ハワード・ショア
カナダのトロント出身。8歳の頃から音楽教育を受け、米ボストンのバークリー音楽大学に進学して現代音楽を学ぶ。舞台の楽曲制作で経験を積み、カナダ映画「I Miss You, Hugs and Kisses」(78)で映画音楽を初制作。「ザ・ブルード 怒りのメタファー」(79)、「アフター・アワーズ」(85)、「ビッグ」(88)などを手がけた後、「羊たちの沈黙」(91)の楽曲で高い評価を得る。
以降、映画音楽作曲家を代表するひとりとして活躍し、「ミセス・ダウト」(93)や「セブン」(95)などの音楽を担当。ピーター・ジャクソン監督によるファンタジー大作「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の音楽を手がけ、第1部「ロード・オブ・ザ・リング」(01)と完結編「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(03)でアカデミー作曲賞を受賞。後者ではゴールデングローブ賞最優秀作曲賞も受賞した。
マーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)の音楽を担当し、同監督作「アビエイター」(04)で2度目のゴールデングローブ賞を受賞。その後も「エクリプス トワイライト・サーガ」(10)、「ホビット 思いがけない冒険」(12)など、数多くの映画音楽を手がけている。