ピーター・ファレリー
米コロンビア大学卒業。弟のボビー・ファレリーとともにファレリー兄弟としてコメディ映画を監督する。初メガホンは「ジム・キャリーはMr.ダマー」(94)で、以降、「メリーに首ったけ」(98)や「愛しのローズマリー」(01)などのラブコメを大ヒットさせた。その後も「ふたりにクギづけ」(03)や「2番目のキス」(05)などを監督し、豪華キャストのオムニバスコメディ「ムービー43」(13)では発案・監督を務めた。「ジム・キャリーはMr.ダマー」の20年ぶりの続編「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」(14)でお下劣、おバカ映画の健在ぶりを披露。一転、単独で監督を務めたヒューマンドラマ「グリーン・ブック(原題)」(18)では、人種差別が残る1960年代の米南部で黒人ジャズピアニストと白人運転手の2人が繰り広げる旅を描き、第41回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞などを受賞した。