ティム・ロス
英ロンドン出身。ロンドン芸術大学で彫刻を学び、後に演技の道に進む。1984年にスクリーンデビューし、「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(90)の演技で高い評価を獲得。その後は米ロサンゼルスに拠点を移す。クエンティン・タランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」(92)で注目を浴び、続く「パルプ・フィクション」(94)にも出演してハリウッドでの地位を確立。「ロブ・ロイ ロマンに生きた男」(95)でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、「素肌の涙」(99)では監督に挑戦した。主演作「海の上のピアニスト」(98)をはじめ、「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(01)、「インクレディブル・ハルク」(08)、TVシリーズ「ライ・トゥー・ミー 嘘は真実を語る」(09~11)などで活躍。近年の出演作に製作総指揮も務めた「或る終焉」(15)、ミア・ハンセン=ラブ監督の「ベルイマン島にて」(ともに21)などがある。