アン・リー
75年、台湾の国立芸術学校を卒業後にアメリカに渡り、イリノイ大学とニューヨーク大学で映画制作を学ぶ。在学中に製作した作品が数々の賞を受賞、輝かしい成績を収める。監督デビューは91年、台湾・アメリカ合作の「推手」。その後も続けて秀作を発表、00年の「グリーン・デスティニー」でアカデミー外国語映画賞など4部門を受賞、一躍ハリウッドでも大きな注目を集める。03年のハリウッドデビュー作「ハルク」では全米で1億ドルを超えるヒットを記録した。05年の「ブロークバック・マウンテン」でアジア人初のアカデミー監督賞を受賞する。ブッカー賞受賞作を映画化した「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(12)で、2度目のアカデミー監督賞を受賞した。