ジョン・ランディス

米イリノイ州シカゴに生まれ、ロサンゼルスで育つ。高校退学後、20世紀フォックス映画（現・20世紀スタジオ）の雑用係を経て、映画「戦略大作戦」（70）の制作アシスタントとして18歳でユーゴスラビアに渡り、欧州に留まってマカロニウエスタン作品で俳優やスタントマンの経験を積む。

帰国後、長編監督第1作「シュロック」（73）で脚本・出演も兼ね、第2作「ケンタッキー・フライド・ムービー」（77）に続く「アニマル・ハウス」（78）で国際的な知名度を獲得。以降、傑作コメディ「ブルース・ブラザース」（80）をはじめ、「狼男アメリカン」（81）、「トワイライトゾーン 超次元の体験」（82）、「大逆転」（83）、「星の王子ニューヨークへ行く」（88）などのコメディ映画を次々に世に送り出す。

83年にはマイケル・ジャクソンの名曲「スリラー」のMVを手がけて話題をさらい、数々の賞を受賞。91年には「Black or White」でもマイケルとタッグを組んだ。85年、フランスの芸術文化勲章シュバリエを受勲。 TVドラマの監督やプロデュースも多数手がけている。