崔洋一
49年7月6日、長野県に在日コリアン2世として生まれる。東京朝鮮中高級学校を卒業後、照明助手として映画界へ。大島渚監督や村川透監督の下で助監督を務めた後、81年にテレビ映画「プロハンター」で監督デビュー。映画初監督作「十階のモスキート」はベネチア国際映画祭に出品された。在日外国人を題材にした「月はどっちに出ている」で数々の映画賞を獲得して大きな注目を集める。96年には韓国の延世大学に留学。帰国後に監督活動を再開し、ビートたけしを主演に迎えた「血と骨」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞するなど、ヒット作を続々と世に送り出している。06年にはアクション映画「ス」で韓国進出を果たした。