お隣さんはヒトラー?

劇場公開日:

解説

アドルフ・ヒトラーの南米逃亡説をモチーフに、ホロコーストを生き延びた老人の隣家にヒトラーそっくりな男が越してきたことから起こる騒動を描いたドラマ。

1960年、南米コロンビア。ホロコーストで家族を失いながらも1人生き延びた男ポルスキーは、町はずれの一軒家で穏やかな日々を過ごしていた。そんな彼の隣家に、15年前に56歳で死んだはずのヒトラーに酷似したドイツ人ヘルツォークが引っ越してくる。ユダヤ人団体に隣人がヒトラーだと訴えるも信じてもらえず、自らの手で証拠をつかもうとするポルスキーだったが、いつしか互いの家を行き来するようになり、チェスを指したり肖像画を描いてもらったりと交流を深めていく。そんなある日、ポルスキーはヘルツォークがヒトラーだと確信する場面を目撃する。

隣人をヒトラーと疑うポルスキーをテレビドラマ「ロンドン警視庁犯罪ファイル」のデビッド・ヘイマン、ヒトラーだと疑われるヘルツォークを「スワンソング」のウド・キアが演じ、これが長編第2作となるレオン・プルドフスキー監督がメガホンをとった。

2022年製作/96分/G/イスラエル・ポーランド合作
原題:My Neighbor Adolf
配給:STAR CHANNEL MOVIES
劇場公開日:2024年7月26日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

特集

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13

(C)2022 All rights resrved to 2-Team Productions (2004) Ltd and Film Produkcja

映画レビュー

4.0小作ながらも二人の関係性の行方に引き込まれる

2024年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

本作では戦時中に起こった出来事がいっさい描かれない。すなわち、オープニングではまだ家族みんなが幸せだった戦前の時代が描かれ、それが開けると、そこは終戦から15年後の南米。その間に主人公の身を襲ったことについてはすぐに想像がつくが、あえて描かないことで彼のとてつもない悲しみが伝わってくるし、この「描かない」という点ではお隣さんも同じだ。辿ってきた人生は違えども、語らない過去を持つ点では共通している。かくも因縁の過去(?)を抱えた者どうし、またある意味では疑心暗鬼の募る「お隣さんミステリー」のセオリーを踏襲しつつ、さらに全く立場の異なる隣人どうしがいかにして関係性を構築していくべきかという現代的なテーマすら併せ持つ。これは想像していた以上に見応えと巧さを兼ね備えた作品だ。二人の名優を配し、嫌味なく、くどすぎず、点を描くことで全体を想像させる手法が優れている。ちょっとした展開の捻りも気に入った。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
牛津厚信

引っ越して来た隣人アドルフとの交流が始まった。

2024年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサヒロ

3.5人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である

2024年7月26日
Androidアプリから投稿

多少、中弛みする部分もあったけど
面白かった

2人のじいちゃんの表情の演技が素晴らしい

少しビターなコメディ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
龍神

3.5ちょっと面白くて、 切なくて、 奥が深い映画だった

2024年7月26日
iPhoneアプリから投稿

ちょっと面白くて、

切なくて、

奥が深い映画だった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
jung