あん

劇場公開日:

解説

「萌の朱雀」で史上最年少でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞、「殯の森」ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督が、2014年に旭日小綬章を受章した名女優・樹木希林を主演に迎え、ドリアン助川の同名小説の映画化。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として日々を過ごしていた千太郎。ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさが評判を呼んで店は繁盛していく。しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が遠のいてしまい、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる。おとなしく店を去った徳江だったが、彼女のことが気にかかる千太郎は、徳江と心を通わせていた近所の女子中学生ワカナとともに、徳江の足跡をたどる。千太郎役に永瀬正敏、ワカナ役には樹木の孫娘である内田伽羅が扮した。

2015年製作/113分/G/日本・フランス・ドイツ合作
配給:エレファントハウス
劇場公開日:2015年5月30日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第39回 日本アカデミー賞(2016年)

ノミネート

優秀主演女優賞 樹木希林

第68回 カンヌ国際映画祭(2015年)

出品

ある視点部門
出品作品 河瀬直美
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(C)2015映画「あん」製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/ZDF-ARTE

映画レビュー

4.5原作が素晴らしいのね。

2024年2月4日
PCから投稿

冒頭から楽しくて仕方なかった(^^)。
さくらの木を揺らす、風の音がうつくしい。
炊き立ての小豆の色、ほふほふ立ち上る湯気がうれしい。
世界を聴くことで、観ることで、よろこぶことで、
(たとえ何者になれなくても)生まれてきた意味を実感する人物たちが愛おしい。

雑な作業を嗜められたてんちょさんが「・・・すぃませ」って謝る。
「なんで謝るのォ?(^^)」と不思議そうに微笑む徳江さん。
ここ、すごくない?
日が経つほどに連携が巧くなる二人、嬉しくて涙が出る。

元ハンセン病患者が登場する物語だけど、
説教臭くないお話しなので耳が痛くならないところも好き。

映画を楽しく観る、という体験が、
「何かを見たり聞いたりする歓びにこそ、生きる意味がある」
というメッセージになって観客にやさしく寄せられる。
何か成し遂げなければ、と焦燥感にかられる日常から離れ、
前向きに生きる基点に立ち返ることができる一作。

徳江さんのもとを二回訪れるのがダレたのと、ラストシーンは泣かせ方が少々合わなかったのでマイナス0.2。綻びが惜しくも・・・あばたもえくぼ?音と色が大切な映画なのでBlu-ray購入。

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雨丘もびり

4.0「店長さん、お世話になりました、楽しかったです」 「店長さん、私は...

2024年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

「店長さん、お世話になりました、楽しかったです」
「店長さん、私は大丈夫よ」
この映画の全てがこのシーンに詰まってる
徳江さんの感謝、気遣い、優しさ、思いやり、寂しさ
千太郎のやるせなさ、ふがいなさ、感謝、寂しさ、己の無力さ
このシーンを観るためだけにこの映画を観る価値は十分ある3回見直して3回泣いた
樹木希林さんのこれは演技じゃない自然すぎる
監督がいいのか原作がいいのか樹木さんがいいのか分からないけどすごい
久しぶりに当たりだった観て良かった

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コルチゾるくん

3.0悲しい病気

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

5.0移りゆく季節のなか、忘れえぬ人がいた慕情

2023年4月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ハンセン病と言う重い題材でしたが、日々の生活のなかで当たり前にあることが
幸せであることに気付かされました。
徳江さんが若い時代に病で隔離されたときとどら焼き屋の店にいた中学生のワカナさんが
同じ眼、悲しい瞳でいたこと。
どら焼き屋の千太郎さんを自分の息子のように思っていたこと。
自然の草木や生き物に言霊があるように
言葉を語っていたこと。
虫の知らせがあったように、千太郎さんとワカナさんが施設に駆け付けたこと。
徳江さんが遺していった大事なものがそこにありました。
どら焼きのあんを美味しく食べられる小さな幸せを感じることが出来ました。
徳江さんが懸命に生きたように、桜の木が
しっかりと地面に根付いて花びらが舞っていました。

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美紅