ジェームズ・グレイ
米ニューヨークのクイーンズ出身。南カリフォルニア大学の映画芸術学部で映画製作を学ぶ。25歳のときに発表した長編監督デビュー作「リトル・オデッサ」(94)で、アメリカの夢と現実の合間でもがく人々の姿を描き、ベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞。その後も同様のテーマで制作を続け、長編第2作「裏切り者」(00)をはじめ、「アンダーカヴァー」(07)、「トゥー・ラバーズ」(08)、「エヴァの告白」(13)の4作が続けてカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。「ロスト・シティZ 失われた黄金都市」(16)を含め、すべての監督作で脚本も兼ねる。ブラッド・ピットが製作・主演を務めるスペースアドベンチャー映画「アド・アストラ」(19)でメガホンをとる。