ケイシー・アフレック
兄は俳優で映画監督のベン・アフレック。1988年にTVドラマで俳優デビューし、ガス・バン・サント監督の「誘う女」(95)で映画に初出演。その後「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)や「オーシャンズ」シリーズ(01~07)などに出演する。07年は、ブラッド・ピット主演「ジェシー・ジェームズの暗殺」でアカデミー助演男優賞に初ノミネートされ、実兄ベンの監督デビュー作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(日本劇場未公開)で主演を務めるなど躍進の年となった。元妻で女優のサマー・フェニックスの兄ホアキン・フェニックスとは、「ホアキンが俳優を引退しラッパーへ転向する」というドッキリ企画を決行。そのてん末を収めたドキュメンタリー映画「容疑者、ホアキン・フェニックス」(10)で監督デビューを果たした。その後、主演作「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(16)では家族の悲劇をきっかけに心を閉ざした主人公を熱演し、アカデミー主演男優賞を受賞した。