（06）や「僕らのミライへ逆回転」（08）から一転、「グリーン・ホーネット」（11）ではビッグ・バジェットの3Dアクションに挑んだ。