石井克人
武蔵野美術大学に在学中、客員教授だった小栗康平監督の指導を受ける。91年、東北新社に入社し、翌年CMディレクターとしてデビュー。短編映画「8月の約束」(95)を発表した後、「鮫肌男と桃尻女」(98)で劇場映画監督デビューを果たす。続く「PARTY7」(00)もヒットし、「茶の味」(03)は日本映画で初めてカンヌ国際映画祭監督週間のオープニング作品に選ばれた。その後の監督作に「山のあなた 徳市の恋」(08)、「スマグラー おまえの未来を運べ」(08)などがある。実写にとどまらずアニメーションやアートの分野でも才能を発揮。クエンティン・タランティーノ監督作「キル・ビル」(03)アニメパートのキャラクターデザイン、「REDLINE」(10)の企画・原作・キャラクターデザインなどを担当した。