スワンソング 劇場公開日:2022年8月26日
解説 引退したヘアメイクドレッサーが亡き親友に最後のメイクを施すための旅を、実在の人物をモデルに描いたロードムービー。 かつてヘアメイクドレッサーとして活躍した「ミスター・パット」ことパトリック・ピッツェンバーガー。ゲイとして生きてきた彼は、最愛のパートナーであるデビッドを早くにエイズで亡くし、現在は老人ホームでひっそりと暮らしている。そんなパットのもとに、思わぬ依頼が届く。それは元顧客で親友でもあったリタの遺言で、彼女に死化粧を施してほしいというものだった。リタのもとへ向かう旅の中で、すっかり忘れていた仕事への情熱や、わだかまりを残したまま他界したリタへの複雑な感情、そして自身の過去と現在についてなど、様々な思いを巡らせるパットだったが……。 「バクラウ 地図から消された村」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」などの名優ウド・キアが主演を務め、主人公パットを強烈な個性で熱演した。2021年・第34回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門では「スワン・ソング」のタイトルで上映。
2021年製作/105分/G/アメリカ 原題:Swan Song 配給:カルチュア ・ パブリッシャーズ
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2022年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
A German hairdresser who's earned the respect of a rural midwest American town embarks on a cross-village journey to beautify the corpse of a long-lost faithful customer. It's a humorous design constructed on the reflection of American community, and to some degree an exploration on the homosexual culture that was hidden until recent years. The actors' indie presence shine line like major stars.
かつては人気を博していたゲイのカリスマ美容師が、長年の顧客であり親友の死化粧をすべく旅するお話。 すっかり歳をとって、老人ホームで退屈な毎日を過ごしていたパット。ある時弁護士から、かつての長年の顧客であり親友のリタが死化粧をパットにして欲しいと言い遺したことを伝えられる。 もう何年もブランクがあるのと、リタとの確執の戸惑いから1度は断るが、リタの家に行く旅は始まる。 ショーの幕開けのキラキラした登場の仕方だったり、老人ホームで車椅子の女性に咥え煙草でヘアセットを施したり、おじいちゃんなんだけど、カリスマ性がキラリ☆ 旅の間はいろんな人との出会いで帽子や服をゲットしたりして、だんだん感を取り戻していく感じがワクワクする。 いろんな確執があったかもだけど、リタの死化粧を完璧に仕上げるのはパットしかいない。あれは素晴らしかった。そしてこれが最後の仕事だと、そっと棺桶にシザーを忍ばせる。 そしてパットも逝くのか。 泣けた。泣けたのは最後までパットがキラキラしてて素晴らしかったから。
2023年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
中々、死化粧に辿り着かないと思ったら、主人公のゲイの人生物語だった。裕福から貧乏へ。それでもらしく生きるをコミカルに描かれていてとても面白かった。
全体的に、回想シーンもあるからか間伸び感はあるけど。 老い先短い今、かつての親友の「死化粧」をするために戻る。 すんなり進まないところが、もどかしくて身を乗り出す。 街の名物男、戻ってももう人も何もない中。 「ああ、あの箱それが入ってたのね」とびっくり。 年老いてもその職人スピリッツが、健在。 主役の俳優さんが、実にセクシーでした。