永瀬正敏
17歳の時、相米慎二監督「ションベン・ライダー」(83)でデビューし、ジム・ジャームッシュ監督「ミステリー・トレイン」(89)で注目を浴びる。映画を中心に活動し、「息子」(91)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞と新人俳優賞を受賞。その後、TVドラマにもなった「私立探偵濱マイク」シリーズの第1弾「我が人生最悪の時」(93)で主演を務めたほか、「学校II」(96)、「誘拐」(97)などに出演。河瀬直美監督の「あん」(15)、7年ぶりにジャームッシュ組に参加した「パターソン」(16)、再び河瀬監督とタッグを組んだ「光」(17)がそれぞれカンヌ国際映画祭に出品され、日本人俳優として初めて出演作が3年連続でカンヌ出品となった。そのほかの映画出演作に「隠し剣 鬼の爪」(04)、「KANO 1931海の向こうの甲子園」(14)など。私生活では女優の小泉今日子と1995年に結婚、04年に離婚。「毎日かあさん」(11)で小泉と夫婦役で共演し、話題になった。