ピーター・ストーメア
スウェーデン出身。スウェーデン王立劇場で11年間演技のキャリアを積み、イングマール・ベルイマン監督に見いだされて「ファニーとアレクサンデル」(82)で映画デビューを果たす。1990年には東京グローブ座の舞台監督に就任し、「ハムレット」などのシェイクスピア劇を演出。ロバート・デ・ニーロ主演作「レナードの朝」(90)でアメリカ映画に進出し、93年にはニューヨークに拠点を移す。コーエン兄弟監督の話題作「ファーゴ」(96)では無口で凶暴なチンピラのゲア役を演じ、以降は「アルマゲドン」(98)、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)、「マイノリティ・リポート」(02)、「ブラザーズ・グリム」(05)などで個性派のバイプレイヤーとして活躍する。「コンスタンティン」(05)のキアヌ・リーブスとは「ジョン・ウィック チャプター2」(17)でも共演した。日本人の妻とロサンゼルスに暮らし、アメリカとスウェーデンを股にかけて活躍している。