シャーロット・ランプリング
英エセックス州スターマー出身。父のゴドフリー・ランプリングは陸上競技(4×400mリレー)の金メダリストで、北大西洋条約機構 (NATO) の高官として活躍した人物。モデルとしてキャリアをスタートさせ、1965年の「ナック」で映画デビュー。「ジョージー・ガール」(66)で脚光を浴び、ルキノ・ビスコンティ監督「地獄に堕ちた勇者ども」(69)を経て、デカダンスな魅力を発揮した「愛の嵐」(74)で広く知られる。その後も、「さらば愛しき女よ」(75)、「スターダスト・メモリー」(80)、「評決」(82)などに出演し、大島渚監督の「マックス、モン・アムール」(86)では主演を務めた。フランス語に堪能なことからフランス映画への出演も多く、「トレンチコートの女」(85)や、「スイミングプール」(08)をはじめとしたフランソワ・オゾン監督作で活躍する。15年の「さざなみ」でベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)に輝き、アカデミー主演女優賞にノミネートされた。00年、大英帝国勲章OBEを受章。