ウド・キア
ドイツ、ケルン出身。英語を学ぶために渡ったロンドンでマイケル・サーン監督に見いだされ、同監督の短編「Road To Saint Tropez」(66)で俳優デビュー。「残酷!女刑罰史」(70)、「悪魔のはらわた」(73)、「サスペリア」(77)などの話題作に出演する。
90年代以降はガス・バン・サント監督作「マイ・プライベート・アイダホ」(91)やジム・キャリー主演作「エース・ベンチュラ」(94)、大ヒット作「アルマゲドン」(98)など多数のアメリカ映画でも脇を固める。また「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)をはじめ、ラース・フォン・トリアー監督のほぼ全作への出演でも知られる。
近年は、ガス・バン・サント監督の「ドント・ウォーリー」(18)やカンヌ国際映画祭の審査員賞受賞作「バクラウ 地図から消された村」、ベネチア国際映画祭ユニセフ賞受賞作「異端の鳥」(ともに19)、強烈な個性を放つ主人公を演じたロードムービー「スワンソング」(21)などで活躍している。