HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ

平成レトロ感あふれる青春ものを大いに期待して鑑賞。
これは、予告にあった「人生を変えたきらめきの瞬間」とか「クールで危険なひと夏の経験」とか「忘れられない夏がくる」なんてレベルの話ではないわ(汗)
前半は確かに男の子のギラギラ感や女の子のキラキラ感が多少上滑りしながらも全開に描かれていて熱気ムンムンだったが、中盤以降は中途半端なクライムものって印象に変わってしまっている。ほとんど実話とのことだが、設定にも無理を感じてしまう。
もっとどちらかに寄せるべきなのか、これはこれで全てを網羅していると思うべきなのか…。
いずれもしても個人的には期待通りとは言い難い作品だったかな。「90年代初頭」「サマー」「ビーチ」の青春ワードで勝手に期待し過ぎたか。

犯罪寄りのグローイングアップもの笑。商売も恋愛もそんなにうまくいくわけねえだろ、って話ですが「男の子の夢」みたいな映画なのでOK。そこそこおしゃれなシーンがあって、当時の音楽もハマってました。T2の封切とか巨大ハリケーンとか時事ネタも面白かった。

をもとに作ってあるので、エンターテイメント性がそんなに期待できない。

配役は完璧。
演技もうまい。

ただ、どうしても実話なので、ストーリーの中でそこに至る感情や考えが読めないときがあって、没入して見ていても、見てる方が我にかえってしまう。

ストーリーは。
夏の遊びで、退屈しのぎに参加させてもらったドラッグの密売。
同時に、好きな娘ができるがドラッグ仲間の妹で言い出せない。急にお金持ちになって、好きな娘とこっそり逢うようになって。
ドラッグの仕入れ先がとても怖いし、ドラッグ仲間も妹と付き合ってるのがばれてキレたら何するかわからないし。そんな夏休み。

その辺のエンターテイメントのような、甘酸っぱいサマータイムではなく、取り返しのつかないサマー。

シャラメの演技が上手いことが自分の中で確定したので、これからシャラメ祭りでシャラメ作品ばかり見てみようかと思う。

超新星だからねー

中身はびっくりする位ありません。
映像の作り方も既視感があり、全く目新しさもありません。
それでも退屈かというとそうでもなく、登場人物達がとても魅力的に映って最後まで飽きませんでした。

映画って不思議だなー。

いやでも、これを映画館で観てたら感想また違ってたかも。