ウッドストックがやってくる
劇場公開日:2011年1月15日
解説
「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督が、歴史的な音楽の祭典「ウッドストック・フェスティバル」開催までの波乱に満ちた裏舞台を描く青春映画。原作はエリオット・ダイバーによるノンフィクション。人気コメディアンのディミトリ・マーティンが主演を務め、イメルダ・スタウントン、エミール・ハーシュ、リーブ・シュレイバーなど豪華キャストが脇を固める。うだつの上がらない青年エリオットは、別の町で開催予定だった「ウッドストック」が住民の反対によりキャンセルされたことを知り、町おこしのために地元への誘致を働きかける。
2009年製作/121分/R15+/アメリカ
原題:Taking Woodstock
配給:フェイス・トゥ・フェイス
スタッフ・キャスト
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2011年5月3日
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鑑賞方法:映画館
わー最高。
お腹いっぱい。
映画鑑賞後の満足度がかなり高くて、何というか今でも凄い多幸感に包まれてますが…なんか大げさですかねw
いやーマジ満足度が高いんですよね、本当に。
親子関係に始まり親子関係に終わるストーリー運び、過剰な分割画面の妙、アルトマンばり(?)に登場するキャラクター量の多さwドラッグでトリップした世界の映像美w
もうこの二時間に、映画の魅力が濃縮されて全部詰め込まれてる感じ!!…やっぱ大げさかww
全てをゾンザイに扱わず、かといって繊細にも扱わず。大胆に、でも丁寧に描いてくこの69年ウッドストックの三日間!!
ラブ&ピースが彼らの手で伝説と為されたと思うと胸が熱い!!!
全裸で踊り狂い、青姦しまくり、ロックを聴きまくる。
全く!俺達にイマドキの若者とか言える立場じゃないよ!この当時の大人達は!
でも本当、そういった熱気や楽しさが伝わってきて、最高に楽しい二時間でした。
当時のライブ映像も機会があれば観てみたいと思います。
ヒッピー最高!!!!
2011年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
予想通りでした。ドラック&セックス&ヒッピー&反戦(あるいは好戦)、今となってはどうでもいい話、オヤジたちのノスタルジーにたきつけられればそれはそれでよし、やや世代のずれたオヤジ予備軍の僕には「こういう風俗もあったねぇ」ぐらい、さらに下の世代なら「汚たねぇ」でしょうし、さらにさらに下の世代は「けっこう音楽かっこいいね」でしょう、さらにさらにさらに下の世代には「音楽・服装ルーズでイケる」になるのでしょうか。
それはそれで各世代に訴えかけるものあっていいのでしょう。
となれば映画の完成度、僕にはちょっとでした。優等生で画家志望で夢ある青年の、結局のところそこかよっていう決まり手が、浪花節すぎるし、却って田舎っぽくなくて、中途半端な印象を受けました。若い興行主やそのパトロン?女の子が、妙に若者応援団っぽかったのも、全体のトーンを甘くしているみたいな気がしました。
どうでもいいことですが、僕を含めて、元ロッカーみたいなオヤジがずらりずらりの観客席、とっても汚くてダサかったです。
製作者の意図に反して、オヤジたちの、郷愁に名を借りた疎外されているという実存、まざまざと見せつけられた思いです。
2011年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
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音楽愛好家向けの作品、町おこし、村おこしなどヒントになるかもしれないです。これはやや常識的ではないがおもしろい作品である。
2011年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
69年頃の雰囲気はよくでている。
ヒッピーやゲイを毛嫌いする保守的な大人たちを相手に、自由を求めた若者が身の置き場所を探し歩いた時代だった。
流行だったサイケデリックな描写もまずまずだ。
だが、なんの産業も観光もない片田舎に一大イベントを誘致しようという可笑しさへの期待はあまり報われない。
町の大人たちの反感はたいしたこともなく、誘致そのものも殆ど問題なくとんとん拍子で事が運んでしまう。
雰囲気描写ばかりが先行して、肝心のコンサートもその片鱗さえ描かれず、ぜんたいにユルい。
当時の気怠さとユルいは違う。履き違ってもらっては困る。
この作品からは、現実社会と理想の狭間で鬱屈したジレンマにもがく当時の若者のエネルギーが感じられない。
同年代に作られた映画「俺たちに明日はない」「卒業」「イージー・ライダー」「明日に向かって撃て!」「バニシング・ポイント」のなんとパワフルだったことか。
わたしと年齢が2つしか違わない監督に、なぜこのニュアンスが分からないのか、残念だ。
エリオットの父ジェイクと母ソニアを演じたヘンリー・グッドマンとイメルダ・スタウントンはいい味を出している。