愛の嵐

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愛の嵐
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解説

ナチズムに翻弄された男女の愛憎を通して、ナチズムとは何だったかを描く。製作はジョゼフ・E・レヴィン、製作はロバート・ゴードン・エドワーズ、監督は日本初登場の女性監督リリアーナ・カヴァーニ、脚本はカヴァーニとイタロ・モスカーティ、撮影はアルフィオ・コンティーニ、音楽構成はダニエーレ・パリスが各々担当。出演はダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエレ・フェルゼッティ、イザ・ミランダ、アメディオ・アモディオ、マリノ・マーゼなど。

1973年製作/118分/イタリア
原題:The Night Porter
配給:日本ヘラルド映画

ストーリー

1957年、冬のウィーン。マックス(ダーク・ボガード)は、オペル・ホテルという二流のホテルのフロント係として、人眼をはばかるように暮していた。ホテルは旅行客中心だが、永く住んでいる客も何人かいた。没落貴族のスタイン伯爵夫人(イザ・ミランダ)、マックスの旧友のベルト(アメディ・アモディオ)だった。マックスは二十年前、ゲットーの責任者として権力をふるうナチスの輝ける親衛隊員であり、ベルトは当時の同僚、スタイン夫人は愛人だった。ある日、そんなマックスの生活を根底からゆさぶる人物が現われた。今は若手指揮者アザートン(マリノ・マッセ)の夫人になっているルチア(シャーロット・ランプリング)だ。二十年前、ユダヤ人の美女少だったルチアは、ゲットーに入るとすぐその美貌をマックスに眼をつけられ、彼の倒錯した性の愛玩物になった。ルチアは、思いもかけない運命のいたずらに驚いて、夫のアザートンをうながして即座にウィーンを去ろうとする。しかしアザートンはルチアを残して単身フランクフルトヘ飛び立ってしまった。一人になったルチアに向かってマックスは「何でここに来たんだ」と殴りつける。悲鳴をあげて逃げようとするルチア。激しくもみあううちにいつの間にか二人は熱い息をはきながら動物のように抱き合っていた。二十年の空白はあっという間に消え、二人はゲットー時代の倒錯した快楽の淵でのたうっていた。それから数日後、オペル・ホテルの一室では、秘密めいた会議がマックスを交えて開かれていた。クラウス(P・ルロワ)、ハンス(ガブリエレ・フェルゼッティ)、ベルトなどで、彼らはもと親衛隊員であり、自分たちの悪行を証言するいかなる人間をも消し去り、かろうじて戦後を生き抜いてきた。新たな証人としてルチアが浮かびあがり、彼女を消すための会議だったのだ。そのためマックスはルチアを自分のアパートにかくまい、仕事もやめて倒錯した愛に溺れていた。それは出口のない牢獄だった。地上からつねに見張られ、食料を買いに行くことさえ出来なかった。電気も消され、飢え、歪んだ愛と憎悪と哀れみをぶつけながらの悲惨な幾日かが過ぎた。真夜中、マックスは二十年ぶりにナチスの制服をとり出して身につけた。一方、ルチアも収容所時代に着用していた服と同じようなワンピースをつける。二人が車に乗り込むと、尾行車も動きだす。車がドナウの橋にさしかかると、二人は車を棄て、橋を歩き始めた。そのとき、銃声が二発轟き、二人はくずれるように倒れた。

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映画レビュー

2.5ストックホルム症候群?戦争、強制収容所などの体験でカラダに染み着い...

2021年3月21日
Androidアプリから投稿

ストックホルム症候群?戦争、強制収容所などの体験でカラダに染み着いてしまったのか。デカダンスとはこういうものって感じの映画でした

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となりの人

3.5女性監督の感性と厳しさが描く、ナチズムの亡霊

Gustavさん
2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

女性監督リリアーナ・カバーニの粘着力のある愛欲描写が話題になった戦後ヨーロッパが引き摺るナチズムの亡霊。ダーク・ボガードが「ベニスに死す」に迫る名演を見せる。シャーロット・ランプリングの大胆な肉体表現は「さらば美しき人」から更に進化して、女優魂と演技力を兼ね備えた女優として存在する。このような倒錯した愛のドラマを観ると、「ラストタンゴ・イン・パリ」の影響が大きいと思うが、演出の厳しさの点では遥かに上回る。ただ、ラストのふたりの決着の仕方が奇麗事に見えるのだが。愛に殉死する姿を映画的な見世物にした点で評価は少し下げる。

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Gustav

4.5印象的な映画

モビさん
2020年4月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

 以前に観た事があり、久しぶりにまた手に取った。10代の少女から30代の人妻を演じ全く違和感のないシャーロット・ランブリングがすごい。
強制収容所で出会った二人が再会して禁断の
愛欲に溺れ込む。二人には周囲は見えない。
もう後戻りできない。
 印象に残る映画です。またいろいろシャーロット・ランブリングの映画を観たくなりました。

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モビ

4.0ダーク・ボガート名演!

2019年5月18日
Androidアプリから投稿

知的

難しい

戦争の恐ろしさをSEXを通して描いた映画と言えるが、高校生に何よりも「SEXとは恐ろしいもの」というトラウマを与えた映画。

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もーさん
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